ベネズエラ難民・国内避難民・先住民を取材しよう!『Global Media Camp in コロンビア』参加者募集
PR TIMES / 2024年11月15日 15時59分
「市民ジャーナリスト」への一歩に、魅惑のラテンアメリカへ(早割1/22)
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52517/176/52517-176-1e7eee01edca2f5aa1c25651a7550497-834x614.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
取材から記事執筆までのノウハウも同時に学べるプログラム。それが『Global Media Camp』
SDGsを提唱した国・南米のコロンビアで2025年3月、難民、国内避難民、先住民といった社会的弱者を中心に、日本語または英語を話す通訳(コロンビア人の若者)と一緒に取材してみませんか?
ご存知ですか? 世界人口の1%以上が難民・国内避難民であることを。コロンビアだけでなく、多くの国では先住民(もともといた人たちなのに‥‥)が追いやられていることを。
“取り残された人たち”のことを知るために、自らが「市民ジャーナリスト」になって現場に足を踏み入れ、彼らの声を直接聞いてみませんか? 取材に必要となる視点のもち方、質問の仕方、記事の書き方といったノウハウや現地の基礎知識は、同行するganas編集長から直接学べます(現地コーディネーター、通訳を務めるコロンビアの若者もサポートしてくれます)。
取材した内容は、参加者の署名記事として、途上国に特化したNPOメディア「ganas」のサイトで発信します。苦労して完成させた貴重な記事はご自身のポートフォリオとしても使えます。
『Global Media Camp in コロンビア』の概要
◎場所:コロンビア・メデジン
◎期間:2025年3月22日(土)~3月31日(月)
◎費用:一般25万4800円、学生23万4800円
◎〆切:2025年2月21日(金)
*2025年1月22日(水)までのお申し込みは「早割」として1万円割引
◎定員:最大8人程度(先着順)、最少開催人数4人程度
◎事前研修:2025年2月下旬または3月中旬を予定(1回のみ。8時間程度)
◎報告会:2025年4~6月を予定
◎主催:特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
◎問い合わせ先:devmedia.ganas@gmail.com
◎申し込み方法:お問い合わせいただければ申込書をお送りいたします。下のURLをクリックしてもダウンロードできます。
https://docs.google.com/document/d/1dzKBh4ae53qZ4BFwD_Vp7gWW2CcDWskO/edit?usp=sharing&ouid=117805614848569471035&rtpof=true&sd=true
途上国を取材し、記事を書き、それを発信する『Global Media Camp』は唯一無二のプログラムとして大きな支持を得てきました。2014年の春以来これまでに41回(9カ国12カ所)開いてきた実績があります。2025年春(2、3月)の開催地は、南米のコロンビア(メデジン)のほか、東南アジアのタイ(チェンマイ)と西アフリカのベナン(南西部のクッフォ県トタ村)を予定しています。
『Global Media Camp in コロンビア』の基本的なスケジュール(予定)と取材先候補
3/22(土)現地集合
3/23(日)取材
3/24(月)記事の執筆&フィードバック
3/25(火)取材
3/26(水)記事の執筆&フィードバック
3/27(木)取材
3/28(金)記事の執筆&フィードバック
3/29 (土)取材
3/30 (日)記事の執筆&フィードバック、フェアウェルパーティー
3/31(月) ふりかえり、現地解散(昼ごろを予定)
下のような取材先・テーマを候補として考えています(ご希望があればお気軽にお問い合わせください)。
↓↓↓
ベネズエラ難民、国内避難民(IDP)居住区、先住民保護区、スポーツを通して貧困地区の青少年を支援するNGO、ベレン図書館(東京大学が設計した、犯罪の減少に一役買ったコミュニティ図書館)、メデジン都市圏協力・投資局、グラフィックアートで観光地へと変貌を遂げた元スラム街など。
『Global Media Camp』に参加すると得する3つの理由
1)途上国を取材できる!
‥‥『Global Media Camp』は、途上国を本格的に取材でき、記事を書き、それを発信する唯一無二のプログラムです。スタディツアーのように、担当者からレクチャーをひたすら受けるのではありません。参加者自らが取材対象に自由に質問していきます(基本は英語を使います。コロンビアのみ日本語でも可能)。取材は、その国のことを短期間で少しでも深く、また多角的に知る手段のひとつ!
2)スキルアップできる!
‥‥『Global Media Camp』では新しい体験をするだけではありません。ネタ(良い話も悪い話も)や視点(切り口)を見つける力、情報を引き出すために質問する力、物事を掘り下げる力、要点をまとめる力、伝わる文章を書く力など“一生モノのコミュニケーションスキル”の向上を目指します。各回の参加者を最大8人に絞っているため、ganas編集長からマンツーマンでフィードバックを受けられます。頑張った証として、現地取材をベースにした「署名記事」が残ります。記事には1万以上の「いいね!」が付いたことも。ステレオタイプでない記事の発信にも意義がありますよね。
3)「複眼の視点」でとらえる!
‥‥「途上国=貧困 or 幸せ」などと決めつけていいのでしょうか? 物事に対する見方はさまざま。『Global Media Camp』では複眼の視点で物事をとらえる方法を学びます。世の中には自分が知らないこと、自分自身で無意識に決めつけてしまっていることがたくさんあります。取材も含め、現地の人と話す時間をたっぷりとっていますので、疑問を直接ぶつけてみてください。脱ステレオタイプを目指しましょう!
『Global Media Camp』で得られる5つのスキル
1)発見力
‥‥記事を書くには「ネタ&切り口」が不可欠です。取材ではまず、具体的なネタ探しと格闘します。ネタは、その国の問題点や長所を指す場合も少なくありません。ネタ探しの日々は「見つける力」(発見力)を向上させます。
2)質問力
‥‥ネタ&切り口を見つけたらおしまい、ではありません。関係する情報をいかに集めるか(インプット)が重要。質問の仕方によって、得られる情報の質・量、ひいては記事の内容・レベルは大きく変わります。取材現場では、記事を書くために必要なたくさんの質問をします。質問力(情報を聞き出す力)を集中的に鍛えます。
3)考察力
‥‥質問による情報収集(インプット)・ブレインストーミング・記事執筆(アウトプット)・講師からのフィードバックを繰り返すことで、物事を掘り下げる体験をします。「これまで見えなかったこと」が見えるようになることも。ここでカギとなるのは、“関係が一見なさそうなもの同士”をつなげて考える発想です(たとえば「宗教」+「SNS」=どうなるでしょう?)。意外なこと・つながりを見つけた瞬間はまさに快感!
4)要約力
‥‥要点をまとめる力もつきます。言いたいことが不明瞭な長い話は、とりわけ社会に出ると聞いてもらえません。内容を薄めずに/抽象化せずに、いかに簡潔に表現できるか。これは記事(特に見出し、リード)の書き方に通ずるものがあります。要約力はいま注目のスキルのひとつ。これを特訓します。
5)文章力
‥‥カッコいい/美しい文章よりも、いかに伝わるか/読まれるかが大事ですよね? そのテクニックを学びます。文章力はコミュニケーションスキルの基本。レポートやエントリーシート(ES)の作成にも当然役立ちます。とりわけ最近は、電話よりも、メールを書く機会が激増しているだけに、文章で伝える重要性は高まっています。
コロンビア(メデジン)のここが興味深い!
・コロンビア建国史上初めての左派政権(グスタボ・ペトロ大統領)が2022年8月に誕生した。また、副大統領には初めて黒人女性(フランシア・マルケス氏)が就任。
・右派政権だったかつてのコロンビアは、イスラエルからも支援を受け、麻薬組織や左派ゲリラとの抗争を続けてきた。ところが左派ゲリラ出身のペトロ大統領は、パレスチナへの軍事侵攻をやめないイスラエルを「ジェノサイド政府」と批判、国交を断絶した。また、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のラマラに大使館を開設しようとしている。
・シャキーラやフアネス、ルイス・フォンシなど、ラテンポップを代表する歌手を輩出する国。シャキーラは、2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会でもテーマソング「Waka Waka (This Time for Africa)」を歌った。
・コロンビアといえばコーヒーが有名だが、付加価値の高さで勝負するのが真骨頂。「フアン・バルデス」(ソンブレロを被り、ポンチョを羽織り、ラバを連れて歩く)という農園主のキャラクターを作り、世界に売り込む。フアン・バルデスのロゴ入りグッズもあるほど。
・カーネーションの生産規模は世界一。バラ、カーネーション、ダリア、キクなど切り花の輸出はオランダに次ぐ2位で、日本の輸入カーネーションの7割はコロンビア産とも。メデジンでは8月に「花祭り」が開かれ、世界中から観光客が押し寄せる。
・ラテンアメリカの美女大国「3C」の一角を占めるのがコロンビア(あとの2つはチリとコスタリカ)。なかでもメデジンは域内最大級のファッションイベント「コロンビア・モーダ」の開催地。
・ラテンアメリカ文学の最高峰といえば「百年の孤独」。著者であるノーベル賞作家ガルシア・マルケスはコロンビア人で、多くの日本人作家にも影響を与えた。2024年3月、未完の遺作「出会いはいつも八月」が発売された。ガルシア・マルケスはまた、キューバ革命を先導したフィデル・カストロとも親交があった。
・「イエス・キリストが生きていれば、ゲリラになっていただろう」の名言を残した「解放の神学」の先駆者カミロ・トーレスを生んだ国でもある。カミロ・トーレスはゲリラになった最初の神父。ちなみにカミロ・トーレスとガルシア・マルケスはコロンビア国立大学法学部の同級生だった。
・メデジンは、コロンビアの「治安改善」と「経済再建」を同時に達成させたウリベ元大統領(2002~2010年)の出身地。世界最大といわれた麻薬組織メデジンカルテル(首領のパブロ・エスコバルは1993年に射殺された)を壊滅させた麻薬撲滅計画「プラン・コロンビア」は大きな成果を挙げたが、とりわけメデジンはそのモデル都市となった。
・メデジンは2013年、ウォールストリート・ジャーナルとシティグループが実施した「最も革新的な都市」コンテストで1位となった。治安改善の突破口として一役買ったのが、貧困地区と街の中心部を結ぶロープウェー(メトロカブレ)の建設。メトロカブレと都市再開発をきっかけに、貧困地区の環境は大きく変わっていった。観光用ではなく、公共交通機関として貧しい人がロープウェーを使う例は世界でも珍しい。
・内戦(2016年に左派ゲリラ「コロンビア革命軍=FARC」と和平協定を締結)が50年以上続いたコロンビアでは、ピーク時には世界最多となる730万人の国内避難民を出した。
・FARCとの停戦にこぎつけ、ノーベル平和賞を2016年に受賞したサントス大統領(当時)は「持続可能な開発目標(SDGs)」の生みの親! 2011年にSDGsを発案し、2012年の「リオ+20サミット」(国連持続可能な開発会議)でこの策定を決定するよう売り込んだ。また、格差が紛争につながることを痛感しているからか、コロンビアの財閥は企業の社会的責任(CSR)活動にも熱心といわれる。
・隣のベネズエラ(反米)とは対照的に、コロンビアは「親米の国」として有名。麻薬撲滅も米国の支援を受けて取り組んできた。ただ「千日戦争」(1899~1902年に起きた保守党と自由党の武力抗争)の隙間を突き、パナマ運河の建設に関心をもっていた米国がパナマ独立派を支援した結果、パナマが1903年にコロンビアから独立した“負の歴史”もある(コロンビアがパナマの独立を正式に承認したのは1921年)。
・コロンビアにはいま、ハイパーインフレに見舞われ、経済が完全に破たんしたベネズエラから多くの難民(およそ290万人)が押し寄せる。メデジンの路上で食べ物や文具などを売ったり、街中で売春をしたりするベネズエラ難民も。コロンビアとベネズエラは同じ国(グランコロンビア)としてスペインから独立した兄弟国だが、ベネズエラは2000年代、南米で次々台頭してきた左派政権のリーダーとして注目を集めた。対照的に、歴史的にずっと右派政権(2022年8月から、建国史上初の左派政権に)だったコロンビアは影が薄かった。ところがいまや立場は逆転した。
・南米コロンビアと中米パナマの間には、「死の罠」の異名をとる密林地帯「ダリエン地峡」が横たわる。直線距離だと100キロ超にわたって山道、崖、川、湿地を死に物狂いで歩き、移民らは米国を目指す。事故などで命を落とすほか、女性がレイプ、誘拐されるといった悲惨な事件も起きている。ダリエン地峡を渡るのは、かつてはハイチ人、近年はベネズエラ人が多い。最近は中国人も少なくない。
・国際移住機関(IOM)によると、2023年にダリエン地峡を超えた移民の数は52万人。地中海経由で欧州に渡った移民(約22万人)の2倍以上。
・コロンビアの国土の29.8%が「先住民保護区」(レスグアルド)。2005年時点で710カ所ある。レスグアルドの特徴は自治権を部分的にもてること! コロンビアの人口(ラテンアメリカで3位の約4900万人)の3.4%が先住民(民族集団は84)といわれる。ちなみに上院議員の定数102のうち2議席は先住民枠。
『Global Media Camp』はこんな社会人&学生におススメ
◎途上国を掘り下げたい人
・途上国を深く知りたい(世界人口のおよそ8割は途上国で暮らす)!
・国際ニュースの現場を見てみたい!
・途上国で将来、仕事したい!
・貧困、教育、ジェンダー、少数民族、難民、国内避難民、ソーシャル/地元のスモールビジネス、開発援助など特定の分野を取材したい!
・過去(歴史)と現在、未来のつながりを取材であぶり出したい!
・フィールドワークの練習をやってみたい!
・途上国の若者と仲良くなりたい(友情は、その国をウォッチし続ける「基盤」になる)!
・JICA海外協力隊、海外インターン・ボランティアに興味がある!
◎メディア・広報・コミュニケーションに関心のある人
・メディアに疑問を感じるから、自分で取材・記事執筆に挑戦してみたい!
・自分の足で取材した途上国のことを多くの人に発信したい!
・ジャーナリストの動きを体験してみたい!
・「ネタや切り口を見つける力」「質問する力」「深掘りする力」「要点をまとめる力」「伝わる文章力」を高めたい!
・英語(タイ語、ビルマ語、スペイン語、フランス語など)を使って、取材にチャレンジしてみたい!
・ESなどでアピールできる実績を積みたい!
講師
長光大慈(ganas編集長)
現地コーディネーター
羽田野香里(メデジン日本文化センター「春のひなた」共同代表兼アカデミック・ディレクター、コロンビア・メデジン在住)
主催団体
特定非営利活動法人 開発メディア
2012年8月17日設立。途上国・国際協力を専門とするNPOメディア「ganas」を運営。下のボードで記事を発信中。キャッチフレーズは「途上国を知る。世界が広がる。」。
・ウェブサイト:https://www.ganas.or.jp/
・Facebook:https://www.facebook.com/ganas.or.jp/
・X:https://twitter.com/devmedia_ganas
・Instagram:https://www.instagram.com/devmedia_ganas/
『Global Media Camp』参加者の声(抜粋)
「特に印象に残ったのは、予想外に多くのベネズエラ難民たちと出会えたこと。生きることに前向きなパワーを直接感じ取れた。国内避難民へのインタビューでも心が揺さぶられた」(渡辺卓さん、社会人)
「ベネズエラ難民や国内避難民を取材できた。逆境にいる人たちは、想像していたよりも落ち着いていて、よく笑うなと思った。ただ、悲しみの片鱗が時々垣間見えることが気になった」(洲鎌槙吾さん、学生)
「取材する際に、オープンクエスチョンに頼りすぎない必要性を身にしみて感じた。知識がなくても『なぜ』『どのように』を使えば、簡単に質問できる。でもそれでは相手は答えにくいし、なにより自分の頭で考えることを放棄することになる」(向出洋祐さん、学生)
「暮らしている人たちから実際に話を聞き、記事を書くことでその国の歴史や人々の考え方に対する理解が深まる。自分がしっかり理解していないと他人に伝えられないから。ただの旅行では絶対に味わえない学び」(岡村有梨沙さん、学生)
「最大の収穫は『情報の聞き出し方』を学べたこと。インタビューしながら見出しをイメージし、それに基づいて必要な情報を収集するのは大変だった。でも徐々にコツをつかめたことが達成感につながった」(森春奈さん、学生)
「スラム街や国内避難民居住区など、自分一人ではアクセスが難しいところにも行け、またアウトプットの機会も用意されているのは貴重」(榊原麻由さん、学生)
「コロンビアの先住民の取材が印象的。自分がもっていたイメージとかけ離れていて驚いた。日ごろからニュースを見て、疑問に思ったことを調べる癖をつけると、世界は広がるんだなと感じた」(丸山幾子さん、社会人)
「南米へ行ったのは初めて。麻薬都市から平和都市へと変貌を遂げたコロンビア・メデジンを見てみたかった。取材を通して、隣国ベネズエラとのかかわりの深さ、難民が流入するリアルについて知ることができた」(福田朋子さん、社会人)
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