【共同プレスリリース】シリア内戦4年目へ突入 「失われた世代」になる危険性を指摘

PR TIMES / 2014年3月17日 15時44分

暴力と不安定さに満ちた子ども時代に終止符を



※本信は、ユニセフ本部の発信を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集した
ものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_72871.html でご覧いただけます


【2014年3月15日 ベイルート発】

シリア内戦が4年目を迎える本日、5つの主要な人道支援団体(ユニセフ、UNHCR、
マーシー・コープ、セーブ・ザ・チルドレン、ワールド・ビジョン・インターナショナル)
は、3年間の紛争で何百万人もの子どもと青少年の命や生活が脅かされ、このままでは
一世代が永久に失われる可能性があると指摘しました。

5団体は、シリア国内外で紛争下にある子どもたち550万人への影響に関心を高める
ために、共同でレバノンを訪問。暴力行為が延々と続き、自宅を追われ避難生活を
強いられ、保健システムや教育システムは倒壊し、何百万人もの子どもが心に傷を
負っていることを強調しました。

ユニセフ事務局長のアンソニー・レークは「恐怖に満ちた3年の間に、罪のない何百万
もの子どもたちは、耐え難い子ども時代を送っています。さらに一年も、子どもたちは
この恐怖を耐えられませんし、そのような状況に子どもたちを置いてはいけないのです。
この3年、子どもたちは暴力と残虐な行為で傷ついているのです」と述べました。

5団体は、戦闘の停止、国連安全保障理事会の決議の速やかな実行、人道支援機関
が制限を受けずにシリア国内へアクセスできるようにすること、子どもたちの心身の
治療や教育と技術習得のための支援を増強すること、難民を受け入れている国のうち、
特にレバノン、ヨルダン、イラク、エジプト、トルコの経済面への影響を軽減するための
取り組みの強化などを共同で呼びかけました。


■難民として生まれた赤ちゃんは3万7,000人

難民となって国外で暮らす子どもたちは120万人。このうち約50万人がレバノンに避難
しています。また、難民の子どもたち3万7,000人は、紛争後に生まれています。

アントニオ・グレーデス国連難民高等弁務官は「いまやシリアは、世界で最も多くの
難民を生み出しています。故国を逃れたシリアの人々は、保護と治療、教育を必要として
おり、そのような支援を受けなければいけないのです」と述べました。

シリア国内では、紛争によって重要なインフラが破壊され、子どもたちの健康状況にも
影響を与えています。国内の保健施設の60%が破壊され、浄水場も3分の1が壊れています。
予防接種率は低下し、ポリオを含む命を脅かしかねない病気が再び確認されています。

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