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三菱重工サーマルシステムズ、2020年度省エネ大賞で「資源エネルギー庁長官賞」を受賞

PR TIMES / 2021年1月7日 14時15分

高効率空冷ヒートポンプチラー「MSV2」

◆ 『e-3Dスクロール』圧縮機をはじめとする独自技術の効率性や省エネ性能が高い評価を受ける
◆ 製品・ビジネスモデル部門の節電分野における受賞



三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)は、空冷ヒートポンプチラー※1「MSV2」で、一般財団法人省エネルギーセンター主催・経済産業省後援による2020年度(令和2年度)省エネ大賞の製品・ビジネスモデル部門において「資源エネルギー庁長官賞(節電分野)」を受賞しました。新開発した『e-3Dスクロール』圧縮機やその他独自技術の組み合わせにより、業界トップクラスのエネルギー消費効率(COP:Coefficient Of Performance※2)を実現していることなどが高く評価されたものです。表彰式は1月27日に都内で行われます。

[画像1: https://prtimes.jp/i/25611/191/resize/d25611-191-432112-0.jpg ]


40~70馬力モデルの4タイプからなる「MSV2」シリーズは、冷媒を縦横両方から圧縮する「3Dスクロール」圧縮機をさらに進化させ、スクロール形状をステップからスロープに変更することにより、漏れ損失を大幅に低減し、低負荷時の効率を飛躍的に高めた『e-3Dスクロール』圧縮機を採用しています。さらに「大型プロペラファン」「ロングベルマウス」「細径ヘアピン空気熱交換器」を新規採用することで、従来製品に比べ20%の省電力を達成しました。また吸収式冷温水機に比べても約55%のエネルギー削減となっています。

一方、冷媒には、地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential※3)が従来のR410A冷媒に比べて約3分の1のR32冷媒を採用。冷媒封入量を従来機に比べて約28%、CO2換算値で約77%削減することで環境負荷の抑制・軽減に貢献できます。

省エネ大賞は、事業者や事業場などにおいて実施した他者の模範となる優れた省エネの取り組みや、省エネルギー性に優れた製品ならびにビジネスモデルを表彰するものです。日本全体の省エネ意識の拡大、省エネ製品の普及などによる省エネ型社会の構築に寄与することを目的としています。

三菱重工サーマルシステムズは今回の受賞を励みとし、さらなるCO2削減と省エネに役立つ技術・製品開発に取り組んでいきます。また、各種プラントにおけるエネルギー効率の向上をはかるサーマルエンジニアリング事業、大空間空調の大型冷凍機事業、多様な快適空間を創り出す空調事業、コールドチェーンに欠かせない輸送冷凍機事業、カーエアコン事業などといった事業領域の広さを生かしたシナジーによる統合技術力で、お客様の多種多様なニーズに応じた最適なサーマルソリューションの実現に注力していきます。

※1 ビルの空調や工場内の各種産業設備などへ冷水や温水をつくり出し供給する装置の総称です。主に冷却に使うことから「chiller(chill=冷やす)」と呼ばれていますが、温めることもできるため「Heat pump(熱を低温からくみ上げて高温で加熱するもの)」という言葉を加えています。装置内部は冷媒回路と水回路からなり、冷媒と水が水熱交換器を通して熱交換を行います。
※2電力1kWを使ってどれだけの効果を得られるかという指標で、値が大きいほど省エネ性に優れます。
COP=定格冷凍能力(kW)÷消費電力(kW)
※3 CO2を1.0とした場合の相対値としてあらわす係数で、値が小さいほど温室効果が低く環境性に優れます。

■MSV2シリーズの主な仕様(ヒートポンプ機標準仕様)

[画像2: https://prtimes.jp/i/25611/191/resize/d25611-191-593152-1.jpg ]

冷却能力・加熱能力・消費電力・COPの表示値許容公差は JRA4066:2017「ウォータチリングユニット」に基づきます。
なお、表中の消費電力・COPはポンプ内蔵仕様時の内蔵ポンプ消費電力を含みません。
COPは7℃差条件での値、カッコ内の値は5℃差条件での値を示します。
冷却条件:7℃差=外気温度35℃で冷水入口14℃かつ冷水出口7℃、5℃差=外気温度35℃で冷水入口12℃かつ冷水出口7℃
加熱条件:7℃差=外気温度7℃DB(乾球温度)/6℃WB(湿球温度)で温水入口38℃かつ温水出口45℃、5℃差=外気温度7℃DB/6℃WBで温水入口40℃かつ温水出口45℃

別紙 MSV2特長
https://www.mhi.com/jp/news/story/pdf/191225.pdf

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