凸版印刷、独自書体「凸版文久体(R)」の提供先を拡大
PR TIMES / 2019年4月9日 12時40分
「凸版文久体(R)」全書体が「Adobe Fonts」で利用可能に、Webや映像制作でも使いやすく
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、フォントを「社会のインフラ」として捉え、「築地体※1」を源流として1956年に誕生した自社のオリジナル書体を改刻し、将来の印刷とスクリーンでの表示用書体の方向性を見据えた「次世代を支える書体」として「凸版文久体(R)」を2013年より開発、提供しています。
このたび凸版印刷は、オリジナル書体「凸版文久体」ファミリーの全ラインナップを、アドビ(本部:米国カリフォルニア州、CEO:シャンタヌ ナラヤン)が開発するクリエイティブデザインツール「Adobe Creative Cloud(以下 Creative Cloud)」に付帯するフォントサービス「Adobe Fonts」へ2019年4月9日よりライセンス提供を開始します。
これにより、印刷物をはじめWebやデジタルサイネージ、映像制作のデザイナーなど、Creative Cloudを導入するすべてのクリエーターに、明るく平明で読みやすく、日本語の美しさと言葉が生み出す意味が伝わりやすい書体「凸版文久体」が利用可能になりました。
なお、凸版印刷は2019年4月10日に開催されるライブストリーミングイベント「フォントの日2019:CC道場スペシャル番組」(主催:アドビ)にて「凸版文久体」の紹介を行います。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/207/resize/d33034-207-126117-0.jpg ]
■ Adobe Fontsへのライセンスの背景
近年のクリエイティブは、印刷物のようなアナログなものから超高精細なスクリーンやプロジェクターで表現されるデジタルコンテンツまで多様化しています。このような中、アドビのCreative Cloudはクリエイティブデザインツールのデファクトスタンダードとして多くのクリエーターに利用されています。
一方これまでの凸版文久体の利用環境は、macOSやモリサワ製品などに限定されており、例えばWindows利用のクリエーターにとっては使いにくい課題がありました。
このたび凸版印刷は、凸版文久体のAdobe Fontsへのライセンス提供を開始。これによりWindows利用のCreative Cloudユーザーも凸版文久体を使用することが可能になります。
■ 「凸版文久体」の特長
(1)明るくすっきりとした親しみのあるデザインで、読みやすさを実現
凸版文久体は、小さな文字でも読みやすく、明るくすっきりとした形が特長です。線がはなれている仮名の「さ」や「き」の文字をはじめ、私たちが日ごろ手で書く文字の形に近い、親しみやすさを保ちながら見やすさと読みやすさを演出しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/207/resize/d33034-207-844274-1.jpg ]
(2)ゴシック体は横組みでの読みやすさを追求
凸版文久ゴシックは横組みの可読性を第一に考えてデザインされた書体です。横組みでの筆の運びを意識した抑揚のあるデザインが読むリズムを演出し、長い文章でも心地よく読み進めることができます。特に使用頻度の高い仮名には筆の入りのでっぱりを明朝体と同じように左側につけ、自然で読みやすい文字の流れを実現しました。Webサイトのような横組みでの情報表現に最適です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/33034/207/resize/d33034-207-605966-2.jpg ]
(3)漢字、かな、英数字、記号が混ざっても整う設計
日本語の文章には漢字、ひらがな、カタカナ、英数字、記号などのさまざまな種類の文字が使われています。凸版文久体は文章にどんな文字が入っても文字サイズや位置の調整をすることなく、そのままでも美しく仕上がるようにデザインが調整されています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/33034/207/resize/d33034-207-378078-3.jpg ]
■ Adobe Fontsへ提供される凸版文久体の概要
・提供時期: 2019年4月9日より
・提供書体: 凸版文久明朝 Pr6N R/Adobe-Japan1-6準拠
凸版文久ゴシック Pr6N R/Adobe-Japan1-6準拠
凸版文久ゴシック Pr6N DB/Adobe-Japan1-6準拠
凸版文久見出し明朝 Std EB/Adobe-Japan1-3準拠
凸版文久見出し明朝 StdN EB/Adobe-Japan1-3準拠
凸版文久見出しゴシック Std EB/Adobe-Japan1-3準拠
凸版文久見出しゴシック StdN EB/Adobe-Japan1-3準拠
■ 価格
Creative Cloudの料金プラン
・Creative Cloudコンプリートプラン 5,680円/月(税別) ※他プランもあり
※フル機能のAdobe Fontsは、Creative Cloudのすべての有償ユーザーが利用可能です。
※Creative CloudおよびAdobe Fontsに関する詳しい情報はアドビのWebサイトをご確認ください。
https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html
■ 今後の目標
凸版印刷は情報・文化の担い手として凸版文久体の提供を通じ、文字によるさまざまな言語コミュニケーションを支える社会インフラへ貢献していきます。また今後も利用可能なプラットフォームの拡大を図り、さらなるクリエーターの利便性向上を目指します。
※1 築地体
明治時代の東京築地活版製造所(印刷・活字製造業)の明朝体活字で、日本の明朝体活字の源流のひとつ。
* 『文久体』は凸版印刷株式会社の登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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