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【9月M&Aレポート】115件で前年同月比38件増、金額は前年同月比2.27倍の7538億円

PR TIMES / 2024年10月10日 12時15分

外食産業でM&A活発化



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34249/178/34249-178-b946765a6e19810ebe2add2ce2a87663-672x362.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2024年9月までのM&A件数、金額の推移


9月単月では、過去10年で最多
2024年9月のM&A件数(適時開示ベース)は115件と前年同月の77件を大幅に上回り、9月単月では過去10年で最多となりました。取引金額は案件が積み重なり、前年同月比2.27倍の7538億円まで伸びました。特に外食・フードサービス業界での案件がいつもの月以上に増加しました。

上場企業に義務付けられている適時開示情報のうち、経営権の移転を伴うM&A(グループ内再編は除く)について、M&A Onlineが集計しました。
好調の前年を上回るペースで推移
1-9月の累計件数は889件で前年同期比で142件増となり、16年ぶりに1000件の大台を越した前年を大きく上回るペースで推移しています。海外企業が絡むクロスボーダー案件も好調で、1-9月累計は167件。このうち、日系企業が外資から買収するアウトバウンドが115件(前年同期94件)で積極的に海外進出を図る日系企業の姿が浮かびます。外資が日系企業を買収するインバウンドは52件(同49件)でした。

9月の傾向
9月の案件で注目されるのは外食・フードサービス業界です。すかいらーくホールディングス、クリエイトレストランホールディングス、コメダホールディングス、ワイエスフード、鉄人化ホールディングスと続けざまに買収案件を発表しました。1-9月の累計は23件に到達し、早くも昨年合計の24件に迫っています。
外食・フードサービス業界は、コロナ禍を境にM&Aの件数も内容も大きく変化しました。2019年に31件、2020年に19件、2021年に18件と落ち込みましたが、2024年は大手による買収が活発化し、事業拡大を目指した攻めの動きが鮮明になっています。
レポート全文はこちら
9月のM&A上位3社
ヒューリック
- 概要: 不動産開発を手がけるヒューリックが同業のレーサムをTOBで子会社化
- 取引金額: 約1735億円
- 詳細:ヒューリックはリノベーション、リニューアル、用途変更などで不動産価値の向上を図るバリューアッド事業に注力。ヒューリックと異なる多様なアセットクラス(住宅、商業施設などの資産区分)に対応可能なバリューアッドのノウハウを持つレーサムを傘下に迎えて、同事業の強化を図ります。

ティーガイア
- 概要: 米投資会社のベインキャピタルが携帯電話販売事業の大手ティーガイアにTOBを実施
- 取引金額: 1392億円
- 詳細:ティーガイアの筆頭株主、住友商事が事業ポートフォリオ見直しを行いTOBに発展。住商は人的支援などを行ってきましたが、携帯電話の販売奨励金の制限、買い替えサイクルの長期化など、取り巻く経営環境が激変、企業価値向上が限定的であると判断して株式譲渡を決断しました。

トランコム
- 概要: 総合物流のトランコムがベインキャピタルと組んでMBOを実施
- 取引金額: 約909億円
- 詳細:背景にあるのはドライバーの長時間労働が制限された2024年問題。ドライバー不足とそれに伴う人件費の上昇が見込まれるほか、足元では荷主自身がサプライチェーンを見直し始めており、トランコムは株式非公開化を行い事業の再構築を進める道を選びました。

9月のM&A:金額上位10社
1.ヒューリック:香港投資ファンド傘下で投資用不動産販売のレーサムをTOBなどで子会社化○1735億円
2.ティーガイア:米ベインキャピタルのTOBを受け入れて株式を非公開化○1392億円
3.トランコム:MBOで株式を非公開化○909億円
4.セイコーエプソン:デジタル印刷向けソフト開発の米国ファイアリーを子会社化○845億円
5.旭化成:血液浄化事業の旭化成メディカルをインテグラル傘下企業に譲渡○565億円
6.エムスリー:病院・介護施設向け生活用品レンタルのエランをTOBで子会社化○346億円
7.すかいらーくホールディングス:北九州発祥のうどん店をチェーン展開する「資さん」を子会社化○240億円
8.日本光電工業:頭蓋内電極製造の米国Ad-Techの持ち株会社を買収○160億円
9.タダノ:クレーンメーカーの米国マニテックスを子会社化○141億円
10.常磐興産:米投資会社フォートレスのTOBを受け入れて株式を非公開化○139億円

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34249/178/34249-178-4992109abd5e74b28e63468c3e98d8d7-986x230.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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M&A OnlineとはM&A Onlineは、M&A(企業の合併・買収)を、身近に感じ、深く知り、活用してもらうためのメディアです。M&Aに広く関心を寄せていただき、社会課題となっている後継者問題の解消、さらには日本経済のイノベーションの実現に寄与すべく、日々、情報発信を行っています。



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ストライクロゴ
運営会社(株式会社ストライク)名 称:株式会社ストライク
所在地:東京都千代田区大手町1-2-1 三井物産ビル15階
代表者:代表取締役社長 荒井 邦彦
設 立:1997年7月
事業内容:M&A仲介業
U R L:https://www.strike.co.jp/




[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34249/178/34249-178-02aa2a17baa57a9ed88574ca379375c1-1749x2481.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『M&Aコンサルタントに必要な法務スキル』
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編集:株式会社ストライク
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