「キッザニア東京」、無意識の思い込みについて学び、自由に未来を考えるイベントを開催
PR TIMES / 2024年11月6日 12時15分
~期間限定「アンコンシャス・バイアス ウィーク」イベント&アンケート調査レポート~
こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP 株式会社は、東京都生活文化スポーツ局とともに「キッザニア東京」(東京都江東区)にて、2024年9月20日(金)から9月26日(木)まで、期間限定「アンコンシャス・バイアス ウィーク」(以下 イベント)を開催しました。また、期間中の来場者を対象としたアンコンシャス・バイアスに関するアンケートも実施しました。
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それぞれのチャレンジ宣言が記載されたカードを手にするこども達
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ワークショップにてアンケートに回答する様子
■期間限定「アンコンシャス・バイアス ウィーク」とは
「アンコンシャス・バイアス」とは、過去の経験や見聞きしてきたことにより形成されるもので「無意識の思い込み」と呼ばれ、本人が意識しないところで日々の判断や言動に影響を与えるものです。本イベントは、2023年11月以来、2回目の開催となり、前回好評をいただいたワークショップやクイズラリーにくわえ、今回は新たにアンケート投票を実施しました。こども達は、体験を通じてアンコンシャス・バイアスの概念に触れ、自分自身の中にある無意識の思い込みについて考えました。
東京都とKCJ GROUP は、本イベントを通して、将来を担うこども達が、現代の社会課題の1つである「アンコンシャス・バイアス」について理解を深めるとともに、性別などを理由に「決めつけ」や「無意識の思い込み」をすることなく、自分の夢や可能性にチャレンジし、進路や職業を選択するきっかけとして欲しいと願っています。
■無意識の思い込みに気付き、自由に未来を宣言する、「チャレンジカード作りワークショップ」
ワークショップでは、こども達はイラストを見ながら「アンコンシャス・バイアス」について学んだ後、身近にある「アンコンシャス・バイアス」の例に対し、これまで感じたことがあるものに投票、互いに意見を述べあいます。そして、自分の中にも無意識の思い込みがあることに気付いた上で、チャレンジ宣言を記入します。
それぞれ自分が書いたチャレンジ宣言の内容を発表したら、宣言を叶えるための一助として「気付きチャレンジシート(ワークシート)」と、宣言を印刷したカード(名刺)を受け取ります。こども達が書いた宣言は壁に貼られ、イベント最終日にはたくさんの宣言で会場内の壁が覆われました。
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ワークショップを体験したこども達からは、「昨日、人権の授業で(アンコンシャス・バイアスを)習ったところだった。性別や見た目による決めつけは良くないので、その人の好みを尊重したい。」「チャレンジしたいことがあっても普段あまり(口に出して)言うことがなかった。宣言をすることで、(もともと友達でも)初めて知った夢もあったので、いい機会だった。」などの感想がありました。
■アンケート1. ワークショップを体験したこども達が共感した「アンコンシャス・バイアス」の例
イベント中に実施したワークショップ内で、3~15歳のこども達を対象にアンケートを行いました。アンケートは複数回答可で、身近にある8つの無意識の思い込みの例から自分自身が思ったことのあるものに投票しました。
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最も多くの票を集めたのは、「星は黄色、虹は七色である」の18.8%で、投票理由には、「絵本で見た」「アニメで見ると星は黄色で塗られているから」「イラストを描く時そう描くから」などが挙げられました。11.8%が投票した「メガネをかけている人は真面目」についても、「アニメのキャラクターがそうだから」といったコメントがあり、こども達がアニメーションなどのコンテンツから受ける影響が少なくないことが分かりました。次いで15.3%の票を集めた「女の子はお菓子作りが好き、男の子は昆虫が好き」については、「自分自身がお菓子を作ることが好き(女子)」「自分が昆虫好きだから(男子)」などの意見がありました。
また、13.2%の票を集めた「料理などの家事は女の人の役割、遅くまで外で働くのは男の人の役割」については「周りで料理をしている女の子が多い」「(自分自身の)お母さんが家事をして、お父さんがいつも働いているから」「男の人の方が、体力があるから遅くまで働ける」などのコメントがあったのに対し、「男の子は体育が得意、女の子は家庭科が得意」については9.3%に留まっており、類似した例でありながらも違いが見られました。得意な教科は人によってそれぞれだと、こども達が学校生活などの中で感じる機会がある一方、家庭での役割分担については、知っている事例が限られるために、より思い込みやすい傾向にあるのかもしれません。
■アンケート2. 期間中に来場したこどもと保護者が共感した「アンコンシャス・バイアス」の例
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[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78157/202/78157-202-8327388c2313b3853f94af497b53fc02-3900x2323.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
イベント期間中の来場者を対象に、「共感アンケート投票」と題して、「こども達が日々の中で感じているアンコンシャス・バイアス」の6つの例について、アンケートを行いました。アンケートは任意、複数回答可で、こどもや保護者が各項目が記載されたパネルに自分が共感するものにシールを貼って投票しました。
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最も票を集めたのは『「みんなと同じ」「ふつう」がいい』の27.4%、次いで『「泣く」ことははずかしい』の19.5%でした。共感アンケート投票の6つの例は、実際にこども達(※1)から集めており、投票参加者からは、「友達と、互いに自分の考えを言い合いながら投票できた」「(パネルに貼られた色とりどりのシールを見て)こんなに共感している人がいるんだ、と驚いた」などの声がありました。
キッザニアでは、今後も「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた『エデュテインメント』をコンセプトに、さまざまなイベントを実施していきます。
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[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78157/202/78157-202-a72d74eaa23fc518ddfd6e91253b601c-3664x2232.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※1:キッザニア東京こども議会(※2)メンバー6名(小学校4年生~6年生)がアンコンシャス・バイアスについて学んだ後、自分自身が感じるアンコンシャス・バイアスにどのようなものがあるか考え、合わせて100以上の例を挙げました。その中から、東京都とKCJ GROUPでピックアップした6つの例を共感アンケート投票の題材としています。
※2:こども議会は、キッザニアの街をよりよくするために活動しています。主な活動には、イベントやセレモニーへの登壇、アクティビティのシミュレーション(新しいアクティビティをより良くするための改善提案)、オフィシャル写真撮影のモデル、オリジナルグッズの企画・開発があります。https://www.kidzania.jp/about/project
<参考資料>
■イベント概要
イベント名: アンコンシャス・バイアス ウィーク
~「チャレンジカード」作りで、自分の未来を自由に考えよう!~
1.「チャレンジカード作り」ワークショップ
定 員: 各回6名
対 象 年 齢: 3~15 歳
所 要 時 間: 約30分
成 果 物: チャレンジカード(名刺)
体 験 内 容: アンコンシャス・バイアスについて学んだ後、「チャレンジ宣言」を書いた自分の思いを未来に伝えるカードを作ります
※宣言の実現に向けた取り組みをワークシートに記載し、専用フォームから送ると、オリジナル「認定証」がもらえます
2.クイズラリー
体 験 内 容:施設内3か所に設置されたアンコンシャス・バイアスに関するクイズに答えます
3.共感アンケート投票
体 験 内 容:施設内に掲示された「日々の中で感じているアンコンシャス・バイアス」を見て、自分が共感するものに投票します
■KCJ GROUP/キッザニア ジャパン について
KCJ GROUPは、3歳から15歳までのこども達の職業・社会体験施設「キッザニア東京(2006年10月開業)」「キッザニア甲子園(2009年3月開業)」「キッザニア福岡(2022年7月開業)」の企画・運営をしています。「キッザニア」は、実社会の約2/3サイズの街並みに、実在する企業が出展するパビリオンが建ち並び、さまざまな仕事やサービスを体験できます。キッザニアのコンセプトは、「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた『エデュテインメント』。こども達が好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。
https://www.kidzania.jp/
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