2022年までに全てのネスプレッソのコーヒーをカーボン・ニュートラルに
PR TIMES / 2020年9月19日 10時15分
2017年からカーボン・ニュートラルに取り組んできたネスプレッソがサプライチェーンと商品のライフサイクルにおいても100%のカーボン・ニュートラルを目指すことを宣言
Nestle Nespresso S.A. プレスリリース、2020年9月17日(木)、スイス・ローザンヌ発
Nestle Nespresso S.A.は、家庭用および業務用の全ての事業において、排出される二酸化炭素を実質的に相殺する、カーボン・ニュートラル(※1)を、2022年までに100%達成するための取り組みを強化します。Nestle Nespresso S.A.では、これまで10年以上にわたり、二酸化炭素の排出量削減に取り組み、削減目標に対する不足分はコーヒー農園やその周辺での植樹などを通じて補ってまいりました。(※1)カーボン・ニュートラル は、事業者などの全事業活動から排出される温室効果ガスの排出総量を他の場所での排出削減・吸収量で埋め合わせする取組。
Nestlé Nespresso S.A. CEOのGuillaume Le Cunff (ギヨーム・ル・クンフ) は、次のように述べました。「気候変動は現実に起こっている問題であり、私たちの未来はサステイナビリティ(持続可能性)に対するコミットメントを、短期間でどこまで実現できるかにかかっています。そのためNestlé Nespresso S.A.では、このコミットメントを更に加速させ、2022年までにサステイナブルな方法で調達した品質の高い希少なコーヒー豆から作った、カーボン・ニュートラルなコーヒーをお客様にご提供したいと考えています。私はNestlé Nespresso S.A.という会社、そしてコーヒー業界全体で、この差し迫った課題に取り組むことで、世界に良い影響を及ぼすことができると心から信じています。」
Nestlé Nespresso S.A.では、2017年より取り組んでいる事業活動 に起因する二酸化炭素の排出量 (スコープ1及び2) において、すでにカーボン・ニュートラルを達成しています。今回は、新たに、サプライチェーンと商品のライフサイクルに起因する二酸化炭素の排出量 (スコープ3) の削減に取り組みます。今後、二酸化炭素の排出量削減、Nestlé Nespresso S.A.がコーヒー豆を調達するコーヒー農園及びその周辺地域での植樹 (インセット) 、そしてクオリティの高いカーボン・オフセット・プロジェクトへの支援及び投資という3つの取り組みを通して、更なるカーボン・ニュートラルの達成を目指します。
スコープ1. 二酸化炭素排出量の削減:
バリューチェーンにおける脱炭素化はNestlé Nespresso S.A.が掲げるビジョンの重要な要素の一つです。取り組み内容には以下が含まれています。
■ネスプレッソの事業活動内における持続可能なエネルギーの利用:
すべてのネスプレッソブティックにおいて100%再生可能なエネルギーの利用を加速。製造工程ではバイオガスの使用拡大を目指します。
■ネスプレッソの商品とパッケージをさらなる循環型に:
リサイクルプラスチックを使用したコーヒーメーカーの製造拡大。同時にカプセルコーヒーへのリサイクルアルミニウムおよび低炭素バージンアルミニウム使用を増加させます。
スコープ2. コーヒー農園とその周辺地域での植樹:
樹木は大気から二酸化炭素を吸収するのに最良の方法であると同時に自然環境への投資と再生型農業システムの構築にも役立ちます。木を植えることで、必要な日陰がもたらし、収穫するコーヒーの質及び収穫量が向上します。木の根は、土壌浸食や地すべりの防止に役立ち、土壌再生を促します。
Nestlé Nespresso S.A.はNGOパートナーである“PUR Projet”と共に、コロンビアやグアテマラ、エチオピア、コスタリカなどのコーヒー豆生産国の植樹能力を3倍に高める予定です。
スコープ3. 森林保全と再生の支援 (カーボン・オフセットのための取り組み):
Nestlé Nespresso S.A.はさらに、森林の保全と再生を支援し、かつ農業コミュニティ内でクリーンエネルギーのソリューションを実践するためのプロジェクトに投資します。
今回のカーボン・ニュートラルに関するコミットメントは、広範囲なサステイナビリティ目標の一環です。この目標については、2020年中に更なる詳細の続報を発表する予定です。貴重なコーヒー豆を保護し、回復力のある再生コーヒー農業システムを構築すること、またコーヒー生産者がサステイナブルな暮らしを送れるよう促進し、循環可能な事業を築くことを目指します。
パートナーからのコメント
2022年のカーボン・ニュートラル・ロードマップは、Nespresso Sustainability Advisory Board (NSAB) のメンバーによって承認されています。
ネスプレッソ ブランドアンバサダー George Clooney (ジョージ・クルーニー)
「気候変動は今、現実的に起こっている問題です。つまり私たちは皆、早い段階で責任をもって行動を起こさなければならないのです。」と、ネスプレッソ ブランドアンバサダー及びNespresso Sustainability Advisory Boardのメンバーであるジョージ・クルーニーはコメントしています。
「ネスプレッソはこの切迫した状況を理解して、この地球と地球に住む人々のことを一番に考えているということがわかります。私は7年前からネスプレッソのサステイナビリティ活動に参加しており、こうした目標やビジョンはこの活動をもとに策定されました。この7年の間に私たちはとても前進しました。これから10年の間にネスプレッソがどのような素晴らしいことを実現するか楽しみです。」
“PUR Projet” 共同設立者 Tristan Lecomte (トリスタン・ルコント)
「カーボンフットプリントの削減はあらゆる企業がプレッシャーを感じて取り組んでいる課題ですが、ネスプレッソは今回の目標や定性的なカーボン・ニュートラルのプログラムを通じて、独自に二酸化炭素の排出量削減に取り組むという強い意志をはっきりと示しています。誰もが二酸化炭素の排出量を削減する新たな技術を探していますが、企業はできる限り早急に排出量の隔離に投資してカーボン・オフセットを行う必要があります」と、Nespresso Sustainability Advisory Boardのメンバーであり“PUR Projet”設立者のトリスタン・ルコントは言います。
「大気中の二酸化炭素を吸収するため、2014年よりコロンビアやグアテマラ、エチオピアなどのコーヒー生産地を含め、世界中で数百万本の植樹を行い、カーボン・オフセットに取り組んでいるネスプレッソを支援していることを誇りに思います。私たちはこれからもネスプレッソと協力しあって、カーボン・インセット・プログラムのキャパシティを3倍にし、あらゆる人にとって欠かせない生態系の再生に取り組んでいきます。」
Nestlé Nespresso S.A.について
Nestlé Nespresso S.A.は、品質の高いポーションタイプ (カプセル式) のコーヒーのパイオニアです。「AAA サステイナブル・クオリティ (持続可能品質) ™プログラム」を通じて、14の国、110,000人以上のコーヒー生産者と協力し、農園や周辺景観に対して、サステイナビリティに基づく実践を行っています。2003年にNGOレインフォレスト・アライアンスと共同で始まったこのプログラムは、収穫高と収穫物の品質向上を目指しており、質の高いコーヒー豆をサステイナブルな形で供給すると共に、コーヒー生産者とそのコミュニティがよりよい生活を送れるように支援を行っています。
スイスのローザンヌに本社を置き、84の国に拠点があり、従業員は14,250人、810ブティックからなるグローバルなリテールネットワークを展開しています(2019年時点)。現在、使用済みカプセル回収ポイントは全世界で100,000箇所を超えており、全世界の91%のお客様がこれらの回収ポイントを利用可能です。
詳細の情報は、Nestlé Nespresso S.A.のウェブサイト (http://www.nestle-nespresso.com) をご参照ください。
[画像: https://prtimes.jp/i/4158/168/resize/d4158-168-177754-0.jpg ]
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
「石油は非常に大事で一気にカーボンニュートラルにはいかない、低炭素と石油を同時に考えていく」…エネオスホールディングス・宮田知秀社長
読売新聞 / 2024年9月19日 11時36分
-
「炭素利益率の高い企業」ランキングTOP100社 排出量の多い企業は業績にも影響する時代が来る
東洋経済オンライン / 2024年9月18日 7時0分
-
山口県内のコンビナート企業が排出する二酸化炭素…2017年度をピークに減少
KRY山口放送 / 2024年9月4日 19時36分
-
世界的に進む脱炭素の動き!? 「カーボンニュートラル」と「ゼロエミッション」の違いとは?
バイクのニュース / 2024年9月4日 9時10分
-
NTT Com×住友林業、森林由来Jクレジット利用促すプラットフォーム「森かち」提供
マイナビニュース / 2024年8月27日 15時25分
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
-
4「うどんみたいな布団」が突如爆売れ、Xで16万いいね 「売れたらラッキーくらいに思ってた」と担当者
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月21日 7時40分
-
5渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください