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アデランス産学連携/東京大学共同研究 サッカー選手・ゴン中山氏も講演 「第46回日本創傷治癒学会」公開講座を共催

PR TIMES / 2016年12月27日 16時55分

12月9日(金)・10日(土) 会場:東京大学

 株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長 根本 信男)は、2016年12月9日(金)~10日(土)、東京大学(東京都文京区)において開催された第46回日本創傷治癒学会で、アデランスがスポンサーシップをとる公開講座を共催しました。



 会期中の10日(土)、アデランス共催の公開講座が東京大学安田講堂で実施され、ゴン中山の愛称で知られるJFLアスルクラロ沼津所属/サッカー解説者の中山雅史選手と、アデランスと共同研究を進める東京大学大学院 医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野 教授の真田弘美先生が登壇しました。

 講座は2部に分かれ、第1部では中山選手が慶應義塾大学医学部 一般・消化器外科の和田則仁先生との対談形式をとり、第2部では真田先生が日本医科大学武蔵小杉病院/日本創傷治癒学会 名誉理事長 徳永昭先生の司会の元、セミナー形式での講演を行いました。公開講座は学会に参加される医療関係者のみならず、一般の方々も聴講が可能となっており、会場となる安田講堂には多くの聴講者が集まりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/10292/194/resize/d10292-194-988872-0.jpg ]


 日本創傷治癒学会は創傷治癒に関する基礎的・臨床的研究の促進・発展を通じて社会に貢献することを目的とし、46年に及ぶ歴史を持つ権威ある学会です。研究課題として含まれる看護の観点では、抗癌剤による脱毛時に使用するメディカルウィッグにも着目され、今回の公開講座でも取り上げられています。

 第46回を迎える今回は「創傷治癒学のインテグレーション -より学際的に、より実践的に、よりグローバルに-」をテーマに東京大学キャンパス内で開催され、真田弘美先生が会長を務められました。アデランスが本学会に共催するのは、今回が初めてとなります。

 アデランスは、トータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携にて毛髪関連の研究を積極的に取り組んでいます。多くの方の髪の悩みの解消に寄与することは当社のCSR(企業の社会的責任)であり、その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展に繋がると考えています。

■公開講座 講演概要
第1部:「トップアスリートの傷との付き合い方」
司会

慶應義塾大学医学部 一般・消化器外科
和田則仁先生

JFLアスルクラロ沼津所属/サッカー解説者
中山雅史選手

【対談要約】
・ 鼠径ヘルニアの手術でドイツに行ったときに驚いたのは、医療関係者の専門分化が非常に大きかったこと。
・ 小さいクリニックが数多くあり、検査はこちら、画像診断はこちら、というように移動が非常に多かった。
・ その中で「チーム」で一つの治療を完成させる「チーム医療」に対する高い意識を強く感じた。
・ サッカーでも「チーム」の大切さは同じ。フォワードだけでは勝てないし、ディフェンダーだけでも勝てない。
・ それぞれの役割における「プロフェッショナル」が共通の「目的」に対して意識を統一し、「チーム」として対処していく事が勝つためには必要。
・ 各個人が「自分がやりたいこと」を優先すると目的を達成できない。
・ そのためには「目的」を明確にし、共通化させ、その目的に対してチームが一丸となって取り組んでいく事が重要だと考える。
[画像2: https://prtimes.jp/i/10292/194/resize/d10292-194-996002-1.jpg ]


第2部:「抗癌剤脱毛症の新たなスキンケア:メディカルウィッグ」
司会

日本医科大学武蔵小杉病院/日本創傷治癒学会 名誉理事長
徳永昭先生

東京大学大学院 医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
教授 真田弘美先生

【セミナー要約】
・ 2015年にメディカルウィッグのJISが制定され、自身も委員会のメンバーとして関与していた。
・ アデランスのウィッグはネットにシルクプロテインを配合するなど、癌患者様がより快適に使用できるような工夫がされており、メディカルウィッグの規格にも適合している。
・ アデランスとの共同研究「スカルプケアサイエンス」として、通常のウィッグとJIS規格準拠のウィッグ(メディカルウィッグ)の頭皮に与える生理学的な影響の違いを実際の抗癌剤治療を受ける癌患者様で比較検討した。
・ その結果、通常のウィッグに比べて、メディカルウィッグが頭皮を保護する機能が高いことが示された。
・ 現在この研究は最終解析に向けて進捗している。
・ 一方、AHL(アシル化ホモセリンラクトン)という物質がマウスで著明な発毛効果を有することを発見し、人への応用に向けて研究を続けている。
・ これらの結果については今後より詳細に検討していきたい。


[画像3: https://prtimes.jp/i/10292/194/resize/d10292-194-483247-2.jpg ]

 
 また、企業ブースを出展し、2015年4月に制定された医療用ウィッグのJIS規格(規格番号:JIS S9623)に適合した、医療用ウィッグブランド「Rafra(ラフラ)」の商品の展示をはじめ、脱毛時用帽子、まつ毛・眉毛用美容液など、患者様の外見をケアするさまざまな商品を展示いたしました。当社の医療用ウィッグは、患者さまの声をもとに、快適に使える機能性はもちろんのこと、「やさしい商品」「やさしい接客」そして「やさしい環境」の3つの「やさしさ」を守りながら、回復までをしっかりサポートしていきます。

[画像4: https://prtimes.jp/i/10292/194/resize/d10292-194-442128-3.jpg ]



■公開講座概要
学会名称 :第46回日本創傷治癒学会
大 会 長 :東京大学大学院 医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
      教授 真田弘美先生
会  期 :2016年12月9日(金)~12月10日(土)
会  場 :東京大学(東京都文京区)
※アデランス共催の公開講座は、12月10日(土)に開催しました。

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