【プレスリリース】シリア危機3年 支援を必要とする子どもは550万人

PR TIMES / 2014年3月11日 14時8分

100万の子どもが包囲され支援が困難な生活に



※本信は、ユニセフ本部の発信を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集した
ものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_72818.html でご覧いただけます


【2014年3月11日 アンマン(ヨルダン)/ジュネーブ/ニューヨーク発】

シリア紛争が始まった3月15日を前に、ユニセフは本日、報告書『包囲されて―3年に
及ぶシリア紛争による子どもたちへの壊滅的な影響(原題:Under Siege - the
devastating impact on children of three years of conflict in Syria)』を発表。

1年前と比べ、紛争下で支援を必要とする子どもがこの1年で倍以上となる550万人に
なったと報告しています。特にシリア国内で紛争が激しい地域では、100万人もの
子どもが包囲によって身動きが取れず、戦闘が続いているために、人道支援を届ける
のが極めて困難になっています。

報告書は、550万人もの子どもたちに広範囲にわたって及んでいる影響に着眼し、直ちに
紛争を停止し、子どもたちへの支援を増強することを求めています。


■心のケアを必要とする子どもは200万人以上

3年に及ぶ紛争で崩壊した子どもたちの生活も報告されており、多くの子どもたちが
経験したトラウマについて強調しています。実例として紹介されたのは、家族と共に
レバノンへ逃れた4歳の男の子アデン君。自宅が爆撃を受けた際にアデン君は顔に
大やけどを負い、今でも心に大きな後遺症を負っています。「アデンは夜中の間、
泣いています。あらゆるものに怯え、わずかな時間でもひとりにすると怖がります」
という母親の言葉が取り上げられています。

ユニセフは、アデン君のように心のケアと治療を必要とする子どもは、200万人に
上るとみています。

ユニセフ事務局長のアンソニー・レークは「シリアの子どもたちにとって、この3年間
は人生で最も長い時間でした。またさらに苦痛に満ちた1年を過ごさねばならない
のでしょうか」と述べました。

報告書は、シリア国内と周辺国で難民として暮らす子どもたち550万人の将来は、暴力と
保健と教育サービスの崩壊、重度の心理的苦痛、家庭への経済的影響の悪化に瀕して
おり、このままでは子どもたち世代の崩壊を招くと警告しています。


■命を狙われる子ども、家計のために働く子ども、結婚を強いられる少女

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