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ベルギーの洋上風力発電事業に参画

PR TIMES / 2013年7月18日 12時6分

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村邦晴)と欧州住友商事会社(本社:ロンドン)(両社あわせ以下「住友商事」)は、パークウィンド社(Parkwind、本社:ベルギー)と、ベルギー沖洋上風力発電事業2案件について、各事業会社株式の一部を取得する契約を締結し、事業参画することに合意しました。



出資案件は、2010年より稼働中のベルウィンド1(Belwind 1)および建設中のノースウィンド(Northwind)の2案件です。ベルウィンド1は、ベルギー沖合約46km、水深約20~32mの北海海域に設置されており、総事業費は約850億円、発電容量は165MWです。ノースウィンドは、ベルギー沖合約37km、水深約16~32mの北海海域に建設中であり、総事業費は約1,200億円程度、発電容量は216MWになる見込みです。

ベルウィンド1およびノースウィンドは、着床式モノパイル基礎に据え付けた、デンマーク ベスタス(Vestas)社製発電タービン合計127基を擁し、電力はエレクトラベル(Electrabel)社と長期契約(PPA)で売電され、約37万世帯分の電力を供給します。

住友商事はEU当局などの許可を経て、ベルウィンド1で39.0パーセント、ノースウィンドで33.3パーセントの株式を取得します。


また、住友商事とパークウィンド社は、ベルウィンド1に隣接する発電容量165MWのベルウィンド2(Belwind 2)プロジェクトについても、今後共同開発することで合意しています。


共同事業者となるパークウィンド社は、ベルギーのコルホイト(Colruyt)グループ(以下「コルホイト社」)、コリス社(Korys)、およびピーエムブイ社(PMV)の出資により構成されているベルギーの洋上風力事業者です。コルホイト社はベルギーの有力なスーパーマーケットチェーンを傘下に持ち、ベルギーだけでなくフランス、ルクセンブルグなどに約900店舗を展開しており、従業員約2万5千人を抱える巨大流通事業者です。コリス社はコルホイト社の投資管理会社であり、持続可能性を重視した投資ポートフォリオを有しています。ピーエムブイ社は再生可能エネルギー銘柄を特に重視したベルギーの投資会社です。


世界の風力発電市場は2025年までに4倍の成長が見込まれており、そのうち10パーセントは洋上発電によるものと言われています。本件は住友商事が参画する初の洋上風力事業となりますが、これまでに住友商事は日本国内、アメリカ、中国、など世界各地で風力事業に携わっており、2012年11月には南アフリカにおいて初となる再生可能エネルギーによるIPP案件(風力発電事業)の建設工事を開始しました。2013年6月末時点で住友商事の全持分発電容量6,129MWの内、524MWが風力発電によるものです。住友商事は、今後とも世界各地において再生可能エネルギーの普及を推進し、地球環境の保護に努めてまいります。


■参考資料 1. 現地地図 2. 現地写真

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