照屋勇賢個展「NEVER END」が「Gallery & Restaurant 舞台裏」で11月16日 (土) より開催中。沖縄の歴史や社会情勢がテーマのインスタレーション展示
PR TIMES / 2024年11月22日 16時15分
沖縄県出身で現在はベルリンを拠点とするアーティスト、照屋勇賢の個展「NEVER END」を開催中です。沖縄の歴史と現在をテーマとした照屋の作品は、大英博物館に所蔵されるなど国際的な注目を集めています。
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Photo by Jun Yokoyama
株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」が運営する、麻布台ヒルズにある飲食併設のアートギャラリー「Gallery & Restaurant 舞台裏」にて、2024年11月16日 (土) より沖縄県出身で現在はベルリンを拠点とするアーティスト、照屋勇賢の個展「NEVER END」を開催しております。
展示作品は、ArtStickerにて購入申し込みを受付中です。
展覧会詳細はこちら
沖縄と聞いて、皆さんがイメージするのは何でしょう。美しい海が広がる常夏の楽園?「なんくるないさ」の一言でトラブルさえ笑い飛ばすのんびりした県民たち?もしかしたら、90年代に大流行したアイドルグループを思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、沖縄はその明るくユートピア的なパブリックイメージの一方で、第二次世界大戦時には日本で唯一地上戦が行われた場所であり、終戦後も1972年まで米軍による統治が続きました。現在も日本にある米軍基地の面積は約70%が沖縄に集中しています。
照屋勇賢の作品は、見慣れた素材や日常的な概念を用いつつ、その中核には沖縄の歴史や在沖米軍問題への視点、あるいは社会における権力勾配や支配のシステムといったテーマが据えられています。今回の展示の中心となるのは、伝統技法である紅型に沖縄の日常生活を象徴する既製品の図像を用いた《朱の鳥、紅の空》(2010)と、資本主義的な交渉によって相手の土地を奪っていくゲームをモチーフとした「モノポリー」シリーズの新作です。本展を通じて、照屋は華やかな表象と、その水面下に横たわる政治的状況や消費主義社会への批判的な視点を可視化させます。作品を通じた照屋の問いかけは、私たちの明日を考えるための想像力へと繋がり、社会的な分断を越えた対話のヒントになってくれるはずです。
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照屋勇賢《朱の鳥、紅の空》(2021年)、麻に紅型染、 175 x 140 cm Photo by Jun Yokoyama
伝統的な琉球紅型の図柄の中に、戦闘機や有刺鉄線といった戦後沖縄を象徴するイメージを組み合わせた作品。同シリーズの《結, You-I》は大英博物館に所蔵されています。
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Photo by Jun Yokoyama
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Photo by Jun Yokoyama
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Photo by Jun Yokoyama
紅型制作に使用された型紙をインスタレーションとして展示。アクリルボックスは、今回のために制作された特注品。ステンシル型紙の繊細な影を鑑賞することができます。
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照屋勇賢《NEVER END》「空へ」シリーズより(2024年)、Iron Piece of Bomb、H5 x W14 x D1.5 cm, 445g Photo by Jun Yokoyama
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照屋勇賢《NEVER END》「空へ」シリーズより(2024年)、Iron Piece of Bomb、H5 x W14 x D1.5 cm, 445g Photo by Jun Yokoyama
平和を希求する鮮やかな赤い風船に、実際に沖縄県南部で発見された砲弾の破片を結びつけた作品。砲弾の破片に実際に触れて体験することができます。
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照屋勇賢《ルーブル》(2022年)、モノポリーのお金、トークン、ピン、発泡スチロール、裏面にステンシル、 69 x 95 x 8cm Photo by Jun Yokoyama
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38948/170/38948-170-8810cddacd3d9f12ba93e3ebb8ec6a56-2000x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
照屋勇賢《ルーブル》(2022年)、モノポリーのお金、トークン、ピン、発泡スチロール、裏面にステンシル、 69 x 95 x 8cm Photo by Jun Yokoyama
照屋の代表作のひとつ「モノポリー」シリーズ。ボードゲーム「モノポリー」のおもちゃのお金を使用し、ルーブル美術館を表現。金銭に交換できない「目には見えない価値」を可視化する試みです。
アーティストバイオグラフィー
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@Wataru Oshiro
照屋勇賢(Yuken Teruya)
照屋勇賢 作家略歴
照屋 勇賢(1973-)
1996 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
1999 メリーランド・インスティチュート・カレッジ・オブ・アート(アメリカ) ポストバチュラープログラム修 了
2001 スクール・オブ・ビジュアルアーツMFA(アメリカ) 修了
主な個展
2024
価値 -ゲーム 照屋勇賢: (Capule Gallery, Tokyo)
Play -Valu:e Yuken Teruya (Art Fair Tokyo 2024, Tokyo )
Testimony to a fall:Yuken Teruya (Dorothee Nilsson Gallery, Berlin )
2023-2024
OKINAWA HEAVY POP : (沖縄県立博物館・美術館、 沖縄)
2022
La Mer by Yuken Teruya : (Daiwa Foundation, ロンドン)
Yuken Teruya: Unterritorial Territory (Anteroom Naha, 沖縄)
CHORUS; 照屋勇賢: (那覇芸術劇場なはーと、沖縄)
2021
照屋勇賢:Roots (画廊沖縄、沖縄)
2020
WE BELONG HERE: (Piero Atchugarry Galllery,マイアミ)
主なパブリックコレクション
大英博物館(ロンドン)
東京国立近代美術館(東京)
沖縄県立博物館・美術館(沖縄)
金沢21世紀美術館(石川)
東京都現代美術館(東京)
佐喜真美術館(沖縄)
森美術館(東京)
南城美術館(沖縄)
グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)
ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)
スミソニアン美術館(ワシントンDC)
クイーンズランド・アート・ギャラリー(オーストラリア)
その他個展、グループ展多数。
展示概要
照屋勇賢個展「NEVER END」
開催期間
2024年11月16日 (土) ~ 2024年12月29日 (日)
営業時間
ギャラリー
【火-日】
11:00-20:00
レストラン
【火-金】
カフェタイム/13:00-17:00(L.O.16:30)
ディナータイム/17:00-22:00(L.O.21:00)
【土】
カフェタイム/13:00-20:00(L.O.19:00)
【日】
カフェタイム/13:00-18:00(L.O.17:00)
※土日はカフェメニューでの営業をしております。
定休日
月曜定休
※月が祝日の場合は翌日が休業日となります。
会場
Gallery & Restaurant 舞台裏
住所
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F
>Google Map
アクセス
東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口より、駅直結 徒歩1分
参加アーティスト
照屋勇賢
主催
ArtSticker (運営元:The Chain Museum)
展覧会URL
https://artsticker.app/events/49975
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38948/170/38948-170-3b2d36bb1495fe2b73e6bce826b8d071-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
会場:Gallery & Restaurant 舞台裏
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38948/170/38948-170-52cad3a71c19869dc226282b725b380b-3814x2544.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Photo by Ryo Yoshiya
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38948/170/38948-170-1bf5d751ddaddd21fa57d5de851ce488-2500x1667.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2023年11月に麻布台ヒルズ ガーデンプラザAにオープンしたGallery & Restaurant 舞台裏はアート作品を鑑賞したあとに誰かと語り合いたくなる空間として、お酒や食事を楽しめるスペースを内包しています。ここでは作品と出会うことで芽生えた感情、もしくは混乱や困惑なども一緒にいる誰かと共有することができます。
26坪という限られた空間ですが、展示スペースの裏側に回り込むとそこにはシェフのいるキッチンがあり、冷えた白ワインと気楽な前菜、本格的なコース料理も召し上がっていただけます。美術館に所蔵されるようなベテランのアーティストから、グローバルなマーケットで熱い視線を集める話題のアーティストまで、ときには演劇やダンスのようなパフォーマンスも企画します。
▽Instagramアカウント
https://www.instagram.com/butaiura_artsticker/
ArtSticker(アートスティッカー)について
[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38948/170/38948-170-6d784cb3c43b2b3b8c2b33965db74d21-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。
また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求しています。
▽ArtSticker Webサイト
https://artsticker.app/
▽ArtSticker ダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker
株式会社The Chain Museum概要
社名 :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地 :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者 :代表取締役 遠山 正道
▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト
https://www.t-c-m.art/
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