人も地球も健康に！医療複合施設の中の小さな循環型地産地消

オープンから1年、都心にあって心と体が安らぐ緑のオアシスをめざして



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健康文化の発信基地としてオープンした医療複合施設i-Mallには、医誠会国際総合病院（大阪市北区南扇町・・・・）の他に複数の事業活動が行われています。
そのうち,ヘルシーカフェ「さくらテラス」、カフェ2Fサロン無償利用による登校支援class「さくらclass※」、病院屋上養蜂場、さくら保育園、病院清掃事業部が連携して小さなSDGsチャレンジプロジェクトの推進に挑戦しています。今回はその活動である「小さな循環型地産地消」の試みをご紹介します。
※「さくらclass」とは、2024年度より登校支援として地域の中学校が運営を開始、さくらテラスでは、2Fサロンを無償で場所を提供し活動をサポートしています。


2024年春、ヘルシーカフェ「さくらテラス」の水辺に小さな菜園「さくらテラスガーデン」が生まれました。この菜園の管理者は、病院屋上養蜂場のスタッフ、障碍者雇用の清掃スタッフ、さくら保育園とさくらclassの先生と園児・生徒です。６月に夏野菜の植え付けをし、養蜂場のミツバチたちが訪れる菜園では、たくさんの新鮮野菜が収穫できました。
日々採れる季節の新鮮野菜は、ヘルシーカフェのお客様に視覚と味覚でお楽しみいただいています。
　この「異業種協働」「食育」「ポリネーション」「地産地消」の取組みを継続発展させるためもう一つの取組みを加えることとなりました。それが、「カフェ排出ゴミの堆肥化」です。カフェから出る「コーヒー抽出かす」を発酵させ、植物にやさしい肥料にリユースし、菜園や養蜂場のハーブ、また医誠会国際総合病院をはじめとするグループ病院・施設の植物の生育に活用します。「コーヒー抽出かす」が都市に豊かな緑と生き物を育む活動の持続化に一役を担ってくれることを願っています。人にも地球にもにもやさしい医療複合施設「i-Mall」にぜひ足をお運びください。
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コーヒー抽出かす堆肥とは
ヘルシーカフェ「さくらテラス」では、一日に約1kgのコーヒーかすが排出されます。
それを定期的に回収し、腐葉土、米ぬかなどと混ぜ合わせて発酵させます。
うまく発酵するようにまんべんなくかき混ぜてじっと待つこと約1か月！
コーヒーの香りは消え、さわやかな土の香りに包まれるとコーヒーたい肥の完成です。
コーヒー堆肥には、窒素やカリウム、リンなど植物の成長に不可欠な栄養素が含まれ、肥料として大変有効です。


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医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は47診療科、総職員数1,893名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療ＤＸ、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。地域医療に貢献するとともに、国際医療ツーリズムにも挑戦します。 また、救急医療では、24時間365日の体制で救急医療を提供しています。初期救急から2.5次救急患者を対象に診療を行い、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車6台（ドクターカー４台・救急車2台）、医師１２名、看護師２４名、救急救命士３０名で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗する救急救命士3名体制の無料施設間搬送を行い、広域医療に取り組んでいます。その結果、令和３年度救急搬送件数が大阪府第１位、全国第１０位となりました。 （出展：令和3 年度DPC 導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告について） ※ 2024年4月現在


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