GoogleとDHL、持続可能な世界規模の輸送で協力

・Googleは、DHL Expressの「GoGreen Plus」サービスを利用し持続可能な航空燃料（SAF）への投資により、航空物流における排出量を削減　



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<抄訳版>本リリースは、DHLグループが、中央ヨーロッパ夏時間2024年7月24日付で配信したプレスリリースの英語原文を抄訳したものです。なお、英文の原文と翻訳内容に齟齬がある場合には原文が優先します。オリジナルの英語版はこちらをご覧ください。

ドイツ、ボン発：国際エクスプレスのグローバルリーダーであるDHLと、世界最大級のテクノロジー企業であるGoogleは、持続可能な航空燃料（SAF）を使用したDHL Expressの国際輸送サービス「GoGreen Plus」活用についてパートナーシップ締結を発表しました。このパートナーシップは、アメリカ、アジア、ヨーロッパ市場におけるデバイス＆サービス事業部が取り扱うGoogle製デバイスのエクスプレス輸送を対象としており、また同社が推進する航空貨物輸送における脱炭素技術の積極的な活用策の一環となります。

Googleのグローバル輸送担当ディレクター、オマール モリナ氏は、「Googleでは、事業とバリューチェーン全体で2030年までのネット・ゼロ・エミッション達成の目標を掲げています。グローバル規模でのGoogleデバイス輸送の最適化は、このネット・ゼロ・エミッション達成に向けてのジャーニーの成否を決める重要な要素です。だからこそ、ネット・ゼロへの情熱を共有できるDHLのようなパートナーとのコラボレーションを大変嬉しく思いますし、SAFプログラムは、その目標達成に向けた大きな一歩になると考えます」と述べています。

DHL Express CEOのジョン ピアソンは、「当社の国際ネットワークへのSAF導入により、このたび、長年のパートナーであるGoogleに「GoGreen Plus」を提供できるのを嬉しく思います。今回の合意とGoogleの意義ある投資が、他企業にも影響を与え、SAFを使用したより低排出な輸送サービスへの移行を促進すると確信しています」と述べています。

GoogleとDHL Expressの話し合いは、2023年4月に開催された「DHL Era of Sustainable Logistics Global Summit」を機に始まりました。同サミット会場では、世界の主要な意思決定者、オピニオンリーダー、関係者が一堂に会し、よりクリーンで環境に優しいロジスティクスについての議論が繰り広げられました。このサミットをふまえ、Googleは昨年6月、DHL ExpressとのSAFを活用した4カ月間のパイロットプロジェクトに関する協力に合意、同プロジェクトが成功を収めたことから、両社のパートナーシップが拡充され、今後のGoogle事業に「GoGreen Plus」の採用が決定しました。

2023年にDHL Expressが発売を開始した「GoGreen Plus」は、SAFを活用しお客様の貨物輸送から発生するCO2e排出量の削減を可能にします。「GoGreen Plus」で使用するSAFは、現在、DHL ExpressがBP社、Neste社、World Energy社と締結した業界最大規模の契約に基づき調達されています。従来の炭素集約型の航空燃料やケロシンは、原油を原料とする一方、SAFは、使用済み食用油、廃棄物、水素など、循環型の再生可能原料から製造されています。

「GoGreen Plus」は、2050年までにネット・ゼロ・エミッションの実現を目指すDHLグループの目標を達成するための手段の一つです。グループのカーボンフットプリントの約70％は航空ネットワーク由来となるため、サステナブルなロジスティクスオペレーションの構築において、持続可能な航空輸送ソリューションは不可欠となっています。

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