ボッシュのナビゲーション3.0が3Dマップでドライバーをガイド
PR TIMES / 2016年2月29日 17時58分
新しいNDSデータ規格*をサポートした ナビゲーションソフトウェア
ボッシュは、車載ナビゲーションシステムをより魅力的かつ実用的なものにするために、地形の高低の違いを、システムに内蔵された衛星写真を使ってまるで写真のようにリアルに表示する先進的なナビゲーションソフトウェアを開発しました。
3Dマップエンジンが3D要素をディスプレイに重ねて表示
高画質3Dディスプレイはオフラインでも機能
ディスプレイの精細レベルはシステムの演算処理能力とメモリ容量に応じて調整可能
将来的には危険が潜む場所や燃料価格など、ダイナミックデータの表示にも対応可能
この新しいナビゲーションがあると、高層ビルが立ち並ぶ中でも、ドライバーは自分の現在位置をより簡単に把握しやすくなります。これは、新たに設けられたナビゲーションデータ規格(NDS)に適合したデータを3Dレンダリングモジュールで処理し、非常に美しい映像マップを作り上げるボッシュの先進ナビゲーションソフトウェアにより可能になりました。他社の同等クラスのソリューションとは異なり、ボッシュのこのアプローチは、常時オンライン接続されていないナビゲーションシステムでも機能します。また、インターネット接続を利用できる環境下では、ダイナミックデータをマップ表示に活かすことができます。さらに将来的には、たとえば最新の気象情報や走行ルート沿いにあるガソリンスタンドの燃料価格などをナビゲーションのマップに表示できるようになる見込みです。
[画像1: http://prtimes.jp/i/5028/190/resize/d5028-190-494234-2.jpg ]
[画像2: http://prtimes.jp/i/5028/190/resize/d5028-190-359751-1.jpg ]
パワフルな3Dマップエンジンが連続ズームを可能
ボッシュのこの新しいナビゲーションソフトウェアの中核を担うのが、OpenSceneGraphをベースとした3Dマップエンジンです。このシステムでは、ビルなどの立体的要素をディスプレイに複数重ねる「スーパーインポーズ」を行います。3D要素を重ね合わせて生成された画像を半透明にすることができ、ドライバーは視界を遮る建物など障害物の向こう側に延びる道路もマップ上で視認できます。また、表示されたマップは、最大の詳細レベルからマップ全体の俯瞰まで、非常にスムーズに拡大/縮小表示することができます。さらに、このソフトウェアはNDSデータに含まれる地形情報を利用し、土地の高低を表示できるほか、マップの地平線側の部分を人工的に上方に曲げ、画面を最大限に活用し、ルートを表示することもできます。この新しいソフトウェアは3D artMap機能をサポートしているため、建物のエッジに丸みを付け、適度に着色し、周囲の風景を水彩画風に表示させることも可能です。
システムの操作方法は、音声入力、マルチタッチ、手書き認識の3種類から選択することができます。また、この3Dマップエンジンは、センターコンソールのディスプレイやインストルメントクラスターのディスプレイなど、複数のスクリーンに異なるエリアのマップを同時に表示することもできます。表示の精細度も、インフォテインメントシステムの演算処理能力とメモリ容量に合わせて調整できます。このように、このナビゲーションソフトウェアは、自動車メーカーが個々のニーズに合わせて設定を変更できるようになっており、アップデートもUSBメディアやスマートフォンを接続して簡単に行えます。
コネクテッドホライズンのダイナミックデータで交通情報以外の情報も表示可能に
現在、交通渋滞はほぼリアルタイムでマップに表示可能ですが、将来、インフォテインメントシステムがインターネットに接続されている状況下では、それ以外の情報もマップに重ねて表示できるようになります。たとえばボッシュのコネクテッドホライズンを利用すると、クラウドに蓄積された道路状況のデータをリアルタイムで呼び出せます。それを3Dマップエンジンが視覚情報に変換し、たとえば降雨の激しい地域や、路面凍結の恐れのある地域を、色を変えて表示できます。このときに画面上で指先でなぞって円を描けば、システムはそのエリア内を通る代替ルートを計算してくれます。また、地域ごとの気温や嵐の予想進路も表示でき、米国の竜巻がよく起きる地域ではこの機能は非常に役立ちます。さらに、電気自動車にこのシステムを搭載すると、現在のバッテリー残量でどこまで走れるかという航続距離情報が、半透明で重複表示されるようになります。
*ナビゲーションデータ規格(NDS)は、自動車メーカー、自動車機器サプライヤーとマッププロバイダーが合同で開発した規格です。フォーマットを標準化することにより、製造元の異なるナビゲーションシステム間でも容易にマップデータを交換できるようになるほか、標準化によってバリエーション数が減少し、マップのアップデートも簡単に行えるようになります。NDSの詳細については、http://www.nds-association.org (英語)をご覧ください。
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
圏外でも地図が使える! iPadの「マップ」で「オフラインマップ」を使おう - iPadパソコン化講座
マイナビニュース / 2024年5月30日 16時45分
-
ASIL-Bの機能安全性に対応し、コスト効率に優れた車載グレード対応 MEMS慣性計測モジュールを発表
PR TIMES / 2024年5月24日 17時15分
-
走行中でも純正ナビでテレビ視聴! データシステムのTV-KITにレクサス『LBX』の適合が追加
レスポンス / 2024年5月23日 11時0分
-
ドローンの自動航行ルート作成や赤外線動画解析を行うソフトウェア 5月15日より無償提供を開始
@Press / 2024年5月15日 11時0分
-
AVナビゲーションシステム“彩速ナビ”「MDV-S811HDF」ほか計4モデルを発売
PR TIMES / 2024年5月9日 15時15分
ランキング
-
1物流TOB合戦、佐川の「異次元の高値買収」で決着へ 株式市場は厳しい評価、問われる巨額買収の果実
東洋経済オンライン / 2024年6月3日 17時30分
-
2データ転用・独自解釈・書き換え…5社に広がった型式不正、揺らぐ自動車業界の信頼
読売新聞 / 2024年6月4日 0時1分
-
3中小の瓶飲料がピンチ 資材・原材料の値上げラッシュも価格転嫁しにくく板挟み 悲鳴を上げる業界団体の長
食品新聞 / 2024年6月4日 9時30分
-
4これまで「1kg数円」で処分していたが…マグロの希少部位「血合い」に水産業界の注目が集まっている理由
プレジデントオンライン / 2024年6月4日 10時15分
-
5【検索急上昇ワード】全国の人気温泉地ランキング…2024年4月に最も注目されたのは、長い歴史を持つあの温泉!【第1位~第5位】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月4日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください