低摩擦型船底塗料の技術が地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞
PR TIMES / 2019年12月6日 16時35分
~マグロの体の構造を参考にした船底塗料が、船舶運航のCO2削減に貢献~
日本ペイントホールディングス株式会社(本社:大阪市北区、社長兼 CEO:田堂哲志)のグループ会社である日本ペイントマリン株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:白幡 清一郎 以下NPMC)は、「低摩擦型の船底塗料の普及による燃費及びCO2の削減」のテーマが環境省の令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰において対策技術先進導入部門を受賞しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/7223/186/resize/d7223-186-686008-0.jpg ]
今回受賞した、「低摩擦型の船底塗料の普及による燃費及びCO2の削減」の取り組みは、船舶塗料において、遊泳速度の速いマグロの体の構造に着目し、マグロの皮膚をヒントに水の流動抵抗を低減させる「ウォータートラッピング技術」を世界で初めて開発し、船舶の運航において、燃料の大幅な削減を実現しました。この製品の普及により、地球温暖化防止に貢献したことが評価され、受賞に至りました。
受賞に際し、NPMC代表取締役社長の白幡清一郎は、「今回の受賞は、2007年に環境対応型の製品であるLF-Seaシリーズを発売以来、その商品がグローバルで普及した実績を評価されたことに意義があると感じています。当社は、先端環境製品を世界中にお届けできる企業を目指しており、今後も、船舶塗料で環境に貢献し、新たな価値を提供できる企業でありたいと考えています」と述べました。
NPMCは、2007年に当時世界初となる低摩擦型の船底塗料「LF-Sea」を開発し、2013年には上位版である超低燃費型船底防汚塗料「A-LF-Sea」を開発。従来型の製品と比較して「LF-Sea」の場合は約4%、「A-LF-Sea」の場合は約10%燃費を改善、それに伴うCO2の削減を実現しております。なお、2019年6月の時点において、低摩擦型の船底塗料は、シリーズ累計2900隻以上の船舶に採用されております。
【地球温暖化防止活動環境大臣表彰について】
環境省では、平成10年度から、地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績をたたえるため、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を行っています。
【リリースの内容に関するお問い合わせ】
日本ペイントマリン株式会社 マーケティング部
TEL:06-6455-9590
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