ヤンセン、VRで掌蹠膿疱症患者さんの生活上の困難やつらさを再現医師向け映像コンテンツ「Virtual Patient’s Journey」の提供を開始
PR TIMES / 2021年5月10日 15時45分
ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:關口修平、本社:東京都千代田区、以下、「ヤンセン」)は、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の患者さんの生活上の困難やつらさを医師の皆さまにより深く理解していただくことを目的に、VR(バーチャル リアリティ)コンテンツ「Virtual Patient’s Journey(バーチャル ペーシェンツ ジャーニー)」の提供を2021年5月より開始します。掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏に膿疱(のうほう)が多発し、痛みや痒みを伴う難治性の皮膚疾患です。本コンテンツは、医師の皆さまにVRを通じて患者さんの日常を追体験し、掌蹠膿疱症がもたらす生活上の困難やつらさについて理解を深めていただくため、ヤンセンと大鵬薬品工業株式会社(代表取締役社長:小林将之、本社:東京都千代田区、以下、「大鵬薬品」)で開発しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/6157/210/resize/d6157-210-670362-0.jpg ]
日本には、約13万6千人の掌蹠膿疱症患者さんがいると推測されており、男女比はおよそ1:2※1, ※2、発症は30~50代に多い※2, ※3とされています。手で荷物を持つ時や歩行時など「日常生活の何気ない動作が制限される」ことに加え、「水疱や紅斑、膿疱などの症状を人から見られているのではないか気になっている」患者さんも多く、QOLへの影響は大きいとされています※4。また、疾患認知度が11.2%と低いことから※5、周囲の理解を得にくい状況があります。
本コンテンツは、仕事と家庭を両立する女性が掌蹠膿疱症を発症してからの10年間を紹介するストーリーとなっています。手荒れのような水疱ができる発症シーン、取引先との名刺交換や、買い物でお釣りを受け取る際に相手が戸惑うシーン、友人に症状を見せ驚かれるシーン、満足できる治療を求め病院を転々とするシーンなどが再現され、患者さんが経験する生活上の困難やつらさを自分のことのように体験することができます。
本コンテンツを監修した福島県立医科大学医学部 皮膚科学講座 教授 山本俊幸 先生は「掌蹠膿疱症の患者さんは手掌の痛みや痒み、歩行時の足底の痛みなどに加え、日常のさまざまな場面で困難や精神的な負担を感じています。このVRコンテンツは、掌蹠膿疱症患者さんの現状に基づいて作成され、視聴された先生方に掌蹠膿疱症をめぐるQOL上の課題や適切な診断および治療への視座を提供するものと考えます」と述べています。
ヤンセン代表取締役社長の關口修平は「掌蹠膿疱症が患者さんの日常生活に与える影響は多岐にわたります。本コンテンツが、医師の皆さまにとって、患者さんの生活をより深く知っていただく機会になることを願っています」と述べています。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)について
掌蹠膿疱症は、手のひらおよび足の裏に無菌性膿疱が多発し、慢性に経過する難治性の皮膚疾患です。手のひらは常に人から見えること、足の裏は歩行時に痛みを伴うこともあることから、患者さんの生活の質(QOL)への影響は大きいとされています※4。また、これらの病変は膿疱が再発を繰り返し、紅斑や鱗屑(りんせつ)が長期に渡って持続することも、QOLの低下に影響しています※6。患者数は男性に比べて女性に多く認められています※1。
ヤンセンについて
ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。www.facebook.com/JanssenJapan/をフォローしてください。
ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。
参考文献
※1 Kubota, K. et al.: BMJ. Open, 5: e006450, 2015
※2 藤城幹山ほか: 日皮会誌., 125: 1175, 2015
※3 Akiyama, T., et al.: J. Dermatol., 22: 930, 1995
※4 Trattner, H., et al.: J. Eur. Acad. Dermatol. Venereol., 31: 1681, 2017
※5 掌蹠膿疱症患者 定性調査より 株式会社マクロミルケアネット、株式会社マクロミル
※6 村上正基: Visual Dermatol., 11: 1059, 2012
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
遺伝子治療用製品「コラテジェン」が米国FDAよりブレイクスルーセラピー(画期的新薬)指定のお知らせ
PR TIMES / 2024年9月18日 18時15分
-
日本メドトロニック 新しい心房細動治療用カテーテル「PulseSelect(TM) PFA Loopカテーテル」の保険適用開始
PR TIMES / 2024年9月4日 21時40分
-
アダリムマブ、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎の成人患者さんに対する治療薬として適応追加承認申請
共同通信PRワイヤー / 2024年8月30日 14時0分
-
遺伝子解析サービスの検査項目に健康リスク「帯状疱疹」を追加
PR TIMES / 2024年8月29日 11時0分
-
頭痛を訴える40代女性「アレルギーが原因」の衝撃 「2人に1人がかかる国民病」の知られざるリアル
東洋経済オンライン / 2024年8月28日 12時0分
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3「100円マック」も今は昔 値上げしたマクドナルドなぜ好調? コスパ重視の客には500円台のセットで対応
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 6時15分
-
4NYタイムズ「2番目に行くべき」効果か、盛岡市の外国人宿泊客数が前年比9・5倍
読売新聞 / 2024年9月21日 22時45分
-
5渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください