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「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」による製品のCO2排出量算定結果の報告と今後の活動施策について

PR TIMES / 2023年3月6日 20時15分

株式会社ユナイテッドアローズ(代表取締役 社長執行役員 CEO: 松崎 善則、本社所在地:東京都渋谷区)は、サステナビリティ活動「SARROWS(サローズ)」(※)の取り組みとして、2022年に環境省が実施した「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」に参加しました。そこで算定されたカーボンフットプリント(CFP)の結果と、それを踏まえた今後のCO2排出削減に向けた活動施策についてご報告いたします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/3197/167/resize/d3197-167-bb8539539c21cf8e0200-2.jpg ]

1,環境省の「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」参加の背景
フットプリントに係るモデル事業」とは、製品・サービスのCFPの算定および表示・活用に関する先進的なロールモデルの創出により、日本におけるCFPの取り組みの拡大や、国民の皆様に向けて脱炭素に貢献する製品・サービスの選択を促すことを目指す環境省の事業です。
当社は、昨年、サステナビリティの活動目標を掲げ、その中で2030年をターゲットとしたCO2排出量の削減目標も設定しました。本モデル事業を通じてCFP算定を行い、プロセス単位の排出量を把握することで、各過程における排出量削減施策の計画立案と実行につなげたいと考えたことから参加に至りました(※1)。なお、2022年の本モデル事業には当社を含む4社が参加しました。
(※1)Scope3を対象範囲とします。

2,算定対象の商品選定の考え方について
「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」(以下、GLR)のカットソー1品番を対象とし、その「原材料調達」から「生産」「流通」「使用」を経て「廃棄」に至るまでのライフサイクル全体におけるCFPの算定を行いました。

この品番を選定した背景は主に以下の2点です。
1. 「インパクト」:
毎年展開している定番商品であり、その生産・販売点数の多さとGLR事業のマーケット規模の大きさを考慮して選定。将来的にCO2排出削減策を行えば、削減効果のインパクトが大きいと考えたこと。
2. 「算定実現の可能性」:
シンプルなデザインで算定・表示に係る工数が比較的少なく、初めての算定として取り組みやすい内容であると判断したこと。生産工場様が長年にわたりお付き合いの実績がある取引先様であり、CFP算定の協力を得られたこと。

・CFP算定の対象となった商品
GLRの半袖カットソー1品番。オリジナル企画商品、男性用、本体の素材はコットン100%、販売価格は5,500円(税込)。原産国は中国。
[画像2: https://prtimes.jp/i/3197/167/resize/d3197-167-0b94b3901fd4d1ac71fe-1.jpg ]


3,算定の結果について

[画像3: https://prtimes.jp/i/3197/167/resize/d3197-167-7a1db5bc9b0b503a1956-3.png ]

当該商品の「原材料調達」「生産」「流通」「使用」「廃棄」の一連のプロセスにおける全体のCO2排出量は10.6kgでした。その中でも、「原材料調達」と「生産」の過程は特に排出量が多い(両過程とも全プロセスのうちそれぞれ約40%の排出量があり、両過程合計で全体の約80%の排出量を占めている)ことが判明しました。

4,CO2排出削減に向けた施策について
1. ライフサイクル全体におけるCO2削減策の検討

[画像4: https://prtimes.jp/i/3197/167/resize/d3197-167-a97fa858fce5a8bf8b6c-4.png ]

以下の削減施策を実施すれば、ライフサイクル全体のCO2排出量を10.6kgから7.8kgに削減できる(約27%の削減率)という試算結果が算出されました。今後、実現性の評価を以って、実施の検討を進めてまいります。
・「原材料調達」:本体や付属品の一部に環境配慮型素材を使用する。
・「生産」:生産工場様に対して、再生可能エネルギーの導入を働きかける。
・「流通」:配送会社様に対して、倉庫や店舗への商品輸送に電気自動車の一部導入を働きかける。

2. お客様へのご紹介
今回CFP算定を行った品番について、2023年春夏に展開する同商品を店頭で販売する際、本取り組みを店頭POPにて紹介する予定です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/3197/167/resize/d3197-167-831f896251350a124b27-6.jpg ]

商品のライフサイクル全体におけるCO2排出量を知ることができれば、お客様にとっては商品を選択する際の新しい指標となります。また、購入後も正しいケア方法を心掛けようという意識や、ひいては環境問題への関心が高まるきっかけとなるとも考えております。

【参考】株式会社ユナイテッドアローズ 環境省が実施する「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」に参加 ~脱炭素化に向けた一歩として商品のCO2排出量を数値で可視化~(2022年10月31日リリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000003197.html


株式会社ユナイテッドアローズについて


[画像6: https://prtimes.jp/i/3197/167/resize/d3197-167-09bc55f89237a914e32e-0.jpg ]

1989年創業。独自のセンスで国内外から調達したデザイナーズブランドとオリジナル企画の紳士服・婦人服および雑貨等の商品をミックスし販売するセレクトショップを運営しています。「ユナイテッドアローズ」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」等のブランドやレーベルを展開。


(※)「SARROWS(サローズ)」について


[画像7: https://prtimes.jp/i/3197/167/resize/d3197-167-6b024c934dbc0984e208-5.jpg ]

「SARROWS(サローズ)」とは、株式会社ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動の合言葉。「Sustainability」の「S」に「ARROWS」を掛け合わせた造語です。
2020年4月、当社はサステナビリティ推進の指針として5つのテーマと16のマテリアリティ(重要課題)を定めました。さらに、2022年8月、2030年に向けた3つの活動目標:「Circularity(循環するファッション)」、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」と、この3つのカテゴリーに紐づく数値目標を設定しました。これらの目標の実現を目指し、具体的な取り組みを進めるとともに、その進捗状況を積極的に情報発信していきます。
https://www.united-arrows.co.jp/sustainability/

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