アジア水産音響学会(AFAS 2024)のスポンサーセッションに登壇
PR TIMES / 2024年12月3日 12時45分
自律型無人潜水機YUCOシリーズによる海洋環境モニタリングや地形計測の活用を紹介
株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、2024年11月4日から4日間、長崎で開催されたアジア水産音響学会(AFAS 2024)に協賛し、東陽テクニカ社員がスポンサーセッションとして初めて登壇し、フランスSeaber(シーバー)社製のUUV(自律型無人潜水機)YUCO(ユーコ)シリーズを活用した海洋調査について発表いたしました。
【 概要 】
UUV(Unmanned Underwater Vehicle)は、センサー技術、ナビゲーションシステム、自律運行技術などを備えた、遠隔操作が不要な自律型無人潜水機です。Seaber社のYUCOシリーズは小型のUUVで、投入・揚収の負担が軽く初心者でも簡単に使用でき、堅牢な設計や容易なメンテナンスが特長です。海洋環境モニタリング(環境計測、聴音)、地形計測(爆発物探査、証拠品捜索、人命救助、インフラ点検)など、さまざまな用途に向けたモデルがあり、25か国で全シリーズ販売開始してからおよそ3年で80台近くの販売実績があります。簡易的な運用による省人化/省力化は調査船舶の運航時間短縮にも寄与するため、温室効果ガスの抑制や海洋汚染の抑止にも貢献すると期待されています。
このたび、アジア水産音響学会(the Asian Fisheries Acoustics Society、以下 AFAS)が11月4日から4日間、長崎で開催され、東陽テクニカが初めて登壇しました。AFASは、「The International Conference on Underwater Acoustic Technology and Education for Sustainable Fisheries in Asia(アジアにおける持続可能な漁業のための水中音響技術と教育に関する国際会議)」という包括的な名称のもと、「海洋科学技術、特に水産音響に関する知識と経験をアジアの科学者に提供し、交流する」ことを主なテーマとして活動しています。
東陽テクニカは、「Micro UUV “YUCO” Series for ease of Environmental Research 」(環境調査を容易にするマイクロUUV、YUCOシリーズ)という題目で、当製品を使用した海洋調査について紹介いたしました。千葉県の保田漁港で実施した調査内容や、製品を投入・揚収する実際の動画と合わせて、その有効性を発表いたしました。会場にはおよそ100名の産学含めた関係者が参加し、興味深く聴講してもらうことができ、「今後の海洋調査を担う機器として期待できる」といった評価をいただきました。
今後も、このような有識者が会する機会を通じUUVの活用について認知を拡げることで、持続可能な漁業、海洋保全の一助に繋げてまいります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75068/163/75068-163-f8802e8aede1e782509efce1a8853565-651x397.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AFAS2024での発表の様子
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75068/163/75068-163-a83509e20e973359cb61376f5f4e976c-784x387.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Seaber社製YUCOシリーズ
【 製品の主な特長 】
・手投げ投入にてミッション開始が可能(最小モデル「YUCO-CARRIER」全長98cm、重量8kg)
・直感的に使用可能な製品およびソフトウェアの設計
・浮上後にオペレーターの位置近辺まで帰投する「Come Back Here」機能
・運用/メンテナンスにおけるユーザーの作業箇所を簡略化(故障リスク、手間の軽減)
◆製品ページ:https://www.toyo.co.jp/kaiyo/products/detail/yuco
<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新を推進しています。その事業分野は、脱炭素エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC(電磁環境両立性)、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティなど多岐にわたり、クリーンエネルギーや自動運転の開発などトレンド分野への最新計測ソリューションの提供や、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力しています。新規事業投資やM&Aによる成長戦略のもと国内外事業を拡大し、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/
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