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-共働き/ひとり親世帯における子どものお留守番に関する調査-約4割が「留守番に不安を感じて、働く時間を短くした」と、子どもの留守番が親の働き方に影響も!?

PR TIMES / 2024年8月1日 13時45分

~留守番で、あると助かるものランキング1位「家の中をカメラやセンサーでみまもるサービス」~



株式会社オプテージ(大阪市中央区)は、「共働き世帯/ひとり親世帯における子どもの留守番に関する調査」を行い、小学生の第一子を持つ家庭における、子どもだけでの「留守番」と「みまもり」の実態を明らかにしました。また、小学4年生の時期に多く起こる勉強面・生活面でのさまざまな変化を「小4の壁」※1、また、それを乗り越える鍵となる準備期間を「小3の坂」※2と定義し、それぞれの実態を考察いたしました。
その結果、子どもが留守番をすることがある家庭は約6割で、その際平均回数は1週間あたり1.9回、1回あたりの平均留守番時間は97分であることが明らかになりました。9割以上の親が「子どもだけの留守番に不安を感じる」と回答しており、留守番で、あると助かるものでは「家の中をカメラやセンサーでみまもるサービス」が最も多く選ばれました。仕事と子育てを両立する家庭が増える昨今、環境整備の必要性を感じている親が多いという結果となりました。
※1「小4の壁」とは: 9歳、10歳の小学4年生の子どもが、放課後の居場所がないと感じたり、学校の勉強についていけず劣等感をおぼえたり、といったさまざまな悩みに直面することを指します。
※2「小3の坂」とは: 「小4の壁」を乗り越えるための、小学校3年生までの成長を坂道に例えています。子どもと親の距離感が近いうちに、生活習慣・学習習慣づくりを子どもと一緒に考えて行う準備期間のことを指します。


中山まち子氏、和久田学氏によるコメントも掲載
<調査概要>
● 調査時期 :2024年6月10日(月)~6月12日(水)
● 調査手法 :Web調査 株式会社オプテージ調べ【実務委託先:(株)電通マクロミルインサイト】
● 調査エリア:近畿圏(2府4県)と首都圏(1都3県)
● 調査対象 :子持ち共働き世帯※もしくはひとり親世帯(子と親のみの世帯に限定)、一番上の子どもの
学齢が小学校1~6年生、近畿圏(2府4県)在住の男女600人と、首都圏(1都3県)在住の
男女600人(合計1,200人)
※自身が主に(配偶者との比率の半分以上)子育てを行っていると自覚している人
※本調査では、小数第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。



同日に配信しております、IoTを活用した みまもり新サービス「MAMOLEO(マモレオ)」のサービス詳細については
下記をご参照ください。
https://optage.co.jp/press/2024/press_19.html 

KEY FINDINGS
1. 共働き世帯/ひとり親世帯の働き方と留守番実態
「子どもに寂しい思いをさせたくないと思う」親が9割以上で、「留守番に不安を感じて、働く時間を短くした」という場合も約4割と、留守番が親の働き方にも影響をしている様子が明らかに
● 子どもだけで留守番をしている小学生の平均留守番回数は週に1.9回、1回あたりの平均時間は97分。小学校1年生~5年生までは年齢が上がるごとに留守番時間が長くなる傾向
● 子どもだけで留守番をさせるにあたり、事故やケガ、事件に巻き込まれないかなどの不安を感じている親が92.5%。また夏休みならではの不安として「ゲームや動画の見過ぎ」(53.5%)、「食事の用意」(51.6%)なども
● 子どもの留守番に対する親の気持ちとしては、「子どもに寂しい思いをさせたくないと思う」91.4%、「親が家にいて子どもを見るのが“当たり前”だという風潮を感じる」64.5%
● その中で「留守番に不安を感じて、働く時間を短くした」親が37.3%


2.留守番時間も増える「小4の壁」
子どもがさまざまな悩みに直面する「小4の壁」を5割以上の親が感じていて、主な「壁」としては「勉強」が1位に挙げられる
● 子どもだけでの留守番は「小学3・4年生から」と考えている親が多いためか、子どもの学齢別の学童利用は小1が最も高く、小学校4年生以降で大きく減少
● 学童を利用していない/今後やめさせる予定である親の理由は「子どもが嫌がるから」(34.3%)「子どもだけでも留守番ができるようになったから」(32.7%)など
● 「小4の壁」を感じたと答えた親は5割以上
具体的には「勉強について親のサポートが必要になること/サポートしなければいけない時間が増えた」(26.3%)、「子どもが親や周囲に反抗するようになった」(16.8%)などの場面で感じた


3. 「小4の壁」を乗り越えるための「小3の坂」の上り方
「小3の坂」が重要だと思う親は8割以上 留守番で、あると助かるもの1位「みまもりサービス」
● 小学4年生からの変化(=「小4の壁」)にむけて、小学3年生までの学習や生活面の習慣化(=「小3の坂」)が大事だと思う親が84.5%
● 「小4の壁」にむけて、小学3年生までの習慣化のために実践していたこと1位「自分でできることは自分でやらせる」(58.3%)
● 子どもだけで留守番させるにあたってあると助かるもの1位「家の中をカメラやセンサーでみまもるサービス」。小学1、2年生の親でも3割以上とニーズが高い

詳しい調査結果については下記PDFをご参照ください。
d51725-202-7c20ba621771e125b65e0f2032a268ec.pdfCOMMENTS
PROFILE
 中山まち子氏
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51725/202/51725-202-991f6e52d76e330692bff3e1fb7ff88e-811x683.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

「小3の坂」を提唱。公立大学を卒業後、個別指導塾に勤務。塾や自らの子ども時代や子育ての経験を元に教育関連の記事をWEBメディアで執筆するほか、ブログ「透明教育ママ見参!!」YouTubeチャンネル「元塾講師 透明教育ママ 中山まち子TV」で情報発信をしている。Kindle出版多数。「小3が学力の分岐点: 小4の壁はもう古い 小3の坂道に気をつけて 」はKindleカテゴリー1位獲得。2024年1月に「小四の壁を越えろ!ライバルが知らない勉強法」(エール出版社)を出版。



「小4の壁」を乗り越えるための生活習慣と学習習慣づくり
小学4年生からの過ごし方は小3までに親子で考えて決める
今回の「共働き/一人親世帯における子どものお留守番に関する調査」では子どもが一人で留守番することに不安を感じて「働く時間を短くした」と答えた親が37.3%であったことに加え、「転職をしたり在宅勤務に切り替えるなど働き方を変えた」と答えた親も全体の34.0%と高くなっており、子どもが一人で過ごす時間を避けるよう、苦心している親が少なくないことが浮き彫りになりました。
その一方で、学童を利用する割合が小学4年生を境に減少している点に加え、「いつまで学童を利用させたいか」という質問に対して「小学3年生まで」と答えた親が32.8%と最多であったという結果も見逃せません。学童利用を辞める主な理由は「子どもが嫌がるから」(34.3%)、「子どもだけでも留守番ができるようになったから」(32.7%)と、子どもの成長を受けて「小学4年生を過ぎたら学童を卒業する」と考えている親が多いことがうかがえます。
大人の目が届かない場所で過ごす時間が増える小学4年生からの放課後の居場所作りや過ごし方を事前に親子で考え、決めることが大切です。

学習面からの「小4の壁」を乗り越えるための、小3までの学習習慣づくり
学童を卒業する子が増える小学4年生は「小4の壁」と呼ばれ、勉強が難しくなり、子どもも反抗期に入るなど親子関係も変化の時期を迎えます。調査では「小4の壁を感じたことがある」と答えた親は全体の55.7%であり、そのうち「勉強について親のサポートが必要になることが増えた」「勉強について親がサポートしなければいけない時間が増えた」と勉強面での壁を感じる親は合計26.3%にものぼります。
勉強でのつまずきを防ぎ、自学自習できる子になるには、低学年の頃から先を見越して親が誘導して家庭での学習習慣づくりをし、自分のことは自分でやれる子にできるかが「小3の坂」を上り、「小4の壁」を越させるカギになります。
「小4の壁に向けて小学3年生までに習慣化のために実践していたこと」の問いに対し、「自分でできることは自分でやらせる」(58.3%)、「時間管理について意識をさせる」(40.5%)、「1日の出来事を聞いてあげる」(40.3%)が上位を占めました。
子ども自身が宿題や家の勉強、学校の準備など「自分がやるべきこと」を理解し、留守番をする時は親との約束を守り、友達からの誘いも断れる。子どもがこうした子になるには親子でコミュニケーションを取りながら信頼関係を築き、「一人でできる」という自信を深めることが大事です。


「みまもり」と「寄り添い」で、最も大切な親子のコミュニケーションが取れる生活習慣へ
共働き世帯では親子で過ごす時間が限られているため、会話の質を意識することが必要です。
勉強や生活態度について指摘するより、子どもの気持ちに寄り添うように接すると自分のことを見てくれているという嬉しさ、理解してくれる喜びが重なり「よし、頑張るぞ!」と何事にも前向きになる原動力になります。
子どもの心が不安定では、机に向かっても気が散ってやる気が出ません。成績が上がるには勉強することは不可欠ですが、それと同時に心の問題も同じように重要です。
親としては、学童卒業に向けて子どもの自立心を育てること、そして「小4の壁」に備えつつ普段から子どもと密に話をし、向き合うことが重要になります。

COMMENTS
PROFILE 和久田学氏 公益社団法人子どもの発達科学研究所 所長・主席研究員

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51725/202/51725-202-77a0584e8f96b30c1b36c87f29e181e6-864x672.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

1986年静岡大学教育学部卒業。2011年まで特別支援学校教諭として勤務。2012年大阪大学大学院 大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学 連合小児発達学研究科後期博士課程修了(小児発達学)。
現在、公益社団法人子どもの発達科学研究所所長・主席研究員、大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 招聘教員、一般社団法人子どもいじめ防止学会 理事。著書に「科学的に考える子育て エビデンスに基づく10の真実」(緑書房)ほか。




子どもが安心感を抱ける環境を作るために
子どもの安心安全を心配している大人たち
今回の結果は、親がいかに子どもの安全を願っているのかを明らかにしています。共働きが当たり前の時代、学童を使うことが一般化したものの、子どもの発達、本人の意向、経済的負担など、さまざまな事情により、小学3年から4年生になった頃から、留守番をさせざるをえない状況にあること、留守番をさせてはいるものの、不安を感じている親が多く、それが単なる安全の確保というよりも、「子どもに寂しい思いをさせたくない」(91.4%)「子どもを見守ってあげられていないことに罪悪感がある」(63.1%)など、心理的安全性、子どもの安心感への配慮であることが明確に現れています。


親、家族の大切さ
子ども時代の経験は、それ以降の人生に影響を与えます。既に虐待、いじめ被害、体罰などの傷つき体験が成人期のさまざまなリスク(メンタルヘルスの悪化、社会適応の問題など)を高めることは有名ですが、逆に考えれば、子ども時代の良い経験はそれ以降の人生にポジティブな影響を与えるはずです。
このことについて研究したのが、PCE(Positive Childhood Experiences:ポジティブな小児期体験)研究です。PCE研究(Bethell et al.、2019)では、子ども時代のどんな体験が成人期に有益なのかを明らかにしており、地域行事への参加、学校への所属意識に加えて、「自分の感情について家族と話し合える」「困難なときに家族がそばで支えてくれたと感じられる」「自宅は大人が守っていてくれて安全だと感じられる」など、親、家族による安心感、自宅を安全だと感じられることが重要であるとされています。


愛着を育む
子ども時代の“愛着”が大切だということは、誰もが聞いたことがあるでしょう。愛着とは、「特定の他者(通常は親)との情緒的な結びつき(Bowlby,1969/1982)」であるとされていて、愛着こそ、PCE(ポジティブな小児期体験)の基盤であると言えるのです。
今回の調査結果から、親が子どもの安全を願っていることがわかりましたが、それは子どもの側からも同様です。発達の基盤となる愛着を育むために、親との情緒的な結びつきを感じられることが重要であり、そのためには、親がいかに子どもとつながるのかが肝心になります。
ここで大切なのは、子どもの側が親とのつながりを実感できるかです。子どもは、より具体的な時間や空間の共有を重視します。精神的なものに加えて、実際に声が聞こえる、視線が感じられることが、より深く絆を感じられます。
共働きが当たり前の時代ではありますが、その時代ならではのツールを活かし、親の側からの子どものみまもりと寄り添い、子どもの側からの安心安全を実現する必要があります。


オプテージは、IoTみまもりサービス「MAMOLEO」を通して「子どもが一人でいることの不安」を解消することで、より安心して子育てができ、子どもたちが健やかに育つことができる環境づくりを目指し、取り組みを進めてまいります。


以 上

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