心とお腹を満たす極上の物語を召し上がれ。『アンソロジー 料理をつくる人』創元文芸文庫から11月20日に発売!
PR TIMES / 2024年11月20日 15時15分
文芸の最前線で活躍する六名の作家によるアンソロジー
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『料理をつくる人』(創元文芸文庫)
創元文芸文庫のオリジナル・アンソロジー『料理をつくる人』を刊行いたします。
西條奈加、千早茜、深緑野分、秋永真琴、織守きょうや、越谷オサムの六名が料理をつくる人をテーマに短編を寄せました。男子学生がお客様にふるまうおもてなし料理、水族館で出会った白い服の女性が差し出した手作り弁当、夏の午後、小学生がひとりでつくるカレーライス。
色とりどりの六編の物語をご賞味ください。
●西條奈加「向日葵の少女」
お蔦さんのもとに持ち込まれた一枚の絵。孫の望はその秘密を知るお客様を迎えるためにとっておきの料理を準備する
●千早茜「白い食卓」
水族館で出会った女は、「お腹、すいていませんか」と私に声をかけ、弁当を差し出してきた
●深緑野分「メインディッシュを悪魔に」
ニューヨークの料理人がつくる、悪魔を満足させるための至高の料理とは?
●秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」
背伸びして買った憧れの食器に、自分のための手料理を盛りつけたくて
●織守きょうや「対岸の恋」
上京後、姉のために料理をつくってきた俺。その姉の結婚披露宴の日、とある行動に出る……
●越谷オサム「夏のキッチン」
夏の午後、空腹に耐えかねたおれは、ひとりカレーを作る。俊英の爽やかな一編
アンソロジー『料理をつくる人』は11月20日発売です。お楽しみに!
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■書誌情報
アンソロジー 料理をつくる人
判型:文庫判
ページ数:268ページ
ISBN:978-4-488-80314-8
Cコード:C0193
定価:836円(税込)
装画:omiso
装幀:西村弘美
内容紹介:
どんな料理であっても、そこにはつくり手の感情が込められているものです。プロが提供する料理はお客さまを満足させるために、家庭料理は同じ食卓を囲む家族の健康や団らんのために、たとえ自分以外に食べる者のいない簡単なものであったとしても、思いは注ぎこまれているのです。本書では、そんな「料理をつくる人」たちをテーマにした短編を六名の作家にご執筆いただきました。
■著者プロフィール
西條奈加(さいじょう・なか)
1964年北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を、15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を、18年『無暁の鈴』で第1回細谷正充賞を、21年『心淋し川』で第164回直木三十五賞を受賞。他の著書に〈お蔦さんの神楽坂日記〉シリーズや、『善人長屋』『隠居すごろく』『千年鬼』『曲亭の家』『六つの村を越えて髭をなびかせる者』などがある。
千早茜(ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。09年同書で第37回泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞を、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞三十五賞を受賞。著書に『男ともだち』『グリフィスの傷』『雷と走る』、エッセイ集に〈わるい食べもの〉シリーズなどがある。
深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年神奈川県生まれ。2010年、「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞に佳作入選、同作を表題作とした短編集を刊行しデビュー。19年『ベルリンは晴れているか』で第9回Twitter文学賞第1位に選ばれる。他の著書に『戦場のコックたち』『分かれ道ノストラダムス』『この本を盗む者は』『カミサマはそういない』『スタッフロール』『空想の海』がある。
秋永真琴(あきなが・まこと)
北海道生まれ。2009年『眠り王子と幻書の乙女』でデビュー。著書に『眠り王子と妖精の棺』『ワンドオブフォーチュン すべての色を纏う者』などがある。
織守きょうや(おりがみ・きょうや)
1980年ロンドン生まれ。早稲田大学法科大学院修了。2012年『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞してデビュー。15年『記憶屋』で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。著書に『ただし、無音に限り』『夏に祈りを ただし、無音に限り』『花束は毒』『キスに煙』『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』などがある。
越谷オサム(こしがや・おさむ)
1971年東京都生まれ。2004年『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。著書に『陽だまりの彼女』『金曜のバカ』『いとみち』『まれびとパレード』『四角い光の連なりが』『たんぽぽ球場の決戦』などがある。
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