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learningBOXと鹿児島大学など大学6校と高校1校、「Bett Asia Awards 2024」ウェルビーイング賞のファイナリストにノミネート

PR TIMES / 2024年11月1日 22時40分

eラーニングで認知行動療法を実践し社交性不安の症状が34%減少 産学連携で若者のメンタルヘルス問題解決に寄与



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learningBOX株式会社(本社:兵庫県たつの市、代表取締役:西村 洋一郎)が提供するクラウド型eラーニングシステム「learningBOX」が鹿児島大学、福井大学、志學館大学、鳴門教育大学、福島学院大学、高知県立高知国際中学校・高等学校、仁愛大学の7校で行われた臨床試験に活用され、閾値下の社交不安症の改善にICBT(インターネット認知行動療法)が有効であると実証されました。この取り組みが評価され、Bett Asia Awards 2024において、ウェルビーイング賞のファイナリストにノミネートされたことをお知らせいたします。
Bett Asia Awards ウェルビーイング賞について
Bett Asia Awardsは、アジア太平洋地域の教育に革命を起こしているEdTechの学校や団体、個人を称えるもので、2024年10月2日(水)にマレーシアのクアラルンプールで開催された、教育およびその技術に関する世界最大規模の展示会「Bett」(British Educational Training and Technology)のアジア版「Bett Asia 2024」にて発表されました。
Bett Asia Awards ウェルビーイング賞は、EdTechを利用し、生徒と教師の精神的健康、または、身体的健康の発展に寄与した個人、グループ、または組織に贈られます。

▼Bett Asia Awards 2024の詳細はこちら
https://asia.bettshow.com/Page/bett-asia-awards
ノミネートの背景:社交不安症(SAD)の認知行動療法の専門家不足と対人治療のハードル
SNSやコロナの影響により、若者のメンタルヘルス問題に注目が集まるようになりました。社会的な場面で強い不安や恥ずかしさを感じ、否定的な評価を恐れる精神状態は社交不安症(※SAD)と呼ばれ、これを持つ若者は対人関係や学業、就職において問題を抱える可能性が高いため、医療の早期介入が重要であるとされています。
しかしながら、認知行動療法の専門家の不足や専門治療を提供する医療機関が都市部に偏在していることから、認知行動療法へのアクセスの悪さが問題となっています。

※社交不安症(SAD, Social Anxiety Disorder)…不安症の一つです。他人から注視される状況や社会的状況で強い緊張や不安が生じており、日常生活に支障をきたしている精神疾患です。かつては「社交不安障害」と呼ばれていました。

この課題の改善に向け、2022年12月から2023年10月にかけて各大学の教授が当社のクラウド型eラーニングシステム「learningBOX」を活用し、インターネットを利用した認知行動療法(ICBT)の有効性を調べる臨床試験を実施しました。
臨床試験の参加者は診断基準を満たさないものの、社交場面である程度の不安症状を有している、大学6校と高校1校の学生計77名。参加者は、介入グループ(ICBT群)に38名、コントロールグループ(無治療群)に39名がランダムに割り付けられ、介入グループには「learningBOX」を介して、社会不安を克服するための認知行動療法のテクニックを教えるコンテンツが提供されました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45857/181/45857-181-e0b4733dbbde5d326a09c55bf443331c-1382x852.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「青年期における社交不安の認知行動教育プログラム」学習コースの画面

社交不安症状が34%減少 ICBTで若者の閾値下SAD症状改善に効果あり
臨床試験開始から10週間後(介入終了直後時点)には、寛解率においてコントロールグループが38%(9名/38名)に対して、介入グループは61%(19名/31名)と高い数値が示され、ICBTが若者の閾値下社交不安症状の改善に効果的であることが分かりました。
また、learnignBOXを活用したICBTからの脱落率は9%とかなり低く、介入開始か3ヶ月以内に、介入を受けた若者の社交性不安症状が平均34%減少したことも示されました。
今回の臨床試験の結果により、閾値下社交不安症にセルフヘルプでのICBTが有効であることが示されました。

セルフヘルプ…専門家の助けを借りずに自身の問題を当事者で解決すること

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45857/181/45857-181-ac05a11bb126064a68a2924c90af6b7e-1080x1440.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

松本 一記 氏 鹿児島大学病院 臨床心理室 講師 研究准教授のコメント人前での緊張と不安は、多くの人に感じられる感情状態の変化なので、「日常生活に支障がでている」場合でも単なる性格の問題として解釈されやすく、適切な治療につながることは稀です。また、対人支援を回避することも治療開始を遅らせます。learningBOXを利活用することで、認知行動療法を安全かつ即座に必要とする人に届けることができます。将来的には、必要とする方全てに認知行動療法を提供できるかもしれません。



learningBOX(ラーニングボックス)について
learningBOXは低価格と使いやすさにこだわった、クラウド型eラーニングシステムです。直感的なインターフェースで専門的なIT知識がない方でも手軽に教材の作成や管理、メンバー管理、成績の保存や閲覧などが行えるサービスです。総契約アカウント数50万、有料利用企業数1,200社(2023年11月末日時点)に達しており、業界・業種を問わず多くのユーザーの皆さまにご活用いただいています。learningBOXでは年4回、共用環境でメジャーバージョンアップを実施。四半期ごとに新機能の搭載・既存機能の改善を行うことで全てのユーザーの利用体験を向上させることに努めています。

▼learningBOXの詳細はこちら
https://learningbox.online/

会社名:learningBOX株式会社
所在地:〒679-4129 兵庫県たつの市龍野町堂本216-1
代表 :西村 洋一郎
設立 :2012年7月23日
URL :https://learningbox.co.jp/

【本リリースに関するお問合せ先】
learningBOX株式会社 広報担当 佐藤
https://learningbox.co.jp/contact/

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