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【11/27講演会】ベナン人と結婚して8年の日本女性、アフリカの村での暮らしは「戸惑い」「修行の場」「愛」「NGO立ち上げ」!

PR TIMES / 2024年11月8日 10時45分

JICAや企業の後ろ盾もなく、西アフリカ・ベナンの村に飛び込んでいった日本人女性のエケ陽子さん。どんなことに悩み、学び、どんな行動をしていったのか、といったお話を聞きます。



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52517/173/52517-173-330d181cdab15cde4d537b008c41edc1-901x395.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


西アフリカの小さな国ベナンのトタ村(人口およそ4000人)に第2夫人として嫁いだ日本女性がいます。兵庫県出身のエケ陽子さん。46歳。ベナン人の夫との間に2人の男の子(6歳と4歳)もいて、村で一緒に暮らしています。

JICAや日本企業の後ろ盾もなく、ベナンの村にひとりで飛び込んでいったエケ陽子さん。その勇気もすごいですが、もっとすごいのは異国の村に住み続けること!

エケ陽子さんは移住する前、ベナン人の夫と一緒にこんなことを考えていたそうです。

「ベナンやったら、子どもたちも思いっきり子どもらしくのびのび生きていけるかもなぁ」

「ベナン人と一緒に何かやっていきたいんやったら、NGOっていう肩書きがあれば、抵抗なく受け入れてもらえるんちゃうかな」

「お金はなんとかなるはず。最初はきついかもしれんけど、きっと大丈夫」
ベナンへの移住についてエケ陽子さんは日本にいたとき、「家族での明るい理想と未来」を描いていました。ですが現実はそう甘くはありません。「4つのステージ」でエケ陽子さんの村での生活の「気持ちと行動の変遷」をまとめてみました。

ステージ1:子どもからナメられる

何が大変だったのか。

エケ陽子さんが最初に戸惑ったのは、ベナン人との「人間関係、距離感」でした。具体的にはこんな感じです。

・ベナン人は他人(エケ陽子さん)の家の中に勝手に入ってきて“自分の家”のように振る舞う

・ベナン人は毎朝、あいさつが異様に長い(ちなみに目上の人から順番に)

・仲良しの度合いが異常。同じバイクに乗り、同じヘアースタイルにして、挙句は同じ家に家族ぐるみで住む!

・一夫多妻制(ベナンの法律では禁止だが、村ではいまも習慣として残る)のベナンの村では、別の母に育てられる子どもも珍しくない

・子どもは“お手伝いさん”か? 家事から炊事、おつかい、下の子どもの面倒までみないといけない

・学校でも家でも子どもは叩かれるのが当たり前。逆に言うと、自分(エケ陽子さん)が叩かないと子どもからナメられる!

ステージ2:自分は試されているんだ

戸惑いを戸惑いで終わらせない。これがエケ陽子さんのユニークなところ。発想の転換です。

エケ陽子さんは日々、戸惑いに直面したとき「ベナン(人)は〇〇や!」と文句を言うのではなく、自分自身を見つめる機会にしているそうです。言い方を変えるならば、自分は試されているんだ、という感覚。自己鍛錬の場です。

ここでのキーワードは「柔軟性」「忍耐」「チャレンジ」の3つ。具体的にはこんな感じです。

ベナンのモノはなんでも壊れやすい。扇風機、洗濯物を入れるプラスチックのカゴ、水道の蛇口、蚊帳、服、子どもの制服‥‥。挙げればキリがありません。

壊れたらどうするか。日本なら買い直す、または業者に頼んで直してもらいますよね? だけどここはベナンの村。

エケ陽子さんは、そこらへんで手に入るものを駆使してなるべく自分で直すようになりました。業者に依頼しても、いつになることやら。またしょっちゅう壊れるのでキリもありません‥‥。自分で上手く直せたときは「私もレベルアップできた」という気分がして嬉しいとのこと!

時間にルーズなベナン人(ベナン人だけではありませんが)にはどう対応するか。

「時間に遅れるのは当たり前!ぐらいの気持ちでいるといい」と達観しているエケ陽子さん。たとえば約束時間が9時だったら9時59分までは9時だと思い込む。いわば、自分の気持ちをコントロールする術(カッコ良くいえば「アンガーマネジメント」)を身につけるチャンスというわけです。

驚いたのは、夕方6時にスタートする予定のコンサートやライブが夜の10時に始まってオールナイトになるのも珍しくないこと。う~ん、スケールが違いますね! 「人生、楽しければOK!」なのかもしれません。1~2分の遅刻で目くじらを立てる日本と比べ、揺らぐ価値観。どっちが生きやすいのか? 脱・当たり前の考え方。

また、エケ陽子さんが最近チャレンジしているのは、ベナンの主食のひとつ「パット」(トウモロコシの粉をお湯で練ってできたオモチみたいなもの)を作ること。だいぶうまくなったと喜びます。

「パットづくりは練るのがかなりの重労働。だからずっと敬遠していました。これまではベナン風、日本風の料理を家では適当に作っていました。でもそろそろ、ベナン人の妻として本格的なベナン料理の作り方をマスターしたいなと思っています」

ステージ3:止まらないベナン愛

村での暮らしは一見すると平凡。ですが現地に入り込んだ異邦人・エケ陽子さんにとっては「戸惑い」と「自己鍛錬」の連続です。とはいえ、「ベナンのことはやっぱり大好き」とエケ陽子さん。その魅力は何?と尋ねると、こんなエピソードを披露してくれました。

「飲み屋に行ったり、乗り合いタクシーに乗ったときなど、そこで居合わせたベナン人たちの間では自然に会話が始まるんです。最初は『あ、知り合いに会ったから盛り上がって話してるんやな』と思いました。でも聞いてみたら『いや。初めて会った人だよ』」

彼らは話すだけではありません。乗り合いタクシーの中では、ラジオから流れてきた歌にあわせてみんなで大合唱することも!

知り合いかどうかで線引きしない。隣にいるだけで知らず知らずに会話が始まる。「一人っていう概念はないんかなぁ?と思うぐらい、人との距離感が近いのがベナンの魅力。人懐っこくて温かい人たちです」

ベナンの村に骨を埋めたいとエケ陽子さん。「村の人たちと、もっといろんな話をしたいし、深い話もしたい。最近になってやっと現地語(アジャ語)もちょっとずつ覚え始めました(笑)」

46歳になってもチャレンジし続けるエケ陽子さん。素敵ですね。ベナンへの愛が彼女を突き動かしてくれているのかもしれません。

ステージ4:村の女性たちに小さな援助を始めた

エケ陽子さんは1年ちょっと前に、村の女性たちとともに、彼女らが働ける場所をつくることを目指して活動するNGO「SaluTota (サリュトタ)」を立ち上げました。いまはウサギを食用に育てたり、ベナンでよく使われる伝統的な石けんを作ったりしています。

2つの活動はまだ始まったばかり。まずはどれぐらいの稼ぎになるのか、うまく回るのか、をチェックしている段階です。

「村の女性たちは何かスモールビジネスを始めたくてもお金を持っていません。かといって就職もあるわけがない。またやり方もわからない。けれどもやる気だけはある女性はいくらでもいるんです」。資金援助をするなどしてサリュトタが「とっかかり」を作って一緒に歩んでいきたい、と話します。

ベナンの村に住めるのも、優しいベナン人たちが受け入れてくれるからこそ。エケ陽子さんにとってベナンでの活動は、自分が現地にもっと溶け込む、またベナンの人たちへ恩送りする機会になります。派手さはないものの、本当の草の根の活動の今後に注目です。

ここまで読んでいかがでしたか? 聞けそうで聞けない、言いそうで誰も言わないアフリカの村の暮らしに対する本音をエケ陽子さんから直接聞いてみませんか? ベナンの村とZoomでつなげます。

アフリカ人と結婚していつかは移住したい、リモートワークをしながらアフリカに住んでみたい、JICA海外協力隊としてアフリカで活動するのでリアルなことを知っておきたい、アフリカに興味がある――といった社会人&学生に最適の講演会です。

*途上国・国際協力に特化したNPOメディアの「ganas」は来年2~3月、ベナンのトタ村を取材するプログラム『Global Media Camp in ベナン』を開催する予定です。詳細はお待ちください。それ以外の開催地はタイ・チェンマイとコロンビア・メデジンです。

*この講演会は、ganasが現在開講中の「グローバルライター講座」(次の開講は来年5~6月です)のアクティビティのひとつである「模擬記者会見」です。今回は特別に、受講者以外の方にも公開します。オブザーバーとしての参加となるため、質問はできません。ご容赦ください。

登壇者

エケ陽子さん(NGO「SaluTota」副代表、ベナン・トタ村在住)
オーストラリアのフリンダース大学看護学部卒。日本での看護師歴はトータルで約15年。鹿児島県の喜界島や徳之島、沖縄本島などでも働く。その後はJICAの青年海外協力隊員としてベナン南西部のクッフォ県トタ村で活動。日本への帰国後に、任地で出会ったベナン人男性と結婚。2児を授かる。2023年3月にトタ村へ移住。青年海外協力隊の任期とあわせ、トタ村在住合計3年。NGO「SaluTota」(サリュトタ)を立ち上げ、村の女性たちと一緒に、子どもを学校へ通わせるための収入源をつくることを目指す。
・ホームページ:https://www.salutota.jp/
・Facebook:https://www.facebook.com/ngo.salutota
・Instagram:https://www.instagram.com/salutota.benin/
・X:https://x.com/ykeke95

日時

11月27日(水)20時~22時30分

<タイムライン(予定)>
19:50 開場
20:00 開始
20:10 講演「愛すべき!ベナン人たちとの自分が試される日々」(エケ陽子さん)
21:00 質疑応答
*申し訳ございませんが、オブザーバー参加の方は質問できません。
22:30 終了

場所

オンライン(Zoomを使います)

*当日の正午をめどに、ZoomのURLはPeatixのメッセージ機能を使ってお送りします。ご確認ください。

参加費

・社会人&学生:1000円
・ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター:無料
・録画を後日視聴(当日欠席):1000円

*参加費は経費を除く全額、ベナンのトタ村近郊で活動するNGO「サリュトタ」の活動資金となります。
*オブザーバーとしての参加になりますので、質問はご遠慮ください(グローバルライター講座の受講者は記事を書きますので、そのために必要な質問をします)。
*キャンセルされても参加費は返金できません。ご了承ください。
*途上国を盛り上げ、途上国から学ぶコミュニティ「ganasサポーターズクラブ」にまだ入っていらっしゃらない方はこの機会にどうぞ。途上国をテーマとする非営利メディア「ganas」の活動をサポートしていただくだけでなく、さまざまな特典(お得に学べたり、途上国に関心がある人同士の交流も)もご用意しております。今回の講演会も無料となります。
*当日参加する予定が都合が悪くなり欠席された方には録画をシェアいたします。

申し込み方法

下のPeatixのサイトからお申し込みください。
https://20241107benin-eke.peatix.com/view

締め切り

11月26日

*定員に達した時点で締め切らせていただきます。

定員

80人(先着順)

*定員に達した時点で締め切らせていただきます。

こんな社会人&学生におススメ

・アフリカ(ベナン)の村での暮らしのリアルを知りたい!
・どんなことを考えながらアフリカの村で生きているのかを知りたい!
・国際結婚について知りたい!
・アフリカで将来暮らしたい!
・JICA海外協力隊の「その後」に関心がある!
・とにかくアフリカ/途上国が好き!
・アフリカ人の第二夫人になる、という生き方に興味がある!
・とりあえず変わった体験話を聞いてみたい!

主催

特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
・ウェブサイト:https://www.ganas.or.jp
・ポッドキャスト:https://open.spotify.com/show/0yOzlKPgVivnKoxeVGdgjj
・フェイスブックページ:https://www.facebook.com/ganas.or.jp
・ライン:https://page.line.me/ganas
・ツイッター:https://twitter.com/devmedia_ganas
・インスタグラム:https://www.instagram.com/devmedia_ganas
・メール:devmedia.ganas@gmail.com

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