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次世代AIエージェントサービス「SyncLect AI Agent」の提供開始

PR TIMES / 2025年1月22日 17時15分



 AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース」)は、マルチAIエージェント機能を搭載し、企業独自の高度なAIエージェントプラットフォームを構築する「SyncLect AI Agent」のサービス提供を開始しました。
 本製品は、AIエージェントプラットフォーム「SyncLect Generative AI」(※1)の後継となる次世代型ソリューションであり、企業における生成AI活用のさらなる進化を実現いたします。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18045/213/18045-213-9d9653f79aa84a886dedf016530eb329-1270x154.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■背景
 昨今、多くの企業が生成AIを活用した先進的な業務効率化や高度な意思決定支援を求める中、従来の単一AIモデルでは複雑なタスク処理やカスタマイズの対応に限界があるとの声が高まっています。また、生成AIプロジェクトでは費用対効果の向上も重要な課題とされており、これらを解決する新しいアプローチが求められています。

 これらの課題を解決する新しいアプローチとして「AIエージェント」が成果を上げています。AIエージェントは、従来のAIでは対応が難しかった複雑なタスクを自律的に処理する能力を持ち、データ入力やレポート作成などのルーチンタスクを自動化します。これにより人的エラーが減少し、企業はコストを削減しながらリソースを戦略的な分野に集中できるようになります。さらに、24時間稼働可能なAIエージェントは、顧客サービスの向上や業務継続性の確保にも寄与します。

 ヘッドウォータースでは、これまでコンタクトセンターAIエージェント(※2)、駅員業務AIエージェント(※3)、マイグレーションAIエージェント(※4)、車載エッジAIエージェント(※5)のほか、文章校正AIや翻訳AIなど、様々なAIエージェントの開発支援を行ってまいりました。

 そして、今、生成AI分野における次世代技術として注目されているのが「マルチエージェント」です。「マルチエージェント」は、複数の自律的なAIエージェントが連携して動作するシステムであり、それぞれのエージェントが独自の判断基準に基づき行動しながら情報を共有し、複雑なタスクを効率的かつ柔軟に処理します。こうした技術の特性は、企業が直面する課題の解決に直結しており、その導入ニーズが急速に高まっています。
 特に、企業は投資対効果を重視するため、まず単一のAIエージェントを構築し、その後で複数のAIエージェントを連携させたシステムを構築したいというニーズが高まっており、当社への「マルチエージェント」に関する相談件数も増加しています。

 こうした生成AI活用をさらに強化したいという企業ニーズに応えるため、MicrosoftのAIイノベーション パートナー(※6)であるヘッドウォータースは、Microsoft AzureとAIエージェント技術を最大限に活用した企業向けプラットフォーム「SyncLect AI Agent」を開発しました。「SyncLect AI Agent」は、AutoGen(※7)を活用することで複数のAIエージェントが連携し、複雑で高度なタスクを効率的に処理する環境を提供します。

■SyncLect AI Agentについて
 SyncLect AI Agentは、AIエージェント同士が連携し、複雑なタスクを効率的かつ柔軟に遂行する次世代型AIサービスです。企業の業務環境に合わせた高いカスタマイズ性を誇り、生成AI活用の幅を広げる、「業務全体を最適化するAIエージェントプラットフォーム」となります。

<主な特徴>
・マルチエージェント
 AutoGenを活用することで、各エージェントが役割を分担し、連携してタスクを解決できるため、高度なプロセスの自動化が実現します。また、エージェントテンプレートを用意することで、既存のAIエージェントを「Azure Cosmos DB」にナレッジとして保存した上での再利用が可能となります。これにより、企業が持つAIエージェントのアセットを効率的に蓄積・活用することができます。

・AIエージェントプラットフォーム基盤を早期構築
 企業独自のAIエージェントプラットフォーム基盤をMicrosoft Azure上で自動構築するため、スクラッチで開発するよりも早期に利用開始することができます。また、アプリケーション部分は独自にカスタマイズ開発が可能で、企業グループが横断的に利用できるAIエージェントプラットフォームを構築することもできます。

・マルチモーダル
 お客様からの電話に対応する音声認識、ドキュメントの読み込みに必要な画像認識、動画情報を解析する映像認識など、異なるデータ形式を同時に扱うことが可能です。

・マルチモデル
 日々更新される生成AIモデルに対応するアップデートを行い、Azure Model Catalogを中心とした様々なLLMエンジンを活用可能です。

・マルチUI/マルチプラットフォーム
 柔軟なカスタマイズに対応し、チャットインターフェースに加えて企業独自のWebやモバイルアプリ、電話、デジタルヒューマン、ロボティクスなど、オムニチャネルの応用が可能です。

・マルチデータ連携
 データ分析基盤であるMicrosoft Fabric、Azure Databricks、Synapase Analyticsと連携し、企業ごとに格納されたOracle、SAP、BOXなどの外部データと統合も可能です。また、プロファイルエージェントの導入により、ユーザーの行動データやプロファイル情報からパーソナライズされたレコメンデーションを提供できます。

・エンタープライズセキュア
 本サービスは生成AI SaaSとは異なり、お客様のクラウド環境にプラットフォームを構築するため、「データを外部に出したくない」というお客様でも安心してご利用いただけます。さらに、「Microsoft Entra ID」を用いたデータユーザー認証、「Key Vault」による暗号化、「Private Link」によるプライベート通信などを活用し、エンタープライズ向けのセキュアな環境を提供します。

・運用効率性
 頻繁なアプリケーションリリースを可能にする「Azure Kubernetes Service」、並行ワークフロー処理を実現する「Durable Functions」、オブザーバビリティを提供する「Azure Monitor」を活用することで、運用効率を向上させます。

・拡張性:
 Azure AI Foundry(※8)と連携し、運用フェーズにおいてもAIエージェントの継続的な進化をサポートし、プロジェクトの拡張性と柔軟性を考慮します。また、「Azure ML」を活用することで、人間のフィードバックを考慮した強化学習や「Azure AI Service」と連携も可能です。

■今後の展開
 ヘッドウォータースは「SyncLect AI Agent」を通じて、企業が生成AIを活用し、新たな価値を創出する未来の実現を目指しています。これにより、業務効率化やコスト削減といった既存の課題を解決するだけでなく、次世代のユーザー体験を提供する革新的なAIソリューションの開発に取り組んでまいります。

 なお、本件による当社の当期業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。

以上

■AIエージェントとは
 AIエージェントは、自律的に特定のタスクを実行するインテリジェントなシステムです。これらのエージェントは、複数のAIモデルを組み合わせて、単一のモデルでは困難な高度なタスクを自動で実行します。企業では、電話応対やスケジュール管理、データ入力などの業務を自動化するために利用され、効率的なビジネス成果を達成するのに役立ちます。AIエージェントの国内市場は急速に成長しており、2024年から2030年にかけての年平均成長率(CAGR)は44.8%と予測されています。

■マルチエージェントとは
 マルチエージェントシステムは、複数のエージェントが相互に作用し、協調してタスクを達成するシステムです。各エージェントは自律的に行動し、周囲の環境や他のエージェントと情報を交換しながら、全体としての目標を達成します。

※1:「SyncLect Generative AI」とは
 RAGを含むCopilot Stackな企業向け生成AI基盤を早期に提供するサービスです。企業が持つ Microsoft Azure 環境にエンタープライズセキュアなインフラを自動構築し、生成AIシステムでよく使う機能をコンポーネント(部品)として用意、Webやモバイルアプリ、Microsoft Teamsなどのマルチプラットフォーム展開、任意のLLMに切り替えることを可能にし、テンプレートChatGPT単体ではできない部分の強化・拡張を行うためにLLMライブラリを利用可能とします。
このように、企業向けの生成AIカスタムニーズに合わせた機能を提供します。

※2
大和証券と協働し、AIオペレーターを開発 ~ 生成AI活用による顧客体験(CX)変革を実現 ~
https://www.headwaters.co.jp/news/hws_daiwa_ai_operator.html

※3
JR西日本の生成AI「Copilot for 駅員」に対する開発支援を行っています
https://www.headwaters.co.jp/news/jr_west_ai_copilot_for_ekiin.html

※4
「Azure OpenAI Service OpenAI o1」や「GitHub Copilot」などの生成AIをマイグレーションに活用する「マイグレーションAIエージェント サービス」を開始
https://www.headwaters.co.jp/news/migration_aiagent_service.html

※5
自動車業界向け生成AIサービスラインナップを強化  ~第一弾は車載エッジAIエージェント~
https://www.headwaters.co.jp/news/Invehicle_edge_ai_agent_hws.html

※6
マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024において「AI イノベーション パートナー オブ ザ イヤー アワード」を受賞
https://www.headwaters.co.jp/news/microsoft_Japan_partner_year_award_2024.html

※7:AutoGenとは
 AutoGenは、AIエージェントを構築し、複数のエージェントが協力してタスクを解決するためのオープンソースのプログラミングフレームワークです。AutoGenは、複雑な大規模言語モデル(LLM)ベースのワークフローのオーケストレーション、最適化、自動化を簡素化します。エージェントはカスタマイズ可能で、会話を通じてタスクを解決することができます。これにより、開発者はより効率的に高度なLLMアプリケーションを構築できるようになります。
https://microsoft.github.io/autogen/

※8:Azure AI Foundryについて
 Azure AI Foundryは、開発者がAIソリューションを迅速に構築、テスト、デプロイできる統合プラットフォームです。最新のAIツールと機械学習モデルを活用し、エンタープライズグレードの生成AIアプリケーションを開発するための強力なサポートを提供します。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/ai-studio/what-is-ai-studio

■商標について
 Microsoft、Azure、Azure Cosmos DB、Microsoft Entra、Microsoft Teamsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

■会社情報
会社名:株式会社ヘッドウォータース
所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
代表者:代表取締役 篠田 庸介
設 立:2005年11月
URL :https://www.headwaters.co.jp

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