不安症や強迫症にICBT(インターネット認知行動療法)が有効との研究結果
PR TIMES / 2025年2月12日 17時15分
鹿児島大学松本准教授がeラーニングシステム「learningBOX」を活用し、高い治療反応性と寛解率を確認
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45857/194/45857-194-914dd9cf60524a88b947ec8f87424e0c-1200x630.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
learningBOX株式会社(本社:兵庫県たつの市、代表取締役:西村 洋一郎)は、eラーニングシステム「learningBOX」を、鹿児島大学病院臨床心理室 研究准教授 松本 一記(まつもと かずき)氏に、遠隔認知行動療法プログラムを用いた研究で活用いただき、強迫症に高い治療反応性(症状が大幅に改善すること)と寛解(日常生活で困らないくらいに症状が緩和すること)が確認できたことをご報告いたします。
導入事例記事はこちら https://learningbox.online/casestudy/casestudy20250212
鹿児島大学病院臨床心理室 研究准教授 松本 一記氏の導入事例の要約
博士(小児発達学)、臨床心理士、公認心理師として、メンタルヘルスに不調を抱える方の苦痛を和らげ、生活の質を向上させることを目標に、ICBT(インターネット認知行動療法)の普及に取り組む松本 一記氏。
強迫症などの精神疾患に対しては、従来は対面治療のCBT(認知行動療法)が一般的でしたが、時間や場所などの制約から、治療を必要とする患者さんにスムーズに提供できないという課題がありました。そこで、オンラインで認知行動療法を受けられるICBT(インターネット認知行動療法)の開発に着手し、そのプラットフォームとして「learningBOX」を採用しました。
「learningBOX」を活用したICBT(インターネット認知行動療法)プログラムを開発して、強迫症(OCD)、社交不安症(SAD)、パニック症(パニック障害)3つの疾患のための自助プログラムを実装し、臨床実験を実施。試験治療後には、ほとんどの患者さんに症状の大幅な改善が観察されました。(※詳しい症状改善内容については導入事例をご確認ください)
その後も松本 一記氏は研究を続け、ICBT(インターネット認知行動療法)が青年期の閾値下(診断基準を満たさない)社交不安症状の改善に効果的であることも分かったほか、視線恐怖症など他の疾患においても新たな取り組みを進めています。
厚生労働省が令和2年(2020年)に実施した「患者調査」によると、「不安症」の患者数(推計患者数の外来総数)は3万400人と発表されています。すべての患者さんが医療機関を受診しているわけではなく、不安症の患者数はさらに多いとの指摘もあることから、自宅にいながらにして治療が受けられるICBT(インターネット認知行動療法)の需要は今後さらに高まりそうです。
導入前の課題と導入後の効果について
■導入前の背景や課題
- 従来のCBT(認知行動療法)は対面治療が一般的で、時間や場所などの制約から、治療に対するハードルが高かったため、オンラインで認知行動療法を受けられるICBT(インターネット認知行動療法)の開発に着手した
- ICBT実施率や治療効果に関わるため、誰もが使いやすい治療プラットフォームが必要だった
■導入の決め手
- ノーコード(ソースコードを書かない開発)で構築できること
- 使い方がすぐに分かる、シンプルかつ直感的な使用感で、誰もが使いやすいシステムだった
■導入後の効果
- 「learningBOX」を活用したICBT(インターネット認知行動療法)を開発し、疾患に応じた認知行動療法プログラムに繰り返し取り組むことで、高い治療反応性(症状が大幅に改善すること)と寛解(日常生活で困らないくらいに症状が緩和すること)が確認できた
- 手軽にコンテンツを構成することができ、プログラムの実施率や効果の向上にも寄与
- 鹿児島大学を中心とした大学6校と高校1校による、「learningBOX」を活用した青年期の社会不安症のICBT(インターネット認知行動療法)自助プログラムの有効性を検証する研究が、海外のアワード「Bett Asia Awards 2024」にてウェルビーイング賞のファイナリストにノミネート
(関連リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000181.000045857.html )
導入事例記事はこちら https://learningbox.online/casestudy/casestudy20250212
■松本 一記氏について
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45857/194/45857-194-4c0b19549dc9f1eca22718a10a79845a-1080x1440.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【プロフィール】
博士(小児発達学)、臨床心理士、公認心理師。2019年大阪大学大学院連合小児発達学研究科修了。専門は、精神疾患及び神経発達症の認知行動療法で、治療理論研究、症例報告、疫学的手法による観察研究および介入研究、メタアナリシスなど幅広い手法を用いて探求。2020年からインターネット認知行動療法についての研究開発に注力。2023年「認知療法研究」最優秀論文賞受賞。著書に『「他人の目が気になる・こわい」から抜け出す』翔泳社。2024年までに研究論文39報(うち筆頭著者24報)を掲載、h-index 10, i10-index 10。
所属機関:鹿児島大学
部 署:学術研究院 医歯学域鹿児島大学病院 臨床心理室
住 所:〒890-8520 鹿児島市桜ヶ丘8丁目35-1
役 職:講師(研究准教授)
研究者情報:https://researchmap.jp/matsumoto_kazuki
「learningBOX」(ラーニングボックス)について
価格と使いやすさにこだわった、eラーニングシステム「learningBOX」を開発・運営するlearningBOX株式会社は、兵庫県の南西部に位置する「たつの市」に本社を構えるEdTechスタートアップ企業です。「learningBOX」は直感的なUI/UXで専門的なIT知識がない方でも手軽に教材の作成や管理、メンバー管理、成績の保存や閲覧などが行えるサービスです。総契約アカウント数70万、有料利用企業数1,400社(2024年10月末日時点)に達しており、今回のICBT(インターネット認知行動療法)をはじめ、検定・資格試験、社員研修、学校・塾など、業界・業種を問わず、多様な用途で多くのユーザーの皆さまにご活用いただいています。
▼learningBOXの詳細はこちら
https://learningbox.online/
今回ご紹介した企業さまの他にも、learningBOXご利用企業さまの事例をまとめた「導入事例集」をご用意しております。各企業さまの learningBOX導入前の課題、導入背景、導入後の効果や活用方法についてご紹介していますのでぜひご覧ください。
▼導入事例資料集のダウンロードはこちら
https://learningbox.online/downloads/wp-casestudy/
会社概要
会社名:learningBOX株式会社
所在地:〒679-4129 兵庫県たつの市龍野町堂本216-1
代表 :西村 洋一郎
設立 :2012年7月23日
URL :https://learningbox.co.jp/
【本リリースに関するお問合せ先】
learningBOX株式会社 広報担当 佐藤
https://learningbox.co.jp/contact/
直通電話:080-7172-1960
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