日立ハイテクサイエンス富士小山事業所が令和6年度「緑化優良工場等表彰」において「関東経済産業局長賞」を受賞

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日立ハイテクサイエンス富士小山事業所外観
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表彰式での様子

　株式会社日立ハイテク（以下、日立ハイテク）のグループ会社である、株式会社日立ハイテクサイエンス（以下、日立ハイテクサイエンス）富士小山事業所（静岡県駿東郡）が、令和6年度「緑化優良工場等表彰（通称：全国みどりの工場大賞）」において「関東経済産業局長賞」を受賞しました。
　「緑化優良工場等表彰」は、工場の緑化を積極的に推進し、工場内外の環境の向上に顕著な功績を収めた工場等を表彰するもので、経済産業省および一般財団法人日本緑化センターからそれぞれから選定されます。
　日立ハイテクサイエンス富士小山事業所は敷地内に樹林「日立ハイテクサイエンスの森」を持ち、緑地面積率*は50%を超え、国や市が定める基準を大きく上回っています。「日立ハイテクサイエンスの森」では、かつて人々の暮らしと共にあった里山として再生することを目標として、2015年から針葉樹林の広葉樹林化を進めるなどさまざまな取り組みを実施し、周辺の山林や農地との環境調和を図っています。また、事業所内の緑地を地域の学生や子ども達への環境学習の場としても提供し、地域社会とのつながりも大切にしています。こうした取り組みは社外からも評価され、2020年12月に公益財団法人日本生態系協会による「JHEP更新認証」最高ランクのAAA評価を取得し、2024年2月には環境省より「自然共生サイト」に認定されました。
　今後も「日立ハイテクサイエンスの森」での生物多様性の維持・保全活動をはじめとした事業所内および周辺地域の緑地の維持・拡大や環境改善に取り組むとともに、日立ハイテクグループ全体で環境価値の創出と持続可能な地球環境への貢献をめざしていきます。

*緑地面積率：工場敷地面積に対する緑地（環境施設は除く）の割合

■「日立ハイテクサイエンスの森」について
　「日立ハイテクサイエンスの森」は、日立ハイテクサイエンス富士小山事業所内にある約44,000平方メートルにおよぶ樹林です。地域社会の一員として「自然との共生」をめざし、2015年から、サイト内に生育している地域在来の植物を活用した、針葉樹林の広葉樹林化に取り組んできました。具体的には、人工的に植えられたスギ・ヒノキの針葉樹林を伐採し、跡地に敷地内で採取したどんぐりから育てた従来の在来種であるクヌギ・コナラの苗木を植樹しています。加えて、イロハモミジ・エゴノキ・ムラサキシキブなどの高中低木種の苗木を植樹することで、より多種多様な樹木からなる自然林としての広葉樹林化に努めています。さらに、芝生地の一部をさまざまな在来の植物が広がる半自然のススキ草地へと転換するためススキの株分けと植え付けや、森林整備活動の一環として外来植物の駆除や昆虫の住み家となるインセクトホテルの設置も実施しています。これらの取り組みには従業員も参加しており、活動の成果の一つとして、敷地内に希少植物の存在も確認されています。

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従業員が廃材を利用して制作したインセクトホテル
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日立ハイテクサイエンスの森（上部）

■関連リンク
日立ハイテクグループの生物多様性保全への取り組み (https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/company/sustainability/environment/bio/ )
「緑化優良工場等表彰制度」について（経済産業省関東経済産業局）(https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/kigyoricchi/ryokka_hyosho.html )

■「緑化優良工場等表彰」制度について
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　本表彰制度は、工場とその周辺環境との調和を図ることを目的とする「工場立地法」の精神を踏まえ、工場緑化を積極的に推進し、工場内外の環境の向上に顕著な功績のあった工場等を表彰することにより、工場緑化の一層の推進を図ることを目的として昭和57年に創設されました。経済産業省においては大臣賞・各地方経済産業局長賞を選定、一般財団法人日本緑化センターにおいては日本緑化センター会長賞等を選定して、これらの表彰を総称して「全国みどりの工場大賞」と呼んでいます。

■日立ハイテクサイエンスについて
　日立ハイテクサイエンスは日立ハイテクの連結子会社で、蛍光X線分析装置、熱分析装置、ICP発光分光分析装置など分析装置の開発、製造、販売、保守、および関連部品・消耗品の販売により、幅広い分野における研究・開発、品質管理業務を支えています。詳しくは、日立ハイテクサイエンスのウェブサイト(https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/company/group/hhs/ )をご覧ください。

■日立ハイテクについて
　日立ハイテクは、医用分析装置、バイオ関連製品、放射線治療システム、半導体製造装置、分析機器、解析装置などの製造・販売に加え、モビリティ、コネクテッド、環境・エネルギーなどの産業分野における高付加価値ソリューションの提供を通して、幅広い事業領域においてグローバルな事業展開を行っています（2024年3月期日立ハイテクグループ連結売上収益は6,704億円）。強みである「見る・測る・分析する」というコア技術をベースに、事業を通してさまざまな社会課題解決および持続可能な社会の実現に貢献していきます。詳しくは、日立ハイテクのウェブサイト(https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/ )をご覧ください。

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