世界のセキュリティリスク評価が悪化―分断化により高まる地政学的緊張
PR TIMES / 2025年2月5日 12時40分
~最新のリスク評価に基づく「リスクマップ2025」日本語版をリリース~
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9911/212/9911-212-7b240e3b27ac9fe84c8049c94fc0024e-1291x910.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
世界中で働く従業員の健康と安全を支えるインターナショナルSOS(日本法人本社:東京都港区 代表取締役 マーク・アタウェイ)は、このたび「リスクマップ2025」日本語版(デジタル版、PDF版、プリント版の3種)をリリースしました。世界中で健康と安全に関するリスクが高まり続ける中、本マップは紛争や感染症、異常気象など事業継続への重大な影響を反映した、医療およびセキュリティリスク評価をご提供しております。
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セキュリティリスク評価について
インターナショナルSOSのグローバル セキュリティ ディレクターは次のように述べています。
「このリスクマップには、ますます複雑化する世界が反映されています。2024年から2025年にかけて、セキュリティリスク評価レベルが下がった国はありませんでした。その最も顕著な要因は、地政学的緊張です。スーダンやレバノンなどの地域では、紛争の激化と拡大がより多くの人口密集地域に影響を及ぼし、全体的なリスク評価を引き上げました。弊社は、検証済みの情報とアドバイスを提供することで、これらの地域で活動する組織を引き続きサポートし、必要に応じて従業員の安全や避難の支援も行っています。」
スーダン、レバノン、イスラエル、イラク、ミャンマーは紛争の結果、2024年を通じて何度かリスク評価の見直しが行われ、「高い」や「極めて高い」リスクゾーンが拡大しています。また、社会不安や経済の衰退、および関連する犯罪の長期的な影響により、ニューカレドニアのセキュリティリスク評価が「低」から「中」に引き上げられました。犯罪傾向と社会不安の増加により、南アフリカ、メキシコ、ケニアの特定の国や地域のリスク評価に変化が生じています。また、フィリピン、タイ、ラオスの一部では、過激派活動の減少によりリスク評価が変更されました。
医療リスク評価について
インターナショナルSOSのリージョナル メディカル ディレクター Katherine O’Reilly医師は次のように述べています。
「今年の医療リスクに関する注目すべき変更は2つあります。ボリビアの『中程度』から『高い』、リビアの『極めて高い』から『高い』です。これらは、医療施設の水準とアクセス、医薬品の入手可能性、感染症や疾病の蔓延などの要因に基づいています。組織は安全配慮義務を維持し、国内外で働く従業員の安全を守るために、データに基づくツールを使うことが重要です。」
また、アルゼンチン、ブラジル、中華人民共和国、マレーシア、フィリピン、サウジアラビアといった国々は、「地域によって医療リスクが異なる」から「中程度」に変更されました。各国の経済発展・インフラ整備に伴って、地方でも都市部の高水準医療機関への移動が可能になる局面が増えたためです。
世界中のセキュリティと医療のリスク評価を把握するために、ぜひ「リスクマップ2025」をご活用ください。
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【リスクアウトルック2025】アンケート調査結果を発表
「リスクマップ2025」に先立って、インターナショナルSOSは「リスクアウトルック2025」アンケート調査結果を発表し、組織と従業員のレジリエンスに対して高まる課題や、2025年のリスク予測に関する重要なインサイトを明らかにしました。
この調査では、調査対象の上級リスク専門家の65%が、過去1年間でリスクが増加したと認識しており、69%が2025年に地政学的課題のみによる重大な影響を予測しています。これは、78%が今後1年間に燃え尽き症候群やストレスが組織に大きな影響を与える可能性が高いと予測しているためです。パーマクライシスが続いている中、今回の調査は紛争や地政学的緊張、抗議活動など、回答者が最も準備ができていないと述べたリスクが、最も重要であることを強調しています。詳細はこちらをご参照ください。
https://www.internationalsos.co.jp/newsroom/press-announcements/20241210
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/9911/212/9911-212-f0025dc722b897f33d1162c79ba91436-400x267.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]インターナショナルSOSグループについて
1985年の設立以来40年間、インターナショナルSOSグループはお客様の命を救い続けています。
組織の持続可能な事業の実現のため、安全、医療、ロジスティクスおよびデジタルの専門家が、世界90ヵ国1,200ヵ所以上で、24時間365日お客様をサポートしています。
現在では、フォーチュングローバル 100の80%以上、世界で最もサステナブルな企業100社の61%にあたる企業、政府機関、教育機関、NGOなど、約9,000社、700万人以上に、約100の言語・方言でアシスタンスサービスをご提供しています。
日本においても1996年から約30年に渡り、日本で活躍する外資系企業および世界で展開されているすべての産業の日系企業の皆様に、医療とセキュリティを支えるサービスをご提供しています。
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