徳山事業所におけるバイオマス発電の事業化を決定
PR TIMES / 2019年6月3日 13時40分
発電出力5万kWの大型発電所-環境保全、持続可能な森林づくりと林業振興、地域の循環型経済に貢献
出光興産株式会社(トレードネーム:出光昭和シェル、以下当社)は、徳山事業所 (所在地:山口県周南市)におけるバイオマス発電の事業化を決定したことをお知らせいたします。営業開始は2022年度内を目指し、発電出力は5万kW、年間発電規模は約10万世帯分の電力に匹敵する 3億6千万kWhの、大型木質バイオマス発電所となります。
[画像: https://prtimes.jp/i/23740/168/resize/d23740-168-700038-0.jpg ]
当プロジェクトは、製油所跡地と既存のインフラを活用するものです。現在当社の化学事業の主力拠点である徳山事業所は、新たに地球温暖化防止を目的とした非化石エネルギーの活用拠点としても生まれ変わります。
営業運転開始後、当面の間は輸入木質ペレットとパーム椰子殻(PKS※)を使用します。
日本の国土面積(3,780万ha)の約7割(2,508万ha)は森林であり、当プロジェクトの燃料も、中長期的には国産の間伐材や製材端材等を使用することで、環境保全に配慮した持続可能な森林づくりと林業振興、地域の循環型経済の構築と発展に貢献します。
当社はエネルギーを取り巻く環境変化を踏まえ、エネルギー源の多様化とベストミックスの構築により、日本のエネルギーセキュリティへの貢献と再生可能エネルギー事業を推進してまいります。
※PKS(Palm Kernel Shell):
パーム椰子の殻の部分。パーム油を生産する過程で発生する農作物残さ廃棄物。
【発電所概要】
1.場 所: 山口県周南市新宮町2200番地(出光徳山事業所内)
2.発電出力: 50,000キロワット
3.年間発電規模: 3億6千万kWh(約10万世帯分の電力)
4.燃料使用量: 約23万トン/年
5.使用燃料: 輸入木質ペレット,パーム椰子殻(PKS)
6.CO2削減量: 約23~30万トン/年
7.事業内容: バイオマス発電事業(再生可能エネルギー固定価格買取制度活用)
8.営業運転開始時期: 2022年度内(予定)
参考
徳山事業所は、1957年に出光初の製油所として操業を開始し、2014年3月(操業57年後)にエネルギー供給構造高度化法に伴い石油精製機能を停止しました。現在は化学事業の主力拠点として競争力強化に向けた取り組みを実施しています。
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