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三菱総合研究所、医療系スタートアップの海外展開促進プログラムを開始

PR TIMES / 2024年10月24日 16時15分

厚生労働省委託事業「Direct Flight」を通じ20者に英米展開支援、日本の創薬力を強化



株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)は、厚生労働省委託医療系ベンチャー海外ネットワーク形成促進事業の一環として、医薬品等の実用化を目指す医療系スタートアップ・アカデミアの海外展開を支援するアクセラレーションプログラムを10月15日に開始しました。本プログラムでは、世界トップクラスの4つのライフサイエンス都市であるボストン、フィラデルフィア、サンディエゴ、ロンドンの各エコシステムを熟知するパートナー機関と連携し、日本の創薬力強化を促進します。

1. 背景
日本国政府は、昨今のドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロス問題[1]や日本の医薬品産業の国際競争力の低下等の課題を受け、2023年12月に「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」を立ち上げました。2024年5月に発表された中間とりまとめでは、日本の創薬力の強化に向け、以下の3つの戦略目標について、関係府省が一丸となって具体的な施策・事業を推進・実行することとしています。
- 治療法を求める全ての患者の期待に応えて最新の医薬品を速やかに届ける
- 我が国が世界有数の創薬の地となる
- 投資とイノベーションの循環が持続する社会システムを構築する



これらの戦略目標を目指すうえで欠かせないのが、新薬の創出元であるアカデミアやスタートアップ(以下 スタートアップ等)を支える創薬エコシステムの存在です。数多くの新薬を創出している米国では、スタートアップ等のシーズを、さまざまなプレーヤーが連携し、実用化までつなぐエコシステムが構築されています。
一方、日本ではこのようなエコシステムは発展途上であり、創薬スタートアップに対する投資は少なく、大手製薬企業等による創薬スタートアップのM&Aも限られているため、国内で創薬エコシステムを完結させるには限界があります。そのため、欧米の創薬エコシステムと連携し、現地のエコシステムプレーヤーから投資を含むさまざまな支援を受けながら、グローバルに活躍するスタートアップを輩出することが求められます。


MRIは、日本に創薬エコシステムを構築し、発展させるため、厚生労働省から医療系ベンチャー・トータルサポート事業(MEDISO: Medical Innovation Support Office)や、医療系ベンチャー海外ネットワーク形成促進事業、医療系シーズ実用化支援事業等のさまざまな医療系スタートアップ等支援事業を受託・実施し、国内外のパートナー機関ともに、延べ1,000者以上の日本のスタートアップ等を支援してきました。


2. 「Direct Flight」プログラムの概要
この度、MRIは、厚生労働省委託医療系ベンチャー海外ネットワーク形成促進事業において、医薬品等の実用化を目指す医療系スタートアップ等の海外展開を支援するアクセラレーションプログラム「Direct Flight」Medical Startups Global Acceleration Program powered by MEDISOのキックオフイベントを開催しました。
本プログラムでは、世界トップクラスの4つのライフサイエンスエコシステム「Boston」、「Philadelphia」、「San Diego」、「London」を熟知するパートナー機関と連携し、日本の医療系スタートアップ等の海外展開を強力に支援します。
厚生労働省委託「医療系ベンチャー海外ネットワーク形成促進事業」 Medical Startups Global Acceleration Program powered by MEDISO 「Direct Flight」 プログラム公募のご案内


イベントでは上記4地域の各エコシステムのパートナー機関による各ローカルプログラムの内容の説明の後に、本プログラムに採択された20のスタートアップ等から、プログラム参加にかける意気込みを発表いただき、盛大にキックオフしました。


キックオフイベントの様子と集合写真

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50210/163/50210-163-8194de4b008a44816c46fcadc7e21843-1484x904.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
キックオフイベントの様子



[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50210/163/50210-163-4d07d18c1256b9955d2a5abb91a99bd5-1484x904.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
集合写真

3. 今後の予定
本プログラムに参加の20のスタートアップ等は、4つのローカルプログラムに分かれ、海外展開戦略に関するメンタリングや英語ピッチトレーニング等を受けたのち、各エコシステムに渡航し、現地でのメンタリングやデモデイに臨みます。デモデイでは現地の製薬企業や投資家等のエコシステムプレーヤーとの交流を図り、海外展開の足掛かりとなるネットワークを構築します。


MRIは、本プログラムをはじめとするさまざまな医療系スタートアップ支援事業において、欧米のパートナー機関と連携し、日本の創薬エコシステムの構築を進め、日本の創薬力の向上に貢献します。


[1] 海外で承認・使用されている医薬品が日本で承認されて使用できるまでの時間差がある、もしくは国内では未承認で使用できないこと。



本件に関するお問い合わせ先
株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
【Direct Flightに関するお問い合わせ】
  ヘルスケア事業本部 山口、川上
  電話:03-6858-0393  メール:info-medgoglobal@ml.mri.co.jp
【当社の医療系スタートアップ支援に関するお問い合わせ】
  ヘルスケア事業本部 川上、山口、永野
  電話:03-6858-0393  メール:medical_startup@ml.mri.co.jp
【報道機関からのお問い合わせ】
  グループ広報部 
  メール:media@mri.co.jp

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