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インドネシア商用石炭火力発電所におけるグリーンアンモニアでの燃焼検討に関する覚書を締結

PR TIMES / 2024年9月2日 12時45分



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89117/195/89117-195-8bd5fdb3a125f2d3e91af1da5ce4ddb4-1013x628.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


IHIは,インドネシア国営電力会社PLN Indonesia Power(ピーエルエヌインドネシアパワー,以下「PLN社」),および,インドネシア国営肥料会社Pupuk Kujang(ププッククジャン,以下「ププック社」)とともに,PLN社グループが保有する商用石炭火力発電所ラブアン火力発電所(発電出力:30万kW)において,クリーンエネルギーであるグリーンアンモニアへの燃料転換を目指し,同発電所でグリーンアンモニアの燃焼実証の実施に向けた検討を行う覚書を,このたび締結しました。本覚書締結は,経済産業省主催のアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)第二回閣僚会合に合わせて発表するものです。

これにより,IHIと,PLN社,ププック社は,グリーンアンモニアの製造からラブアン火力発電所への供給,発電設備の燃料転換までのバリューチェーン全体について技術性・経済性の検討を行います。IHIは主に発電所の改造検討といったアンモニア燃焼実証に関する技術的検討を担当し,PLN社は発電所の提供,ププック社はグリーンアンモニアの製造および供給検討を担当します。


インドネシア政府は2060年までに温室効果ガス排出量ゼロを目指しています。その実現のためには火力発電所から排出されるCO2排出量の削減が課題であり,アンモニアや水素といったカーボンニュートラル燃料の利活用を検討しています。IHIは,2022年に同国の火力発電所におけるアンモニア実証試験に成功しており,当該実証に続いて本検討を実施することによって,火力発電所におけるCO2排出量削減の実現に近づくことができると考えています。


IHIは,この取り組みを通じて,ASEAN諸国でのカーボンニュートラル実現に向けた具体的な方法を示し,世界全体の持続可能なエネルギートランジションを推進します。また,燃料アンモニアの利活用モデルを普及させることにより,カーボンニュートラル燃料の早期社会実装と,質の高いインフラ提供によるグローバルな環境負荷の低減に貢献してまいります。


【関連プレスリリース】
2023年03月07日プレスリリース
インドネシアにおいてグリーンアンモニア製造・販売および混焼事業の開始を検討
https://www.ihi.co.jp/all_news/2022/resources_energy_environment/1198200_3473.html

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