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WizWe習慣化研究所が高齢者のスロージョギング習慣化のためのLINE対話型サポートの効果について論文を発表

PR TIMES / 2024年9月2日 12時45分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35684/208/35684-208-d5207e6129e4f709afb51687d28a981a-1026x505.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 この度、習慣化プラットフォームを開発・運営する株式会社WizWe(ウィズウィー、所在:東京都港区、代表取締役CEO:森谷 幸平)は、日本社会心理学会第65回大会にて、WizWe習慣化研究所 主任研究員 丹野 宏昭 Ph.D.による「高齢者のスロージョギング習慣化支援を目的としたLINE対話型伴走サポートの効果」についての論文を発表いたしました。

■論文要旨
高齢者のスロージョギング習慣化支援を目的としたLINE 対話型伴走サポートの効果
【目的】
・高齢者の定期的な運動は、障害発生リスクの軽減や健康寿命を延ばす上で重要な要因であり、厚生労働省の「健康日本21」でも高齢者の運動習慣形成を推進している。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(高齢者版)」においては、ウォーキングなどの有酸素運動だけではなく、筋力トレーニング等も併せて行うことを推奨している。

・日本スロージョギング協会は、有酸素運動と筋力トレーニングの両方の効果があるスロージョギング(隣の人と会話できるペースでのジョギング)の普及を行っている。

・近年では高齢者の運動習慣化のために、スマートフォンを利用した運動実施者への伴走支援の検証が行われており(内藤・伊勢・佐田,2022; 小野 他, 2024)、これらの研究では高齢者の運動習慣獲得や身体活動量の促進に一定の成果がみられたことを報告している。

・丹野(2024)ではLINE を利用した対話型伴走サポートにより、フィットネスクラブユーザーの来館数が促進された事例を報告している。

本研究では、スロージョギングを開始した高齢者を対象とした、スマートフォンアプリ「LINE」による対話型伴走サポートプログラムの事例を提示し、その効果について検討する。

【調査方法】
・サポートプログラムは2023/11/11~2024/2/14 の約3ヶ月間で実施

・日本スロージョギング協会のスロージョギング講習イベントで参加者を募集。伴走支援プログラム(3か月間)への参加を希望した70歳以上の男女38名にプログラムの説明を行い、そのうちLINEでのやりとりが発生した27名を参加者とした。

・参加者は期間中に以下が求められた。
1.3ヶ月後の体重3%減を目標に週1回以上のスロージョギングを実施
2.LINE のリッチメニューからスロージョギング実施有無を毎日記録

・伴走サポートはサポーター*からLINEを通じて以下の対応を行った。
1.実施状況に応じたフォローメッセージの送信(週1回)
2.習慣化のコツの記事配信(週1回)
3.運動や健康等に関するQ&A対応
*行動継続を支援する担当者

・参加者は期間中にLINEを通じてサポーターと自由に会話ができた。またプログラム終了時に体重3%減の目標達成できたか尋ねた。

【結果】
●メッセージ送信の頻度が記録率・体重3%減達成率に影響
・平均週1回以上のスロージョギング実施の達成人数:20人(73%)
・体重3%減の目標達成人数 :12人 (44%)。

 サポーターとの会話について、一度以上のメッセージ送信があった参加者の割合は22人(81%)、複数回のメッセージ送信があった割合は16 人(59%)であった。メッセージ送信数別に記録率とスロージョギング実施率(全96日のうち記録・実施がされた日数の割合)を表1に、身体重3%減達成率を表2に示した。その結果、メッセージ送信が複数回あった参加者は他のユーザーより記録率・体重3%減達成率が高かった。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35684/208/35684-208-4ff699820bbf298544a1b22e18a87602-457x281.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35684/208/35684-208-82dc4bbb1360905fea23afb7c8db4d7a-375x263.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※本研究は日本スロージョギング協会の協力により実施した。また、この研究は著者が所属する「株式会社WizWe」の研究費で実施された。


【考察】
本研究の結果より
サポーターとの対話が発生したユーザーはプログラムへの関与度が増し、体重減少の目標達成率も高かった。

→ スマートフォンアプリによる対話型伴走サポートに一定の効果がみられたと考えられる

丹野宏昭Ph.D.
WizWe習慣化研究所 主任研究員
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 心理学専攻(博士) 社会調査士。博士号取得後、東京福祉大学心理学部にて講義および研究に従事。また、学外活動として社会人を対象とした「ゲームを用いたコミュニケーショントレーニング講座」も担当。
<主な研究>
・ゲームを用いたコミュニケーションスキルトレーニングに関する研究
・対人関係と適応に関する研究
・対人関係ゲームによる小中学校のクラス作りと不登校抑制のプログラム研究 
<著書>
『人狼ゲームで学ぶコミュニケーションの心理学-嘘と説得、コミュニケーショントレーニング』(新曜社)

日本社会心理学会第65回大会
会期:2024年8月31日(土)・1日(日)
会場:日本大学文理学部
「高齢者のスロージョギング習慣化支援を目的としたLINE対話型伴走サポートの効果」

<習慣化プラットフォーム「Smart Habit」とは>
Smart Habitは、社会心理学・行動経済学の専門家が4万人の行動データから導き出した習慣形成理論により、世の中から三日坊主をなくす行動継続プラットフォームです。習慣化サポーターとユーザー間に会話によるラポール(親密な信頼関係) を築くことで、離脱因子を徹底的に取り除き、行動の継続を促します。また、リアルなサポーターの伴走と自動化されたプログラムの組み合わせにより、1人のサポーターが同時に3,000名のユーザーを担当することが可能となり、低価格での行動習慣化を実現しました。2018年のサービス開始以来、ユーザー数は順調に増加し、現在では累計4万人のお客様をサポートしています。語学など教育分野の学習習慣化で多くの大手企業様に導入していただき、学習完了率70%以上の実績を上げてきました。2021年からはこれらのノウハウの横展開をスタートし、サブスクリプション事業者向けにお客様のチャーン防止・LTV向上をサポートする「Smart Habit LTV」や、ヘルスケア業界の習慣化をサポートする「Smart Habit Healthcare」をローンチ。フィットネスおよびヘルスケア領域でのサービスの拡大を図っています。


【会社概要】
会社名:株式会社WizWe
代表者名:代表取締役CEO 森谷 幸平
所在地:東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階
設立:2018年5月
資本金:1,118,450,200円(資本準備金含む)※2023年1月31日現在
事業内容:1. Smart Habit事業 2. 教育、ヘルスケア、その他の習慣化事業 3.サブスクリプションの離脱防止およびLTV最大化事業
会社ホームページ:https://wizwe.co.jp/

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