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ウィッグ回収と植林を結ぶ環境キャンペーンを全国に展開 大津波の際に避難の目標を後世に伝え続けるNPO法人さくら並木ネットワークを支援

PR TIMES / 2017年4月21日 11時44分

~津波で全壊した石巻市大谷川地区の高台移転場所に桜を植樹~

総合毛髪関連企業・株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)では、使われなくなったウィッグの回収を促す環境キャンペーン「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」で行っている植林活動を拡大し、初めて東日本大震災の被災地区へ桜並木造成を支援いたしました。



 「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」は、2009年から実施している取り組みで、期間中にウィッグ回収にご協力いただいたお客様の売上の一部を利用し、環境コミュニケーションを推進する「ツバルの森」を通じて、山梨県内の山林地域に「フォンテーヌの森」を設置し、2016年度までに累計1,259本の苗木を植林してまいりました。

 本キャンペーンは、今後全国規模の環境保全・CSRの活動へと進化を遂げてまいります。

 その第1弾の試みとして、2016年度実績からの拠出金の一部を「特定非営利活動法人さくら並木ネットワーク(所在地:東京都世田谷区、共同代表理事 細沼 忠良、小池 潔)」を通じ、東日本大震災の被災地区での植樹に使用しました。NPO法人さくら並木ネットワークは、東日本大震災の大津波到達地点に、桜を植樹することで、100年に1度は必ずやってくるという地震と大津波の際に住民避難の目印となることを目的として活動している団体です。

 植樹会当日は、鮫浦湾を見下ろす宮城県石巻市大谷川地区高台移転地にて桜の成木と石柱のお披露目、桜の苗木の植樹を実施しました。成木はエゾヒガシを1本、苗木は神代曙桜を12本植樹しました。苗木は3年程でソメイヨシノのような淡いピンク色の桜が咲きます。この2種類の桜は病気に強く、100年以上咲き続けるとされており、後世に残す目印としてはとても適しています。石柱には、この桜に愛着を持てるよう、高台移転地の地名である小浜をつけ、「小浜さくら」と刻みました。今後も、当社は本活動を継続支援していく予定です。


[画像1: https://prtimes.jp/i/10292/214/resize/d10292-214-266847-0.jpg ]



[画像2: https://prtimes.jp/i/10292/214/resize/d10292-214-732809-1.jpg ]



■植樹会概要

■日時 : 2017年4月2日(日)10:00~12:00
■植樹地: 宮城県石巻市大谷川地区高台移転地
■内容 : 桜の成木と石柱のお披露目、苗木の植樹
■出席 : NPO法人さくら並木ネットワーク 東北エリアマネージャー 吉武信幸様
     大谷川振興会 代表 阿部政悦様
     地元住民の皆様
     株式会社アデランス 東北営業部 部長 杉田慎一郎
     フォンテーヌ営業企画部 部長 藤生善則 他


<植樹会に関するコメント>

NPO法人さくら並木ネットワーク 東北エリアマネージャー 吉武信幸様
大谷川高台移転地の皆様とアデランス様を桜の植樹を通じて橋渡しできたことはとても光栄に思います。おかげ様で温かい心のこもった植樹会になりました。将来の大谷川高台移転地の春。この日一緒に作業したことが笑い話になるような桜の花見を住民やアデランスの皆様と一緒にしたいものです。


大谷川振興会 代表 阿部政悦様
集落に公園を作るにあたり住民皆で待ち望んでいた桜の木々が、アデランスからサポートいただき植樹をすることができ、大変ありがたいです。集落に住むみんなの集まりの場に桜並木があること、ここを目印とすることを子供たちに引き継いでいきたいと思います。春に桜を見ながら、浜を見ながら、地区を離れた人と集れたら一番良いかなと思います。


地元住民の方
震災後、小学校に避難して生活を送っていました。街を見渡すと見慣れた街並みがなくなってしまっていました。そのような中で、桜の木だけが凛々しく花を咲かせ、私たちにとっては希望の桜であり、花を咲かせた桜を見ることでひとときの癒しの時間を与えてもらいました。次は希望の桜を家のすぐ近くで見られることがとても嬉しいです。


■「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」について

 アデランスでは、使われなくなったウィッグの回収を促す環境キャンペーン「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」を、2009年から実施しています。

 「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」では、使われなくなったウィッグをお持ちいただいたお客様にクーポン券(緑のクーポン券)を進呈しています。このクーポン券を利用して、新たなウィッグを購入いただく際に、割引価格が適用されることに加え、クーポン1枚使用につき100円分を植林支援に利用してまいりました。お客様にエコ活動を呼び掛けるとともに、新たな商品の購入を促しており、事業の継続を組み入れた戦略的CSR活動となっています。植林支援は、環境コミュニケーションを推進する「ツバルの森」を通じて、山梨県内の山林地域に「フォンテーヌの森」を設置し苗木を植林しています。既に1000本以上を植林しており、2009年に初めて植えた苗木は、現在では大人の背丈ほどに成長しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/10292/214/resize/d10292-214-339014-2.jpg ]



 そして今年度より、本キャンペーンを通した環境保全活動を、東北地方の桜の植樹活動の支援の他、「ツバルの森」を通して全国各地の様々な環境保全を支援していく活動へと進化させてまいります。


■ さくら並木プロジェクトについて
[画像4: https://prtimes.jp/i/10292/214/resize/d10292-214-204083-3.jpg ]


 2011年3月11日の東日本大震災は、2万人余りの死者及び行方不明者を出す大災害となってしまいました。

 東北地方では過去にも度々津波による大きな災害を経験してきました。明治29年、昭和8年と大津波の際も多くの被災者を出しており、昭和8年の津波後に、これを繰り返してはいけないという思いから、先人たちは津波の到達点に教訓を記した石碑を建てました。

『高き住居は児孫の和楽、想へ惨禍の大津浪、此処より下に家を建てるな』

 しかし、石碑は時が経つにつれ、苔生して雑草に埋もれ、津波の記憶と共に忘れ去られてしまっていたものが多く、東日本大震災では先代の教訓を十分に生かすことができませんでした。
[画像5: https://prtimes.jp/i/10292/214/resize/d10292-214-247059-4.jpg ]


 そのような中で、宮古市重茂の姉吉地区は、海抜約60mに位置する先人の警告を刻んだ石碑の教えを守り続けました。その結果、東日本大震災では津波の到達地点が最高位を記録したにも関わらず、死者行方不明者が出ませんでした。さくら並木ネットワークでは、その石碑に代わるものとして、桜並木を東日本大震災の大津波到達地に造成しています。

[画像6: https://prtimes.jp/i/10292/214/resize/d10292-214-887920-5.jpg ]


 桜は、年々大きくなり、樹齢100年を超えるものもあります。毎年春に咲く満開の桜の花は、東日本大震災による被災者を慰めるとともに、東日本大震災を代々語り継いでいってくれます。また、津波の際は桜の木を目印に逃げることができます。


 今回、大谷川地区を離れて高台に移転した皆様が、毎年桜を愛でることができるよう、シンボルツリーの植樹を皮切りに、桜並木を造成する活動を続けてまいります。


■ アデランスのCSR活動について
[画像7: https://prtimes.jp/i/10292/214/resize/d10292-214-554734-6.jpg ]


 アデランスグループのCSR活動は、「社会的価値を持った活動」をさらに深め、広げていくことで、お客様や社会からの信頼に基づいた、健全で永続的な企業成長を目指すものです。こうした活動を「事業と一体化した戦略的CSR」として進めています。

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