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(12月11日開催)世界を感染症から守る―熊本大学×東京大学UTOPIAが挑む「ワクチン開発研究フォーラム2024」

PR TIMES / 2024年12月10日 15時10分

「ワクチン開発研究フォーラム2024」開催のお知らせ~利他(りた)の精神で世に貢献する~



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124365/191/124365-191-782d433fcb4465458bd5dfca411b7879-902x1248.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


熊本大学大学院生命科学研究部附属ワクチン開発研究センター(以下、「熊本大学ワクチン開発研究センター」という)は、東京大学国際高等研究所 新世代感染症センター(UTOPIA)と協働し、2024年12月11日(水)「ワクチン開発研究フォーラム2024」を開催いたします。本フォーラムは、最新のワクチン研究動向や感染症対策、次世代型ワクチン開発の最前線について、産学官が一体となって議論し、知見を深める貴重な機会となります。皆様のご参加、お待ちしております。

【ポイント】
- 熊本大学と東京大学UTOPIA共催で多分野連携を促進し、感染症対策や医療イノベーションを目指し「ワクチン開発研究フォーラム2024」を実施します。
- フォーラムの前半では、熊本大学ワクチン開発研究センターが、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の支援の下で進める次世代ワクチン開発や製造プロセスの最適化に関する研究について紹介します。WHO緊急使用リスト(EUL)に登録され、国際的な感染症対策に大きく貢献することが期待されるKMバイオロジクス株式会社の『乾燥細胞培養痘そうワクチン LC16「KMB」』について、今後の研究および熊本大学との共創について紹介します。さらに、熊本大学が取り組む革新的なワクチンデバイス研究についても取り上げ、最前線の取り組みを詳しくご紹介します。なお、エムポックス予防に関するテーマについては、パネルディスカッションにて議論を深める予定です。
- フォーラムの後半では、著名な講演者による次世代研究の紹介が行われます。石井教授がワクチン科学、濡木教授が「Beyond Vaccine」をテーマに講演し、次世代医療の方向性を議論します。

【開催の背景と趣旨】
熊本大学大学院生命科学研究部は2023年に「ワクチン開発研究センター」を立ち上げ、現在AMEDの支援を受けた2つの先進的研究プロジェクトを推進中です。国内外の政府機関や多くの企業パートナーとの共創を通じて、人々の健康と暮らしを守るための革新的なワクチン研究を展開しています。
本フォーラムは、ワクチン開発企業KMバイオロジクス株式会社の『乾燥細胞培養痘そうワクチン LC16「KMB」』がWHO緊急使用リスト(EUL)に登録されたことを背景に、グローバルな感染症対策に果たす日本の重要な役割を示す場にもなります。熊本大学とKMバイオロジクス株式会社との間で進む研究は、世界が直面する新興・再興感染症へ挑む最先端科学といえます。

【招待講演者】
・石井健 教授(東京大学医科学研究所感染・免疫部門 ワクチン科学分野):
 ワクチン・免疫研究の第一人者である石井教授が、現行ワクチンの課題から次世代ワクチンまで、世界的視野で語ります。この機会は、ジャーナリストやメディア関係者の皆様にとって、ワクチン研究最前線の知見を入手するまたとないチャンスです。
・濡木理 教授(東京大学理学部生物化学科・大学院理学系研究科生物化学専攻):
 生命科学研究のトップリーダーである濡木教授は、革新的な基礎研究紹介と科学の未来展望を示します。感染症対策のみならず、広範なライフサイエンスの進路を知る貴重なインサイトを得られる機会です。
・遠藤昌史 CMC技術開発本部 技術開発統括部長 (KMバイオロジクス株式会社):
 熊本大学薬学部出身。KMバイオロジクス株式会社にて、インフルエンザワクチンやCOVID-19ワクチンの開発に従事してきました。現在は、CMC技術開発本部に所属し、製造プロセスを中心に、新製品の開発や既存製品の改善改良に取り組んでいます。今回は、『乾燥細胞培養痘そうワクチン LC16「KMB」』について、その現状と今後の研究の展望を発表します。

【熊本大学の主な講演者】
・三隅将吾 教授(熊本大学大学院生命科学研究部 環境分子保健学分野):
 ウイルス学・環境薬学を専門とし、世界的な感染症対策の鍵を握る先端研究に取り組んでいます。とりわけ、痘瘡ワクチンの近代化をめざす研究分野において、熊本が誇るKMバイオロジクス株式会社との共同研究を推進中です。これらの取り組みは、新興・再興感染症への対抗手段として、より安全かつ有効なワクチン開発戦略の確立へと大きく寄与すると期待されています。
・本山敬一 教授(熊本大学大学院生命科学研究部 製剤設計学分野):
 ニードルフリー(針を用いない)表皮内投与デバイスを活用し、次世代型ワクチン開発に挑む研究を推進しています。本技術は、接種時に注射針を用いないことから、痛みや感染リスクを低減するとともに、皮膚内免疫系を効率よく刺激することで、高い免疫応答を誘導できる可能性を秘めています。こうした最先端のワクチン投与技術は、グローバルな感染症対策や公平なワクチン普及にも貢献し、世界規模の医療アクセス改善へと道を切り拓く基盤となります。

【共創の場として】
本フォーラムは、熊本大学ワクチン開発研究センターと東京大学UTOPIAが手がける特別な催しであり、日本発の新たな知見・技術を世界へと発信するハイブリッドな場です。報道関係者の皆様には是非取材にお越しいただき、次世代医療に向かう変革の瞬間を捉えていただきたく存じます。

【参加方法】
・ どなた様も事前登録制で参加可能。
・ 対面およびオンラインのハイブリッド形式で開催。
・ 詳細は下記URLまたは添付のQRコードよりご確認ください。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124365/191/124365-191-206e14a01cf61d7bf30409f73e0fc9d5-230x232.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

URL: https://x.gd/WsxrR



【開催概要】
日時:2024年12月11日(水)13:00~18:00
会場:熊本大学大江キャンパス 多目的ホール(薬学部)/ オンライン配信
プログラム内容:ワクチン研究最新動向、免疫学・生物科学最先端研究紹介、ラウンドテーブルディスカッション、Q&Aセッションなど(以下詳細)

13:00-13:05 開会挨拶
熊本大学ワクチン開発研究センター 副センター長
東京大学 新世代感染症センター(UTOPIA) 副機構長 菊池正彦(モデレーター)

13:05-15:00 ワクチン・新規モダリティ研究セッション ~研究開発事業に関する紹介~
「痘そうワクチンの製法近代化に関する研究」
KMバイオロジクス株式会社
CMC技術開発本部技術開発統括部長 遠藤昌史
熊本大学大学院生命科学研究部 環境分子保健学分野
教授 三隅将吾
「ニードルフリー表皮内投与デバイスを用いた次世代型モックアップワクチンの開発」
熊本大学大学院生命科学研究部 製剤設計学分野
教授 本山敬一

15:00-15:15 ブレイク

15:15-16:15
「そのワクチン大丈夫ですか?に答えるサイエンスとデザイン」
東京大学医科学研究所 感染・免疫部門 ワクチン科学分野
教授 石井健

16:15-17:15
「Beyond Vaccine」
東京大学理学部生物化学科・大学院理学系研究科生物化学専攻
教授 濡木理

17:15-17:55 ラウンドテーブルディスカッション

17:55-18:00 閉会挨拶
熊本大学ワクチン開発研究センター センター長 森岡弘志

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