米国発のスタートアップFormic Technologies Inc.へ出資

製造業向けなど、顧客への提供価値向上に向けた新たなビジネスモデルを検討



　三菱電機株式会社は、グローバル・ブレイン株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル（CVC）ファンド「MEイノベーションファンド（※1）」が出資する第8号案件として、産業用ロボットの設計、開発、保守をサブスクリプション型の販売モデルで提供する米国発のスタートアップ企業、Formic Technologies Inc.（フォーミックテクノロジーズ：以下、Formic）へ出資しました。
　製造業や物流業においては、労働力不足の解消に向けた自動化への取り組みが急速に進んでおり、ロボットの導入が活発化していますが、ロボット導入にかかる高額な初期費用や専門知識を有する人材の確保・育成が大きな課題となっています。
　Formicは、産業用ロボットによるパレタイズ（※2）や梱包などの工程自動化システムの設計から導入、設置、保守までをワンストップで対応しています。さらに独自に開発したソフトウエアを活用することで、中小企業を中心とした顧客の個別のニーズに合わせた最適なソリューションを提供しています。また、それらを独自のファイナンススキームと組み合わせたサブスクリプション型サービスとして提供することにより、産業用ロボットの導入やメンテナンスに関する顧客の負担を大幅に軽減し、製造業における労働力不足などの課題解決に向けた自動化の加速に貢献しています。
今後、当社はFormicへの出資を通じて、当社の自動化ソリューションを、顧客が導入しやすい形へと進化させた新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいきます。

Formic Technologies Inc. CEO Saman Farid氏コメント
「三菱電機の製品とFormicが持つサービスやビジネスモデルを掛け合わせることで、新たな市場を開拓できると考えています。三菱電機の製造業における自動化技術や豊富な経験、プレゼンスを活用しながら、当社はさらなる成長を目指します。」

三菱電機株式会社 常務執行役兼CDO（DX担当、ビジネスイノベーション本部長）武田聡コメント
「Formicはロボットシステムの導入に際して、さまざまな課題を抱えるお客様の課題やニーズに合ったワンストップのビジネスモデルを構築しています。そのユニークなビジネスモデルと三菱電機の自動化ソリューションを組み合わせることで、当社はお客様に対する新たな価値の提供を目指します。」

■Formic Technologiesの概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/120285/table/184_1_2ddc6f70751823f6a44c4af3218c807b.jpg ]

※1　「MEイノベーションファンド」を設立（2022年1月13日公表）
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/news/2022/0113.pdf
※2　製品や材料をパレットに積み上げて運搬や保管を行うこと

＜お客様からのお問い合わせ先＞
三菱電機株式会社　ビジネスイノベーション本部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
E-mail：[e-mail]

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ