国内最大規模 約35万人の疾患情報パネルを構築 患者インサイトの高度な分析を可能にするデータの提供を開始
PR TIMES / 2019年8月7日 0時40分
~コホート研究などの縦断研究への利用を見据えて~
株式会社メディリード (https://www.medi-l.com/ 本社:東京都新宿区、代表取締役社長:亀井 晋、
以下「当社」)は、全国の男女を対象に「Medilead Healthcare Panel(以下「MHP」)構築調査」を実施し、一般生活者35万人の疾患情報パネル(直近1年以内に入通院歴のある方:約15万人、同期間に入通院歴のない方:約20万人)を構築しました。本パネルは、アンケートパネルとして利用できるだけでなく、インサイト獲得を目的としたコホート研究(集団の追跡)などの縦断研究における分析にも十分に耐えうる疾患情報パネルとして、国内最大規模となります。
MHPは、国内最大規模の疾患に関するアンケートデータであり、(1)一般生活者の疾患情報に関する大規模調査、(2)何らかの症状・疾患で入通院中の方の主疾患に関する追跡調査から構成されています。回答者への追跡調査は、より深いインサイトの獲得を可能にします。また、電子カルテ情報やレセプトデータなどの大規模データベースには含まれないデータも多く、ヘルスリテラシー(健康や医療に関する情報を入手・理解・評価・活用するための能力)向上の意義など、社会的に重要な意味を持つ分析も可能です。
■MHP調査における主な聴取事項
<大規模調査>
ヘルスリテラシー(HLS-EU-Q47:ヘルスリテラシーの評価尺度)
QOL(EQ-5D:健康関連QOLの包括的な評価尺度)
服薬アドヒアランス尺度
(治療意欲、積極的な薬物治療への参加、服薬遵守の指標)
労働損失(WPAI:仕事の生産性および活動障害に関する質問票)
1ヵ月の医療費
新しい治療を受けたいかどうか
新しい治療に対する支払い意思額
<追跡調査>
通院のきっかけ
現在および過去に処方されている薬剤
現在の治療に対する満足度
治療に関する詳細なニーズ
※ご自身の1年以内の入通院歴、1~3年前の入通院歴に加え、同居のご家族の1年以内の入通院歴および疾患についても聴取しています。
※気になる症状として、「不眠」や「いらいら」「肩こり」などの未病レベルのデータも収集しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4729/184/resize/d4729-184-906206-0.png ]
MHPのデータから、QOLの高い患者さんの特徴や、QOLとヘルスリテラシーの関係、治療満足度の高い患者さんの通院のきっかけ、薬剤ごとの治療満足度、疾患ごとに患者さんから必要とされるコミュニケーションなどを把握することができます。さらに、定期的にMHP構築調査を実施していくことにより、コホートとしてご利用いただけるデータベースの構築を目指しています。
また、MHPデータベースはアドホック調査の基礎知識として活用いただくことが可能なため、今後積極的に協働を図り、有意義なデータの発信を推進するほか、ローデータへのアクセスや、あらかじめ定めた範囲でのデータ集計などをサービスとしてご提供する予定です。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/4729/table/184_1.jpg ]
■関節リウマチについてのMHPデータ分析
新薬の研究開発などが活発に行われている関節リウマチについて、MHPの(1)大規模調査・(2)追跡調査を通じての分析を行いました。
※分析にあたっては、大規模調査に回答した20歳以上の方を対象とし、性年代分布を人口構成に合わせるウェイトバック処理を行っています。
※調査レポートは、こちらからご覧いただけます。
https://www.medi-l.com/research/release20190806-jp/
<分析結果>(一部抜粋)
・関節リウマチで入通院中の方のQOLスコアは平均より低くなっている。<表1>
・関節リウマチの患者さんの医師とのコミュニケーションに対する満足度は全体に比べて高く、治療に対する満足度の低下を防いでいる。<図1-1><図1-2>
・ヘルスリテラシーや服薬アドヒアランス(治療意欲、積極的な薬物治療への参加)のスコアが高くなっている。<表3>
・関節リウマチの領域は新しい治療に対する患者さんの期待が高く、新しい治療を「受けたい」とする割合が全疾患と比べて8ポイント高くなっている。<図2>
・介護の場面においては、関節リウマチの患者さんは一般生活者より介護を負担に感じる傾向がある。<表4>
[画像2: https://prtimes.jp/i/4729/184/resize/d4729-184-943908-1.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/4729/184/resize/d4729-184-130825-2.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/4729/184/resize/d4729-184-388584-3.png ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/4729/184/resize/d4729-184-368373-4.png ]
当社は、今後も医療にまつわるあらゆるステークホルダーの皆さまの相互理解をサポートするとともに、すべての患者さんの今日、そして明日の生活を、少しでもより良いものにすることを目指してまいります。
■株式会社メディリードについて
代表者: 代表取締役 亀井 晋
所在地: 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立: 2015年4月1日
主な事業: 医療関連領域の調査業務
持株会社: 株式会社クロス・マーケティンググループ(東証一部:3675)
URL: https://www.medi-l.com/
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社メディリード 広報担当:野々宮 香子
TEL : 03-6859-1192 FAX : 03-6859-2275 E-mail : pr-mdl@medi-l.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
高齢心不全患者におけるベンドニアの頻度とその予後的意義
PR TIMES / 2024年5月9日 14時3分
-
視力と聴力が低下、軽視される「帯状疱疹」の恐怖 新年度の疲れに要注意、子どもも無縁ではない
東洋経済オンライン / 2024年4月16日 12時30分
-
電子カルテ由来の「ユカリアデータレイク」ユニークID数100万件を突破
PR TIMES / 2024年4月12日 17時15分
-
テックドクターが携わる慶應義塾大学医学部内科学教室(リウマチ・膠原病)主導のAMED研究の成果が国際学会『ISPOR 2024』に採択
PR TIMES / 2024年4月12日 12時40分
-
大正製薬がお届けする大正健康ナビ、4/10に新着情報「シェーグレン症候群」を公開!
@Press / 2024年4月10日 11時0分
ランキング
-
1通販のニッセンを売却=41億円で歯愛メディカルに―セブン&アイ
時事通信 / 2024年5月9日 18時17分
-
2ブラザー社長「信頼関係を築くことは見込めない」…ローランドDGへのTOBを事実上断念
読売新聞 / 2024年5月9日 18時11分
-
3このキャラはもしかして...? マクドナルドのX、次回の「ハッピーセット」ヒント画像公開で話題に
J-CASTニュース / 2024年5月9日 21時33分
-
4「肉も野菜も安い!」ドラッグストア絶好調の理由 物価高で高まる存在感、買収で生鮮食品も導入
東洋経済オンライン / 2024年5月9日 7時0分
-
5帝人が「めちゃコミ」運営会社売却へ、ソニーなど応札検討=BBG
ロイター / 2024年5月9日 19時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください