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コンプライアンスプロフェッショナルの求人が急増

PR TIMES / 2017年11月10日 18時1分

ヘイズ採用動向レポート「インサイドストーリー」金融編を公開



[画像: https://prtimes.jp/i/8738/162/resize/d8738-162-673808-0.jpg ]


外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:マーク・ブラジ、以下ヘイズ)はこの度、採用動向レポート「インサイドストーリー」の金融業界編を公開しました。

レポートでは、金融業界においてコンプライアンス部門での求人が急速に増加していることを明らかにしています。

◆金融業界における採用動向

人材不足が深刻化する一方で、求職者へのアピールが不足している企業が多くみられる。
ネイティブレベルの日本語が必要とされると海外のコンプライアンスプロフェッショナルの多くは対象象から外れてしまうため、日本の銀行がコンプライアンス部門の国際経験豊かな人材を確保するのは困難な状況。
従って、海外で国際経験を積んだ日本人が対象となっているが、多くが日本に帰国して働きたいと思っていないため、人材確保は容易ではない。
帰国組や海外からの求職者は、標準的な長期契約に魅力を感じるとは考えにくく、そのため、更新型の年間契約で雇用することになり、長期契約よりも25~30%増の給与を支払わなければならない場合も。
銀行部門、特に国内の銀行では女性管理職はほとんどいない状態。


銀行部門の世界的な規制緩和が原因とされ、金融業界を震撼させた世界金融危機から10年が経過しました。この10年間、金融業界は規制強化を余儀なくされ、その結果ガバナンス・コンプライアンス体制構築時代の先駆けとなりました。

しかし、この世界的な動向に対する日本の銀行の反応は鈍く、現在でも多くの中小金融機関ではコンプライアンス部門が十分に整備されておらず、またその人材も不足している状況が続いています。

この点についてヘイズのマネージング・ディレクター、マーク・ブラジは次のように述べています。「ここ1-2年の間で、日本の銀行業界は制度改革を進めており、コンプライアンス部門が急成長しています。」

「日本の監督省庁からの圧力がかかる中、企業は国内外で厳しい監視の目が向けられていることを認識しています。そして、体制強化のためコンプライアンス部門を拡大させて、コンプライアンスを徹底させることが求められていることも自覚しています。」

「もちろん、日本でも規模の大きなコンプライアンス・チームを持つ企業はあるかもしれませんが、プロフェッショナルが2~3人しかいない中小企業もあるのが現状です。そのレベルの体制では、巨額の資金を扱う企業がコンプライアンスを徹底させるには不十分であることから、チーム人員を増やすようにと、監督当局から圧力がかけられていました。」

◆コンプライス部門は売り手市場

ここ最近、コンプライアンスに対する動きは急激に加速していますが、必要なスキルを持つコンプライアンスプロフェッショナルが不足しており、コンプライアンスの人材確保が難しい状況となっています。求職者1人に対し、3~4社の企業が争奪している状況で、企業は業務部門など異業分野から人材を探さざるを得ない状況となっています。

「企業は必要なスキルを持つ人材を見つけると、迅速に面接を進め、他社より有利な条件を提示するなど非常に積極的に対応しています」とブラジは述べています。

「以前は、コンプライアンスが最も魅力的な部門だと見られたことはありませんでした。しかし、銀行における最重要部門となってきたことで、金融業界の他部門のスタッフは、給与アップ、よりよいワークライフバランス、キャリアアップという観点からプラスとなる、また組織にとって極めて重要で存在感を示せる部門だと捉えるようになりました。」

他部門から人材を獲得した場合、銀行は、その新しいポジションの職務を十分に把握してもらうために研修を実施しています。一方で、求職者の側も規制変更に柔軟に対処できるようにしておかなくてはなりません。今後1年間、コンプライアンス関連での経験のない求職者へのスキルアップ研修は継続されると見込まれますが、銀行は依然、有能なコンプライアンスプロフェッショナルを求めています。この点について、ブラジは次のように述べています。

「企業は今後も、研修の必要性の低い、または必要のない即戦力となる人材を求めています。例えば、監督当局と証券会社両方のコンプライアンス部門において経験のある人材です。」

日本国内の銀行・金融サービス業界の動向についての詳しい情報は、こちらでヘイズのインサイドストーリーをお読みください。
https://www.hays.co.jp/TheInsideStory/index.htm


ヘイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2017年6月30日現在、世界33カ国*、250 の拠点(総従業員10,000人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。(*日本、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、中国、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ)

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、日本で唯一、4つの国内拠点(日本本社、新宿支店、大阪支店、横浜支店)を有する外資系人材紹介会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、ファイナンステクノロジー、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、オフィスプロフェッショナル、不動産、セールス・マーケティング、サプライチェーン、マニュファクチャリング)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。

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