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NEWS RELEASE 2021年度(第17回)精密工学会技術奨励賞を受賞

PR TIMES / 2021年9月24日 18時15分

株式会社ジェイテクトは、精密工学分野の研究成果として「金属3D積層造形の高品位・高能率化と合金工具鋼金型の実用化」で、2021年度(第17回)精密工学会技術奨励賞を受賞いたしました。



NEWS RELEASE

2021年9月24日
株式会社ジェイテクト

株式会社ジェイテクトは、精密工学分野の研究成果として「金属3D積層造形の高品位・高能率化と合金工具鋼金型の実用化」で、2021年度(第17回)精密工学会技術奨励賞を受賞いたしました。


[画像1: https://prtimes.jp/i/28729/188/resize/d28729-188-7b326cd0833e9967ee1c-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/28729/188/resize/d28729-188-cc2c27cae4b416b1950b-1.jpg ]


金属3D積層造形の主要な方式の一つであるLaser Beam Powder Bed Fusion(以下、PBF-LB)は、粉末をならしたパウダーベッドをレーザで溶融する工程を繰り返して積層する方式で、従来の機械加工では実現できない内部構造や複雑形状の加工が可能であり、自動車部品の鋳造金型などの製造に有効な工法です。現状、PBF-LBで金型を造形する場合、マルエージング鋼が多く用いられていますが、熱伝導率や熱疲労特性など性能面に課題があります。そのため、従来の鋳造金型で多用されている合金工具鋼への適用が求められていましたが、割れが発生しやすいため、実用化に至っていませんでした。
本研究では、合金工具鋼にPBF-LBを適用するうえで課題であった内部欠陥の抑制に対して、レーザ照射条件など最適な造形パラメータの設定指針を提案し、高品位かつ高能率な造形を実現したことが認められ、この度の受賞となりました。

金属3D積層造形は製品の設計から製造における考え方を変革する技術であり、製品の高機能化や生産性の向上につなげていくことで、モノづくり革新に貢献してまいります。

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