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Broadcom、エンタープライズでのエッジAI導入を支援する取り組みを加速化

PR TIMES / 2024年8月28日 17時15分


*本内容は、2024年8月27日(米国時間)にBroadcomが発表した報道資料の抄訳版です。

Broadcom Inc.は、Software-Defined Edge製品ポートフォリオ全体にわたる製品開発を発表し、新たに強化された接続性、デプロイ、ライフサイクル管理機能を通じて、エッジAIワークロードをサポートします。今回発表された取り組みは以下の通りです。

- VMware VeloCloud Edge 710アプライアンスに加え、新製品のVMware VeloCloud Edge 720/740アプライアンスでの固定無線アクセス(FWA)と衛星通信の両接続のサポート
- VeloCloudとSymantecの各Point of Presence(PoP)の統合を含むVMware VeloCloud SASE, Secured by Symantecの機能強化
- VMware Edge Compute Stackの機能強化


IDCによると、2024年のエッジコンピューティングへの支出は全世界で2,320億ドル(対2023年比15.4%増)に達すると予想されています。エッジコンピューティングは、AIアプリケーションのデプロイで極めて重要な役割を果たすと期待されています*1。BroadcomはSoftware-Defined Edgeポートフォリオを進化させ、企業がエッジにおけるAI/非AIワークロードの増加に対応できるよう支援しています。エッジAIワークロードは地理的に分散した拠点にデプロイされ、コスト削減、売上拡大、コンプライアンス強化を通じて事業運営を強化します。このため、エッジAIワークロードは、データセンターで集中管理される従来のITワークロードとは異なり、ビデオ推論カメラ/産業用制御システム/その他のOT(運用技術)デバイスやアプリなどがローカルに、しかもその多くが自律型としてデプロイされます。また管理に加え、オーケストレーションにも比重が置かれているほか、データが生成される場所でデータの使用と事業部門を中心としたエッジAIワークロードの利活用が進んでいます。

BroadcomはSoftware-Defined Edgeを、エンドポイントに近接した場所でデータを生成や利用し、複数の場所にまたがるワークロードを接続、保護、実行できる分散型デジタルインフラと定義しています。Software-Defined Edgeはオフィス、外出先、携帯基地局、小売店、工場など、ユーザやデバイスが存在するあらゆる場所に広がっています。Broadcomは、以下のSoftware-Defined Edgeの3つのレイヤに対応しています。

- アプリとワークロードをホストするエッジコンピュートスタック
- 接続性とセキュリティサービスをWAN全体で実行するインテリジェントオーバーレイ
- 固定ネットワークと5Gネットワークのネットワーク接続用ソフトウェアを実行し、オーケストレーションとネットワークプログラマビリティを提供する基盤ネットワークレイヤ


Broadcom Inc. Software-Defined Edge部門 ゼネラルマネージャ、サンジェイ・ウパール(Sanjay Uppal)コメント:
「Broadcomは、エッジAIワークロードの採用を多くの企業で進めるために注力しています。VMware VeloCloud EdgeでのFWAと衛星通信の両接続のサポート、OTデバイス、ならびにAI/非AIエッジワークロード向けのクリティカルな融合型接続の提供を発表しました。Broadcomは、リアルタイムでWANのパフォーマンスを微調整し、ネットワークからインサイトを取得、ネットワークをプログラムできるようにし、企業に向けてエッジにおける接続性として『良い』『より良い』『最良』の独自のアプローチを提供します。この基盤となるネットワークの集約により、企業は現在そして将来のワークロードをサポートするネットワークをわずか数分で構築できます」

FWAと衛星通信のサポートを統合し、エッジAIワークロードの接続性を強化
Broadcomは、エッジコンピューティングとエッジAIワークロードに対応するより堅牢な接続性のニーズに応えるため、VMware VeloCloud Edge 710アプライアンスの機能強化と、新製品となるVMware VeloCloud Edge 720および740アプライアンスを発表しました。VeloCloud Edge 710はブロードバンド、FWA、衛星通信を組み合わせた接続手法を企業に提供し、リアルタイムの音声、動画、アプリのトラフィックを大幅に改善し、エッジでの接続性を強化します。この融合型接続により、エッジデバイスとワークロード向けの冗長化された常時接続性も実現します。さらに、通信サービスプロバイダ(CSP)は、VeloCloud Edge 710/720/740アプライアンスの導入により、顧客企業にSD-WAN、FWA、衛星通信を組み合わせたプレミアムサービスを提供し、エッジのデプロイ支援やインフラのモダナイゼーションを進めながら自社サービスの収益化を図れます。VeloCloud SD-WANとVMware Telco Cloud Platformの両方を運用しているCSPは、ネットワークから得たインサイトを使用して自社のWANのリアルタイムパフォーマンスをプログラムできます。

PoP統合により企業のクラウド接続を大幅に強化
Broadcomは企業のクラウド接続をさらに支援するため、VeloCloud SD-WANのPoint of Presence(PoP)とSymantec PoPの初期統合を発表しました。この初期統合により、パフォーマンスとセキュリティを損なうことなく、クラウドアクセスの自動化が進みます。VeloCloud SASE, Secured by Symantecを活用する顧客は、帯域幅と可用性の向上と一層の低遅延化に加えて、主要なクラウドプロバイダ/SaaSプロバイダとの世界規模での連携のメリットを享受できます。Broadcomは今年初めにVeloCloud SASE, Secured by Symantecを発表しました。シングルベンダーのSASEソリューションは、最高水準にあるVeloCloud SD-WANとSymantec Security Service Edge(SSE)の機能を統合した協働の集大成であり、両ソリューションのユーザに多大なメリットを提供します。

エッジAIワークロードのデプロイとライフサイクル管理の簡素化
エッジに内在する「分散」という特性により、企業やIT部門は数百、数千の拠点にまたがるエッジデバイスやアプリ、インフラの管理という課題に直面しています。企業は、ゼロタッチプロビジョニングとアプリのライフサイクル管理を可能にするソリューションに投資し、セキュアなエッジ環境の迅速な導入を加速させています。エッジに最適化されたランタイムおよびオーケストレーションプラットフォームであるVMware Edge Compute Stackは、多数の拠点にまたがるエッジアプリとインフラのスムーズな管理を、限られたリソースで実現します。最新の2つのリリースにより、VMware Edge Compute Stackは、エッジAIアプリや小規模言語モデル(SLM)などのワークロードを含むインフラとアプリを、分散した拠点で効率的に管理できる重要な機能を提供します。

- ゼロタッチオーケストレーション:VMware Edge Cloud Orchestratorは、GitOpsとDesired State Management(あるべき状態での管理)の活用により、複数の拠点におけるデプロイとアプリのライフサイクル管理を簡素化します。これらのプロセスの自動化により、限られたITリソースでも一貫性のある効率的な運用が可能となります。
- プル方式のアーキテクチャ:ホストは常にキープアライブとして管理プレーンとの通信を開始し、また構成の変更を取得します。このアーキテクチャにより管理プレーンの負担は軽減され、より高いスケールを実現できます。
- エッジインフラとアプリの監視:インフラ、仮想マシン、Kubernetesベースのワークロードのメトリック収集と送信を構成します。業界標準の監視ツールと事前構築済みダッシュボードのサンプル実装により、数分で包括的なローカルエッジ監視を実現できます。

これらの機能により、エッジAIワークロードのデプロイと管理が簡素化され、企業はエッジAIへの投資をより迅速にビジネス上のメリットとして回収できます。先頃リリースされたVMware Edge Compute Stack 3.6には、大規模なエッジでのデプロイと管理をさらに容易にする新機能が追加されています。

エッジAIユーザの声
Nature Fresh Farms ITおよびセキュリティ担当副社長、キース・ブラッドリー(Keith Bradley)氏コメント:
「私たちはBroadcomのエッジAIアプローチに賛同します。当社は、温室やその他の施設のエッジで多数のIoTデバイスを活用し、何百万もの生育中の植物の健康を維持するためのデータを監視/取得しています。VMware VeloCloud SD-WANの5Gとブロードバンド接続機能により、カナダと米国にある当社のすべての施設を接続し、連携できます。また、VMware VeloCloud SD-Accessを通じて、遠隔地に配置されたIoTデバイスに一貫した接続性、パフォーマンス、セキュリティ機能を提供できます。これらのソリューションにより、農産物を農場から食卓に届けるまでの時間が短縮され、よりおいしく高品質な農産物を提供できるようになりました」

*1 出典:IDC, Worldwide Edge Spending Guide, March 2024

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