日本三名山・白山の懐、白峰地区の森を守る白峰産業とバイウィルが、森林クレジットの創出に向けて契約を締結
PR TIMES / 2024年7月19日 12時15分
森林経営によるJ-クレジットの創出を通じて、地域の森林保全と脱炭素に貢献
日本全国47都道府県のカーボンニュートラル実現を目指す株式会社バイウィル(本社:東京都中央区、代表取締役社長:下村 雄一郎、以下「バイウィル」)は、株式会社白峰産業(本社:石川県白山市、代表取締役:尾田 則男)と、適切な森林管理によるJ-クレジット(*1)創出・販売に向けた契約を締結しました。
なお、本契約は、株式会社北國銀行(本店:石川県金沢市、取締役頭取:杖村 修司、以下「北國銀行」)との顧客紹介契約に基づく紹介によるものです。
本契約により、バイウィルは白峰産業が管理する森林からのJ-クレジット創出について、申請手続きから販売先の探索までを一貫して受託・代行します。この取り組みを通じて、地域のカーボンニュートラル実現に貢献します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13100/162/13100-162-d0999dd9eb081108c93554953a7c0a4d-2400x1600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
白峰産業による森林管理の様子
*1:J-クレジットとは、省エネ設備の導入や再生エネルギーの活用等、事業者による脱炭素活動により得られたCO2等の温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証したもの。発行されたクレジットは他の企業等に売却することでき、購入者はカーボンオフセットに活用することができる。
【締結日】
2024年6月24日 (月)
【契約締結の背景】
事業者や自治体のカーボンニュートラル実現に向けたひとつの手段が、「環境価値」を取引できる形にしたカーボンクレジットや非化石証書などを活用して、自社では削減しきれない温室効果ガス排出量を埋め合わせる「カーボンオフセット」です。
ですが、環境価値の創出には、創出手続きにかかる多額の費用や時間、そして、販売への不安などの障壁があります。
バイウィルはそれらを取り除くべく、創出手続きの代行および申請費用の負担、さらに販売先の探索代行を行うことで、全国各地にてJ-クレジットをはじめとする環境価値の創出量・流通量の増加を目指しています。
また、創出元については、地域の金融機関を中心とするパートナーより紹介を受けることで、全国各地で環境価値の創出に取り組めています。本件も、北國銀行から白峰産業の紹介を受け、契約締結に至りました。
【白峰産業の取り組み】
白峰産業は、日本三名山のひとつである霊峰・白山のふもと、手取ダムの上流で造林業等をおよそ半世紀営んでいます(設立47年目)。木を育てて山を守り、それにより白峰地区の豊かな水源を創り上げています。手取ダムは、石川県民の70%が生活用水として利用しているものです。
また、地元小学校にて「木や山」を知ってもらうための授業を行い、森林に関する座学や丸太を切る体験を提供するなど、地域と林業を繋ぐ活動も盛んです。
木が伐られ、用材等として供給できるまでには、植林してからおよそ60年かかります。つまり、現在伐っている木は、先人が植林してくれたものです。だからこそ、今植えている木を将来切ってくれる子どもたちを育てていくことも重要な役割であり、自らの責任と捉え、白峰産業は「木育」を進めています。
なお、白峰産業が拠点を置く白山市も、ゼロカーボンシティを目指すことを表明しています。
今回、J-クレジット創出によって地域の脱炭素に貢献できるだけでなく、その収益をさらなる森林保全に還元できることから、バイウィルとともに取り組みを始めることとなりました。
【具体的な取り組みおよび今後の展望】
バイウィルは、白峰産業が管理する森林の適切な管理によるCO2吸収量を、J-クレジットとして申請する手続きおよび申請費用を負担します。
簡易算定の結果、認証対象となる8年間のCO2吸収量は34,922t-CO2を見込んでおり、2024年度中のプロジェクト登録を目指し、手続きを進めてまいります。
白峰産業が管理する森林からJ-クレジットを創出し、流通させることで、地域のカーボンニュートラルの実現に貢献します。
【白峰産業 取締役専務 尾田弘好様コメント】
以前から、J-クレジットには興味がありましたが仕組み等がよく分からずにいました。今回ご縁があって北國銀行さんを通してバイウィルさんと出会い、色々指導いただくなかで弊社独自のJ-クレジット創出の可能性が出てきました。
「森林の持つ公益的な側面を守り育てる」うえでは、我々の役割はとても重要だと考えています。しかしながら、弊社だけでできることは知れています。
そこで、J-クレジットを通じてたくさんの方々に係わっていただき、その役割を少しでも大きくできればと考えています。
【白峰産業 概要】
■社名:株式会社白峰産業
■住所:石川県白山市白峰ロ159番地
■代表者:代表取締役 尾田 則男
■創業:1965年4月1日(会社設立 1978年7月21日)
■事業内容:
森林整備、森林管理、原木販売、林産物(炭・なめこ・薬木)の採取加工販売
【バイウィル 会社概要】
■社名:株式会社バイウィル
■住所:東京都中央区日本橋2-3-21 群馬ビル6階
■公式サイト:https://www.bywill.co.jp/
■代表者:代表取締役社長 下村 雄一郎
■設立:2013年11月11日
※2023年4月1日より、株式会社フォワードから株式会社バイウィルに社名変更
■事業内容:
環境価値創出支援事業(クレジット創出)、環境価値売買事業(クレジット調達・仲介)、脱炭素コンサルティング事業、ブランドコンサルティング事業
■パーパス:
『ずっと愛される日本を。意志の力で。』
常に変わりつづける世界の中、価値は多様化し、正しさも不確実なこの時代。
だからこそ、バイウィルは意志の力を信じ、あらゆるサステナブルな変革を後押しすることで、次世代にも誇れる日本を創ることに貢献します。
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