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Hyundai MotorとKiaのRobotics LABがウェアラブルロボット・テックデーで「X-ble Shoulder」の発売計画を発表

PR TIMES / 2024年12月10日 16時0分



・作業者の効率を高め筋骨格系の怪我を減らすウェアラブルロボット「X-ble Shoulder」を発表
・頭より高い位置での作業では上腕の筋力を補助。さまざまな業界で活用されるようになることを期待
・軽量で高強度。肩にかかる負荷を60%、三角筋の活動を最大30%削減し、作業者の負担を減らす
・Hyundai MotorとKiaのRobotics LABはX-ble Shoulderの商品化計画についても発表。
 納品は2025年前半の開始を予定
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=kPc84djU4pQ ]

ソウル、2024年11月28日発表 - Hyundai Motor CompanyとKiaは、産業現場での作業の信頼できるパートナーとして活躍が期待されるウェアラブルロボットの「X-ble Shoulder(エックスブルショルダー)」を発表しました。装着するだけで作業者の効率を高め、筋骨格系(筋肉や骨、靭帯、関節等)の怪我を減らすことができます。Hyundai Motor GroupのYouTubeチャンネルでは、使用中のX-ble Shoulderや製品の機能開発ストーリーを2本の動画で紹介しています。

Hyundai MotorとKiaは、ソウル近郊のHyundai Motorstudio Goyang(ヒョンデ・モータースタジオコヤン)で開催されたウェアラブルロボット・テックデーでX-ble Shoulderを発表しました。無限の可能性を象徴する「X」と何でも実現できることを示す「able」を組み合わせた「X-ble」は、ウェアラブルテクノロジーの新時代の到来を告げるブランドです。

X-bleブランド初の製品となるX-ble Shoulderは、Hyundai MotorとKiaのRobotics LAB(ロボティクスラボ)が開発した産業用ウェアラブルロボットで、ウェアラブルテクノロジーの新時代の到来を告げる製品です。頭より高い位置で腕を上げながら行う作業では、着用者の上腕の筋力を補助して、上肢筋骨格系への負担を軽減することができます。

Hyundai MotorとKiaは、X-ble Shoulderが自動車業界にとどまらず、建設や造船、航空、農業など、さまざまな業界で活用されるようになると期待しており、国内での発売に続き、海外市場への販売を順次拡大していく予定です。

X-ble Shoulderに加え、重量物を持ち上げる際に腰を補助する産業用ウェアラブルロボットの「X-ble Waist(Xエイブル・ウエスト)」や、歩行障害者のリハビリテーションで使用する医療用ウェアラブルロボットの「X-ble MEX(Xエイブル・メックス)」の開発も計画しています。

「X-ble Shoulderは、Robotics LABの技術力を活用し、実際のユーザーからのフィードバックを取り入れて開発されたウェアラブルロボットです。今後は、ウェアラブルロボットの普及を目指して、体の動きに合わせることができ、着用者の日々の生活を向上するような製品を生み出していきます。このような役に立つ製品をより多くの人が利用できるよう、これからもテクノロジーの限界を押し広げていきます」と、Hyundai MotorとKiaのRobotics LAB長のDong Jin Hyun常務(ヒョン・ドンジン)は述べています。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95868/200/95868-200-8389ddf404983dbdef4b40087e67f582-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


X-ble Shoulderで作業がさらに安全で楽に
X-ble Shoulderは、肩にかかる負荷を最大60%、前部/外側三角筋の活動を最大30%削減することで、作業者のQOLの向上に寄与します。

着用者の安全を最優先に設計されたX-ble Shoulderは、高級車に採用されているカーボン複合材料と耐摩耗性材料を使用しており、軽量ながら高強度で、長時間の作業も無理なく安定して行うことができます。

体に直接触れる部分には自動車のクラッシュパッド上部に使われている耐衝撃性材料を採用。産業現場で起こりうる怪我から着用者を守ります。

ロボットコンポーネントはモジュール式で、ベストは取り外して洗濯できるため、管理が容易なだけでなく、多様な作業環境に適応します。また、さまざまな業界の標準作業服の上から着用することが可能です。

X-ble Shoulderの最大の特徴は、無動力のトルク発生構造により、電気系統に代わり、筋肉補強モジュールを通じてアシスト力を発生させる点です。別途充電する必要がないので、メンテナンスや管理がしやすく、バッテリーがないため軽くて安全です。

X-ble Shoulderの補助力は、筋肉補強モジュール内の特許取得済みマルチリンク構造によるもので、マルチリンク内の各リンクは、さまざまな作業環境において最適な補助力が得られるよう調整できます。このモジュールは、産業環境において折り畳んで広げる動作を年間約70万回行うことを想定しています。

X-ble Shoulderは、「基本」と「調整可能」の2バージョンで販売されます。基本バージョンは、姿勢が固定されずに変化し続ける作業に最適で、最大2.9kgfの補助力を提供します。同じ動きを繰り返す作業に最適な調整可能なバージョンでは、作業姿勢に応じて最大トルクの角度を設定でき、最大で3.7kgfの補助力を提供します。

重量は約1.9kgで、着用者にあわせてサイズを調整できます。ボディの長さは406mmから446mmの間で調整可能です。腕は0度から180度まで動かせるため、作業中や休憩中の動きを妨げることはありません。

X-ble Shoulder の開発には着用者からのフィードバックが生かされています。2022年から2024年にかけて実施されたパイロットトライアルには、Hyundai MotorとKiaの工場で働く約300人の作業員と衛生健康管理者が参加。使いやすさ、作業のしやすさ、制限なく腕を動かせること、補助力が調整可能であること、掃除が簡単なことなど、着用者からのさまざまな提案が製品の改善と新たな機能に組み込まれました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95868/200/95868-200-f161c2e8c154a415a60d8204c2611b7e-3900x2644.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


X-ble Shoulderの商品化と販売拡大を計画
Hyundai MotorとKiaのRobotics LABは、X-ble Shoulderの商品化計画についても発表しました。ウェアラブルロボットの需要は、先天性疾患や事故の増加により医療・ヘルスケア業界で最も大きな高まりを見せており、次いで製造・防衛産業部門で増加しています。 Mordor Intelligence[1]によると、2024年のウェアラブルロボットと外骨格の市場規模は推定で25億5000万米ドル、年平均成長率32.05%で2029年までに102億5000万米ドルに達すると見込まれています。

まだ圧倒的なリーダーが存在していないウェアラブルロボット市場において、Hyundai MotorとKiaの Robotics LABは市場を獲得する機会を探しています。

第一段階として、X-ble ShoulderをHyundai MotorとKiaの生産部門と保守部門で導入し、次に、2020年代半ば以降、Hyundai Motor Groupの27の関連会社だけでなく、グループ外企業にも販売を拡大していく計画です。さらに2026年には、国内市場での販売経験をもとに、ヨーロッパや北米などの海外市場への進出を目指すとともに、建設、造船、航空、農業、自動車など他業種への販売拡大を計画しています。

X-ble Shoulderの購入に関心のある企業様は、Robotics LABの公式ウェブサイトからお問い合わせください。数量限定のため、法人のお客様のみを対象とさせていただきます。X-ble Shoulder Integrated Consulting(X-ble Shoulder総合コンサルティング)において、Robotics LABがデータに基づいたウェアラブルロボット導入の意思決定をお手伝いいたします。

コンサルティングでは、作業中の筋肉や関節の負荷に関連するデータを分析するプロセス分析と、具体的な指標に基づいてX-ble Shoulder導入の適合性を評価するプロセス適合性評価を実施します。コンサルティング後の製作と納品は2025年前半の開始を予定しています。

Hyundai MotorとKiaのRobotics LABが開発した独自技術は、すでに実社会での利便性と生産性の向上に寄与しています。ソウルのFactorial Seongsuビルでは、6月から宅配ロボット、EV用自動充電ロボット、高度顔認識システムなど、LABのさまざまなテクノロジーを活用し、人の無駄な動きを最小限に抑えて人が仕事に集中できる環境を作り出しています。今後LABは、人とロボットが共生する社会の実現を目指し、製品ラインアップの拡充やロボティクストータルソリューションの開発を進めていきます。

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