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夏休み×スペイン語×国際協力! 『命のスペイン語レッスン』で待望の「夏休み集中コース」を始めます

PR TIMES / 2024年7月3日 17時45分

10年に及ぶ経済危機で国民の4分の1近くが難民となった国ベネズエラの人たちから学ぼう

途上国・国際協力に特化した非営利メディア「ganas」(運営:NPO法人開発メディア)はこの夏、好評を博してきた「 経済崩壊で生活苦に陥るベネズエラ人から学ぶ『命のスペイン語レッスン』」(12期)の一環として「夏休み集中コース」を開講いたします。マンツーマンでスペイン語を学ぶことが生活難に陥っているベネズエラの人たちを助ける、というのが『命のスペイン語レッスン』のスキーム。「夏休み集中コース」は夏休み(8月、9月、または両方)限定のプログラムです。



[画像: https://prtimes.jp/i/52517/159/resize/d52517-159-0ba927552f24cfe27525-0.jpg ]

スペイン語の「夏休み集中コース」 始めます!

ganasはこの8月と9月に、『命のスペイン語レッスン』(12期=5月8日~10月31日)の一環として「夏休み集中コース」を開講することにいたしました。コンセプトは「夏休み×スペイン語×国際協力」です。

時間がとれる夏休みに集中してスペイン語を学びたい/ラテンアメリカの文化(音楽やお祭りなど)・価値観を知りたい/スペイン語のネイティブであるベネズエラ人とスペイン語で直接やりとりしたい/国民の4分の1近くが難民として国を出たベネズエラのリアルな暮らしぶりを少しでも理解したい/深刻な経済危機が10年以上にわたって続くなかでも頑張って仕事(スペイン語の講師)をするベネズエラ人を応援したい(援助を待っているのではなく)――といった学生&社会人の皆さまに最適です。

レッスンはすべてマンツーマン。ですのでスペイン語の初心者から上級者まで安心して受講していただけます。またレッスンはZoomではなく、「WhatsApp」という世界で最もメジャーな通信アプリ(日本のLINEに相当。使い方はとても簡単です)を使います。このため文字が画面に残るので辞書をその都度引きながら進められるので便利です(会話はボイスメッセージの機能を使います。会話も残るので聞き返せます)。

他人があまりやらないユニークなことを夏休みにやりたい方、日本にいながら海外とかかわりたい方、お気軽にどうぞ。受講者の皆さまが集まる首都圏での楽しいオフ会も予定しています(前回は十数人参加していただきました)。

「夏休み集中コース」は8月、9月限定です。概要は下のとおり。

【期間】

A:8月8~31日(3週間超)
B:9月1~30日(1カ月)
C:8月8日~9月30日(1カ月と3週間超)

*いずれかひとつをお選びください。

【レッスンの回数】

・A、B:15回まで
・C:30回まで

*1回のレッスンは1時間です。2回分のレッスンをつなげて2時間にすることも可能です(枠が空いている場合)。
*レッスンを受講できるのは期間内のみです。

【レッスンの日時と時間】

・レッスンを受ける「曜日」(3つまたは4つ)と「時間」(7~12時、19~25時)をあらかじめ決めていただきます。毎週、同じ曜日と同じ時間(1時間または2時間)に受講してください。時々2回分のレッスンを連続させて2時間に延ばすことも可能です(たとえばレッスンがあるいつもの曜日と時間に用事が入っている場合、次回のレッスンを2回分に増やせます)。

・ご希望の日時が埋まっている場合は臨機応変に対応させていただきます。ご相談ください。お早めのお申し込みが確実です。

・レッスンの日時(曜日と時間)の変更は基本、不可とします。ただしベネズエラ側の事情(停電が頻発しておりますので、通信が途絶えることがあります)でレッスンを受けられなかった場合は振り替えていただきます。その際は次回以降のレッスンの時間を1時間延長する形で対応します。

*詳しいやり方はお申し込みを完了された方へご説明します。

【レッスンの費用】

・A、B:1万7000円
・C:3万円

*ベネズエラへの送金額はAとBは1万円、Cは2万円。残金は経費・税金などとなります。送金額はスペイン語講師と教材制作者への報酬となるほか、一部は現地の子どもたちを対象とするワークショップの開催費用などにも使います。

【定員】

10~15人

【〆切】

8月1日(木)

*先着順です。
*お申し込みを完了された方から優先的にレッスンの日時(曜日、時間)を決められます。

【お申し込み方法】

下のグーグルフォームからお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelmVSvCBhrYkXCSFOi8sCBUll-vrNJr1ejwYUgrjJv4ZIvzQ/viewform?usp=sf_link

*お申し込みはレッスン料のご入金をもって完了いたします(振込先は追ってメールでお知らせいたします。「迷惑メール」のボックスも必ずご確認ください)。
*受講者の都合により入金後にキャンセルされても返金いたしません。ご了承ください。

【ベネズエラの状況】

ベネズエラのGDPはわずか3年(2017~20年)でなんと半減しました。1人当たりに換算すると、驚くことに60年以上前(1960年ごろ)の水準に戻ってしまったのです。考えられますか。極貧を含む「貧困層」の割合はいまや95%を超えます。

ベネズエラの2023年のインフレ率はベネズエラ中央銀行によると189.8%(ベネズエラの中央銀行は近年長らく、経済指標を発表してきませんでした。ですが最近は再び発表するようになりました)。ハイパーインフレがおよそ10年前に始まってから、ベネズエラの通貨ボリーバルの価値は99%失われたといわれます。

ちなみにピーク時のインフレ率は月ベースで200万%以上。また数回にわたるデノミネーションでゼロをいくつとったのかわからないほどです。

経済が崩壊して以来、ベネズエラ国民の4分の1近く(2023年11月30日時点で約772万人)が難民として国外へ逃れました。520万人(2023年8月時点)といわれるシリア難民の数を上回ります。国際通貨基金(IMF)の予測によれば、ベネズエラ難民の数は2025年までに840万人に達するとも。ベネズエラでは紛争も、自然災害も起きていないというのに‥‥。

最近では、米国へ渡ろうとするベネズエラ難民が増えています(米国側でこれが問題視されているのは周知のとおり。米国の大統領選でも大きなテーマとなっていますよね)。

ベネズエラから米国へは飛行機で飛んでも十数時間。それをバスや徒歩で目指します。その途中のコロンビアとパナマの間には、命を落とす危険がある悪名高いダリエン地峡(パンアメリカンハイウェーも通っていない密林・湿地地帯)が横たわっています。ここはおよそ10日間にわたって泥道を歩くしかありません。最低限の水と食料を担いで‥‥。

ベネズエラ人はこう口をそろえます。「難民になった知り合いをもたないベネズエラ人はだれもいない。ダリエンを越えるベネズエラ人もいまや珍しくない」と。

ご存知ですか。ベネズエラの1カ月の最低賃金がわずか130ボリーバル(3.6ドル=約540円)であることを。30日で割ると1日たったの12セント(約18円)です‥‥。

インフレが凄まじい(モノによっては日本並みか、それ以上の物価)ベネズエラで、これでは到底暮らしていけません。しかもこの金額で家族を支えないといけないのです。

世界銀行が定める貧困ラインは「ひとり1日2.15ドル(約320円)」。この数字をかなり大きく下回るベネズエラ人の暮らしがいかに悲惨か、容易に想像できると思います。

ベネズエラの主食であるトウモロコシの粉は地方だと1袋(1キロ)1.5~1.7ドル(225~255円)します。5人家族の場合、これは1回の食事でなくなる量。ですがこれだけで月収の半分近くを占めます。驚くことに、月収は2~3回分の食費にしかならないのです。

困窮する庶民は1日1食に、または食べる量を減らしたり、収入を少しでも増やそうと家で食べ物を作って路上で売ったり、金を掘りに行ったり(ゲリラが支配しているため治安が悪く、犯罪に巻き込まれることも。悲しくなるのは、環境保護の大義のもとにベネズエラ政府がたびたび、彼らを武力で排除していること。生活できなくて、やむなく鉱山へ行っているのに‥‥)、ごみを漁って食べ物を探したりしてなんとか糊口を凌いでいます。

何とも言えない気持ちになるのは、経済崩壊で仕事を失った人たちを行政(市役所)が最低賃金(最近はこれに加えて、30ドル<約4500円>程度のボーナスが時々出るそうです。といっても合計でもたったの5040円)で何人も雇っていること。雇ってもらう人たちは、わずかな収入でも定期的に欲しいから、自分たちを困窮させた政府に対して「ノー」と言えなくなります。

なんという皮肉。ある意味、口封じのやり方です。

ベネズエラでいま深刻なのは「停電」です。状況は悪化の一途。電力供給を優先的に受ける首都カラカスはともかく、地方だと、電気が1日に8回止まることもざら。ひどいときはノンストップで停電が5日以上続くこともあります。夜は真っ暗だし、暑いし、冷蔵庫のものは腐ってしまいます。

水の供給も最悪。メンテナンス(お金がかかる)を長年怠ってきたツケから、停電していなくても水道がほぼ出ない場所がほとんど。どうか想像してみてください。水なしで過ごす地獄の日々を。

ベネズエラ政府がしきりにPRする国民への配給(CLAP)制度も十分に機能していません。コメやトウモロコシ粉、パスタ、豆、砂糖、食用油などのセットを格安(2.4ドル=約360円)で売っていますが、それが買えるのはカラカスで1カ月に1回、地方では3カ月に1回程度。また、食料の中に虫が混入していたり‥‥。

かといって政府を批判するとどうなるか。命の危険にさらされます(マドゥロ政権をSNSで批判するベネズエラ人のほとんどは国外に住んでいる人たち)。

【お問い合わせ】

メール:devmedia.ganas@gmail.com

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