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2024年度 国立科学博物館重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録

PR TIMES / 2024年9月3日 17時45分

1972年発売 日本初のワイヤ放電加工機「DWC-50」が選定



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120285/161/120285-161-7e2af1860231f33fa3019b5af03664df-1500x1164.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1972年発売当時のワイヤ放電加工機「DWC-50」

 三菱電機株式会社は、独立行政法人国立科学博物館が選定する「2024年度重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に、当社が1972年に発売した日本初(※1)のワイヤ放電加工機「DWC-50」が登録されることが決まりましたのでお知らせします。登録日は9月10日で、同日に登録証授与式が国立科学博物館で開催されます。
 当社は今後も、放電加工機のさらなる技術革新に取り組んでまいります。

■登録の概要について
 導電性のある硬度の高い金属の加工を得意とする放電加工機は、主に金型加工用途として国内で普及してきました。数ある放電加工機の中でワイヤ放電加工機は、電圧をかけたワイヤと加工する工作物の間に放電現象を発生させ、XYテーブル(※2)を自動制御で駆動し、糸鋸のように工作物を溶融し除去する工作機械です。
 現在のワイヤ放電加工機は、NC装置(※3)を用いてXYテーブルを自動制御しますが、1970年代当時は、機能と価格が見合うNC装置が無く、ワイヤ放電加工機への採用には課題がありました。その中で当社は、ワイヤ放電加工機の投入を待望する市場ニーズに早期に応えるため、米国で開発された比較的安価な光学式図面倣い装置(※4)を制御部分に採用し、日本で初めてワイヤ放電加工機を発売しました。国内におけるワイヤ放電加工機のいち早い市場投入が製造業の技術力を押し上げ、主要販売先である金型産業の発展に大きく寄与した点が今回評価されました。

■重要科学技術史資料(未来技術遺産)について
 重要科学技術史資料(未来技術遺産)は、独立行政法人国立科学博物館(産業技術史資料情報センター)が、「科学技術の発達上重要な成果を示すとともに次世代に継承していくうえで重要な意義を持つもの」あるいは「国民生活、経済、社会、文化のあり方に顕著な影響を与えたもの」のいずれかに該当する資料を選定し、「重要科学技術史資料登録台帳」に登録し保存を図るもので、2008年度から登録が行われています。

■商標関連
[表: https://prtimes.jp/data/corp/120285/table/161_1_ad94ac679c20b469ec9c9d5aa7dc8b69.jpg ]

※1 ワイヤ放電加工機において。1972年11月15日発売時点、当社調べ
※2 工作機械で加工する際に、加工する工作物を固定する台。X軸(横方向)、Y軸(奥行方向)に駆動が可能
※3 NCはNumerical Controlの略で、数値制御とも言う。機械の動きをコンピューターで自動制御ができる装置
※4 光学式図描画線を高精度に連続的に倣いながら、図面の倍率分を縮小してXY軸を自動制御する装置。NC装置とは異なり、加工プログラムを必要としない

<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 産業メカトロニクス事業部 メカトロ事業推進部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL 03-3218-6560 FAX 03-3218-6822

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