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チェンマイに逃れたミャンマー難民を取材しよう!『Global Media Camp in タイ』参加者募集

PR TIMES / 2024年11月15日 10時56分

だれもが「市民ジャーナリスト」になれるプログラム(早割12/13)



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52517/174/52517-174-097d6d35e04c0c7f0879c43c75f38e84-889x599.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
タイ・チェンマイで暮らすミャンマーからの移民・難民を通訳付きで取材するプログラムが『Global Media Camp in タイ』

タイ北部の古都チェンマイ。実はこの街にもミャンマー難民が押し寄せています。

理由は、2021年2月にクーデターを起こして実権を握ったミャンマーの軍事政権が兵士不足を補う目的で2024年2月、18歳以上の男女に対して兵役の義務を課す「徴兵制」を導入すると発表したからです。国軍兵士にされることを恐れたミャンマーの若者たちはこぞって隣国タイに逃げました。

ただチェンマイは歴史的に(ラーンナー王国の時代から)ミャンマーとの結びつきが深かったところ。軍事クーデターの前から住む“古株のミャンマー人”も少なくありません。その大半はシャン族。モン族やリス族もいます。ユニークなのは、彼らに「ミャンマー人ですか?」と尋ねると、「いいえ。シャン(族)です」といった答えが返ってくること。

古株のミャンマー移民の中にはミャンマー語(ビルマ語)を理解しない人も少なくありません。話すのはシャン語とタイ語。古株のミャンマー人と新参のミャンマー人の間では片言でしか会話が成立しないことも。同じ国出身なのになかなか複雑ですね。

タイではおよそ700万人(ラオスや埼玉県の人口とほぼ同じ)のミャンマー人(移民・難民)が暮らすといわれます。ミャンマー人が多い場所はなにも首都バンコク、ミャンマーとの国境の町メーソット、漁業の町マハチャイだけではありません。

微笑みの国タイ、美しい古都チェンマイ、トレッキングツアーやエレファントキャンプなどが“光の部分”だとすれば、普通に行くだけでは決して見えない“影の部分”もあります。そのひとつが、タイ社会で生き抜くミャンマー移民・難民たちの姿です。

ご存知ですか? チェンマイにはミャンマー人の小さなコミュニティがあって、1週間に1回集まり、スモールビジネスのアイデアを出し合ったり、ノウハウをシェアしたりしていることを。また、奨学金を得てチェンマイ大学で勉強する若者も。

彼らはどんな思いを抱え、何をして生計を立てているのか? 「市民ジャーナリスト」になって“見えない部分”に切り込んでいく――これが、途上国を専門とするNPOメディアganasが主催する現地取材プログラム『Global Media Camp in タイ』です。アポ取り以外は、プロのジャーナリストとほぼ同じ動きをします。

2025年2月13日(アウンサンスーチー氏の父で、ビルマ建国の父でもある故アウンサン将軍の誕生日)にチェンマイ入りして、この地で生き抜くミャンマーの移民・難民たちを英語を使ってみっちり取材してみませんか? 英語の通訳を参加者ひとりひとりに付けるので、シャン語やタイ語、ビルマ語ができなくても大丈夫です。

『Global Media Camp in タイ』の概要

◎場所:タイ・チェンマイ
◎期間:2025年2月13日(木)~2月20日(木)
*2月13日に現地集合、2月20日に現地解散、7泊8日の現地研修プログラム
◎費用:一般19万9800円、学生17万9800円
*渡航費(エアチャイナや香港航空などを使うと11月8日時点で往復6万円ぐらい。航空券は早めに買う方がお得です)、保険代(2000円台から)は含みません
*含まれるもの:講習費、宿泊費、宿泊先と取材先の移動費、通訳の費用(英語が通じない取材先の場合)、その他取材費用、食事代(朝、昼、夕。飲み物やデザートなどは除く)
*ganasサポーターズクラブのパートナーは3万円、サポーターは2万円の特別割引があります(早割との併用のみ可。このプログラムへのお申し込みと同時に、ganasサポーターズクラブに入会されても割引を受けられます)
*12月13日(金)までのお申し込みは「早割」として1万円割引
*ご友人同士で申し込むと「友だち割」として、それぞれに5000円キャッシュバック(早割との併用のみ可)
*特典として、2025年春に開講予定の「グローバルライター講座」(5万5000円相当)または「77日記者研修」(6万9000円相当)を特別に1万5000円で受講できます(ただしganasサポーターズクラブに入っている/入ることが条件)
*ミャンマーの蓮100%の高級ストール(中サイズ。1万7800円相当)を特別プレゼント(なくなった時点で終了)!
◎〆切:2025年1月14日(火)
*2024年12月13日(金)までのお申し込みは「早割」として1万円割引
◎定員:最大8人程度(先着順)、最少開催人数4人程度
◎事前研修:2025年2月前半を予定(1回で8時間程度)
◎報告会:2025年4~6月を予定
◎主催:特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
◎問い合わせ先:devmedia.ganas@gmail.com
◎申し込み方法:お問い合わせいただければ申込書をお送りいたします。下のURLをクリックしてもダウンロードできます。記入した申込書をメールでお送りください。
https://docs.google.com/document/d/1dzKBh4ae53qZ4BFwD_Vp7gWW2CcDWskO/edit?usp=sharing&ouid=117805614848569471035&rtpof=true&sd=true

『Global Media Camp in タイ』の基本的なスケジュール(予定)と取材先候補

2/13(木)現地集合
2/14(金)取材
2/15(土)記事の執筆&フィードバック
2/16(日) 取材
2/17(月) 記事の執筆&フィードバック
2/18(火)取材
2/19 (水)記事の執筆&フィードバック、フェアウェルパーティー
2/20(木) ふりかえり、現地解散(昼ごろを予定)

下のような取材先を候補として考えています(ご要望があればお気軽にお問い合わせください)。
↓↓↓
さまざまなミャンマー移民・難民

『Global Media Camp』に参加すると得する3つの理由

1)途上国を取材できる!
‥‥『Global Media Camp』は、途上国を本格的に取材でき、記事を書き、それを発信する唯一無二のプログラムです。スタディツアーのように、担当者からレクチャーをひたすら受けるのではありません。参加者自らが取材対象に自由に質問していきます(基本は英語を使います。コロンビアのみ日本語でも可能)。取材は、その国のことを短期間で少しでも深く、また多角的に知る手段のひとつ!

2)スキルアップできる!
‥‥『Global Media Camp』では新しい体験をするだけではありません。ネタ(良い話も悪い話も)や視点(切り口)を見つける力、情報を引き出すために質問する力、物事を掘り下げる力、要点をまとめる力、伝わる文章を書く力など“一生モノのコミュニケーションスキル”の向上を目指します。各回の参加者を最大8人に絞っているため、ganas編集長からマンツーマンでフィードバックを受けられます。頑張った証として、現地取材をベースにした「署名記事」が残ります。記事には1万以上の「いいね!」が付いたことも。ステレオタイプでない記事の発信にも意義がありますよね。

3)「複眼の視点」でとらえる!
‥‥「途上国=貧困 or 幸せ」などと決めつけていいのでしょうか? 物事に対する見方はさまざま。『Global Media Camp』では複眼の視点で物事をとらえる方法を学びます。世の中には自分が知らないこと、自分自身で無意識に決めつけてしまっていることがたくさんあります。取材も含め、現地の人と話す時間をたっぷりとっていますので、疑問を直接ぶつけてみてください。脱ステレオタイプを目指しましょう!

『Global Media Camp』で得られる5つのスキル

1)発見力
‥‥記事を書くには「ネタ&切り口」が不可欠です。取材ではまず、具体的なネタ探しと格闘します。ネタは、その国の問題点や長所を指す場合も少なくありません。ネタ探しの日々は「見つける力」(発見力)を向上させます。

2)質問力
‥‥ネタ&切り口を見つけたらおしまい、ではありません。関係する情報をいかに集めるか(インプット)が重要。質問の仕方によって、得られる情報の質・量、ひいては記事の内容・レベルは大きく変わります。取材現場では、記事を書くために必要なたくさんの質問をします。質問力(情報を聞き出す力)を集中的に鍛えます。

3)考察力
‥‥質問による情報収集(インプット)・ブレインストーミング・記事執筆(アウトプット)・講師からのフィードバックを繰り返すことで、物事を掘り下げる体験をします。「これまで見えなかったこと」が見えるようになることも。ここでカギとなるのは、“関係が一見なさそうなもの同士”をつなげて考える発想です(たとえば「宗教」+「SNS」=どうなるでしょう?)。意外なこと・つながりを見つけた瞬間はまさに快感!

4)要約力
‥‥要点をまとめる力もつきます。言いたいことが不明瞭な長い話は、とりわけ社会に出ると聞いてもらえません。内容を薄めずに/抽象化せずに、いかに簡潔に表現できるか。これは記事(特に見出し、リード)の書き方に通ずるものがあります。要約力はいま注目のスキルのひとつ。これを特訓します。

5)文章力
‥‥カッコいい/美しい文章よりも、いかに伝わるか/読まれるかが大事ですよね? そのテクニックを学びます。文章力はコミュニケーションスキルの基本。レポートやエントリーシート(ES)の作成にも当然役立ちます。とりわけ最近は、電話よりも、メールを書く機会が激増しているだけに、文章で伝える重要性は高まっています。

『Global Media Camp』はこんな社会人&学生におススメ

◎途上国を掘り下げたい人
・途上国を深く知りたい(世界人口のおよそ8割は途上国で暮らしています)!
・国際ニュースの現場を見てみたい!
・途上国の人と深い話をしたい!
・多様な途上国を多角的に見る方法を学びたい!
・途上国で将来、仕事したい!
・貧困、教育、ジェンダー、少数民族、難民、国内避難民、ソーシャル/地元のスモールビジネス、開発援助など特定の分野を取材したい!
・過去(歴史)と現在、未来のつながりを取材であぶり出したい!
・フィールドワークの練習をやってみたい!
・途上国の若者と仲良くなりたい(友情は、その国をウォッチし続ける「基盤」になります)!
・JICA海外協力隊、海外インターン・ボランティアに興味がある!

◎メディア・広報・コミュニケーションに関心のある人
・メディアに疑問を感じるから、自分で取材・記事執筆に挑戦してみたい!
・自分の足で取材した途上国のことを多くの人に発信したい!
・プロのジャーナリストになりたい!
・ジャーナリストの動きを体験してみたい!
・「ネタや切り口を見つける力」「質問する力」「深掘りする力」「要点をまとめる力」「伝わる文章力」を高めたい!
・英語(タイ語、ビルマ語、スペイン語、フランス語など)を使って、取材にチャレンジしてみたい!
・ESなどでアピールできる実績を積みたい!

講師

長光大慈(ganas編集長)
途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」編集長/特定非営利活動法人開発メディア代表理事。上智大学法学部を卒業後、アジア最大の日本語媒体であるNNA(現在は共同通信グループ)のタイ支局とフィリピン支局を立ち上げる。電気新聞記者、フリーライター、デベックス・ジャパン・メディア部門責任者などを経て現職。合計10年以上の海外在住経験(米国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベネズエラ)、50カ国以上の渡航経験をもつ。青年海外協力隊のOBでもある。ハンモックのコレクター。

現地コーディネーター

チェンマイ在住のミャンマー人 *身の安全を考慮して名前は伏せます。

主催団体

特定非営利活動法人 開発メディア
2012年8月17日設立。途上国・国際協力を専門とするNPOメディア「ganas」を運営。下のボードで記事を発信中。キャッチフレーズは「途上国を知る。世界が広がる。」。

・ウェブサイト:https://www.ganas.or.jp/
・X:https://twitter.com/devmedia_ganas
・Instagram:https://www.instagram.com/devmedia_ganas/
・メール:devmedia.ganas@gmail.com

『Global Media Camp』参加者の声(抜粋)

「『英語×途上国×書く力』という3つの学びがそろうのがGlobal Media Camp。ハードだったけれど、これまでの大学生活では積めなかった経験」(敷野雄一さん、学生)

「Global Media Campは、参加者の裁量に任される部分が大きく、思う存分取材できたのが良かった。他人の言葉を情報としてただ得るのではなく、なぜそうなったのかを考える姿勢が身についた。スキルアップしたい人にはおススメ」(石井ゆめみさん、学生)

「ベネズエラ難民や国内避難民を取材できた。逆境にいる人たちは、想像していたよりも落ち着いていて、よく笑うなと思った。ただ、悲しみの片鱗が時々垣間見えることが気になった」(洲鎌槙吾さん、学生)

「取材する際に、オープンクエスチョンに頼りすぎない必要性を身にしみて感じた。知識がなくても『なぜ』『どのように』を使えば、簡単に質問できる。でもそれでは相手は答えにくいし、なにより自分の頭で考えることを放棄することになる」(向出洋祐さん、学生)

「最大の収穫は『情報の聞き出し方』を学べたこと。インタビューしながら見出しをイメージし、それに基づいて必要な情報を収集するのは大変だった。でも徐々にコツをつかめたことが達成感につながった」(森春奈さん、学生)

「スラム街や国内避難民居住区など、自分一人ではアクセスが難しいところにも行け、またアウトプットの機会も用意されているのは貴重」(榊原麻由さん、学生)

「毎日がおもしろすぎた。そして大変すぎた。あの人にも取材したい、こんなことも知りたいという好奇心と、記事をたくさん書いて発信したいけれどなかなかできないという葛藤。これからも書き続け、自分をスキルアップさせたい」(加藤美希さん、社会人)

「外国人とここまで蜜にコミュニケーションをとったことはなかった。良い記事を書くためには、少しでも多くその国のことを知ることが必須だから、必死に取材した」(成田丈士さん、学生)

タイ(チェンマイ)のここが魅力・興味深い!

・チェンマイはラーンナー王朝(1296~1558年)の首都だった。この王朝の創始者であるマンラーイ王は、クメール人やモン族をこの地から追い出したとされる。また、元(中国)の侵攻を防ぐため、シャン族に援軍を送った歴史もある。

・ラーンナー王朝を滅ぼしたのはタウングー王朝(ミャンマー)。タウングー王朝はまた、難攻不落といわれたタイのアユタヤ王朝を陥落させたことでも有名(ただしアユタヤ王朝はその後、独立を回復。ミャンマーの次の王朝であるコンバウン王朝に滅亡させられる)。

・チェンマイは「ラーンナー文化」の中心地。ラーンナー文化は建造物から工芸品、料理まで多岐にわたる。

・チェンマイは、タイのぺートンタン首相の一族(タクシン家からは、父、おばに次ぐ3人目の首相輩出。いわゆるタクシン派)の地盤。

・チェンマイをはじめとするタイ北部ではいま、煙害が深刻な問題。詳しくはganasのポッドキャスト(Spotify)からどうぞ。

・チェンマイはかねてからタイを代表する観光地だったが、近年は「ノマドワーカーの聖地」ともいわれるように。バンコクに比べて涼しいこと、こじんまりしていることなどが理由。

・「民主主義の優等生」とかつていわれていたのに、2014年からは事実上の軍政に。現在の与党は、親軍政党(クーデターで政権をひっくり返した側)と民主派政党(クーデターで政権をかつて奪われた側=タクシン派)による奇妙な連立政権。

・国民から尊敬を集めたプミポン国王(ラマ9世)が2016年に崩御し、長男のワチラロンコン国王が誕生。プレイボーイであることから、国民の間で人気は低い。ただタイには不敬罪があり、批判はご法度。「王室改革」は近年、タイの選挙での最大の争点になっている。

・高齢化が進みつつある。タイの平均年齢は39歳。これは米国や中国とほぼ同じ(日本は48歳)。東南アジアでは屈指の高さ。10年後には日本と同じ「超高齢社会」になる見込み。

・タイは移民労働者をたくさん抱える国。多い順に、ミャンマー人、ラオス人、カンボジア人。ミャンマーで軍事クーデターが起きて以降、タイへ逃れるミャンマー人が激増した。

・世界屈指の親日国家。タイの小説「メナムの残照」は、戦時中のタイ人女性と日本兵の愛を描き、根強い人気を誇る。登場人物のコボリ(小堀)は“タイで最も有名な日本人”。

・1人当たりの国内総生産(GDP)は2023年のデータで7337ドル(約115万円)と“途上国卒業”が間近だが、近年は経済成長も鈍化し、「中所得国のわな」にはまったといわれる。

・タイのプロサッカーリーグでは多くの日本人選手がプレーする。かつては元日本代表もいた。

『Global Media Camp in タイ』の過去の参加者が書いた記事~こんな記事が書けます! ぜひご一読を~

「友人を殺したミャンマー国軍を許さない」 理想と現実の狭間で苦しむバンコク在住のミャンマー難民

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