EVユーザー400名を対象に、「利用実態やニーズ」に関する調査を実施~週に1回は充電するのに、欲しい場所にEV充電スタンドが置かれていない実情が明らかに~
PR TIMES / 2025年1月15日 17時15分
EVユーザー400名を対象に、「利用実態やニーズ」に関する調査を実施
~週に1回は充電するのに、欲しい場所にEV充電スタンドが置かれていない実情が明らかに~
ゼンリン保有の全国EV充電スタンドデータで、リアルタイムな満空情報の提供や新たな設置を支援
株式会社ゼンリンでは日本全国の調査網を活用し、全国のEV充電スタンドの詳細なデータを収集のうえ、各所へのデータ提供を通じたEVの利便性向上を目指しています。2023年10月には経済産業省より「2030年までの30万口設置」を目標とする新指針が発表されるなど、EV普及に向けて充電インフラ拡充への機運が高まるなか、EVを保有しているユーザー400名を対象に「EVの利用実態把握およびニーズ調査」を目的としたWEBアンケートを実施いたしました。今回の調査より明らかとなった、充電頻度や充電場所の傾向、利用者が必要と感じているコンテンツに関する情報をもとに、ユーザー目線でのEVの現状を紹介します。
■WEBサイトでもアンケート結果を公開中!
https://www.zenrin.co.jp/product/article/ev_charging-stand_research/index.html
1.調査サマリ
● 週に1回以上充電するユーザーが約7.5割と多数を占め、頻繁な充電が求められている。
● 自宅充電は少数で、約8割のユーザーが目的地までの経路上の充電スタンドで充電。
● EVを充電する際に感じる不満のトップは、「充電スタンド数が少ない」。
● スタンドの満空情報など、「今、利用できるのか?」をリアルタイムに把握したいニーズがある。
2. 調査結果
■週に1回以上充電する人が75.6% 目的地や目的地までの経路上での充電が多く、自宅での充電は少数派
充電頻度については、週2~3回程度の充電が最多で25.3%。少なくとも週に1回以上充電を行うユーザーが全体の75.3%という結果になりました。また、ガソリン車とは異なり自宅での充電も可能なEVですが、「自宅での充電経験がある」ユーザーは全体の約4割に留まり、多くのユーザーは自動車販売店や大型商業施設など、「目的地」や「目的地までの経路上」にあるEV充電スタンドを利用していることが判明しました。決して短いとはいえない充電時間をいかに効率よく過ごすかが1つのポイントとなっています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67172/216/67172-216-05e87994687b9e8268953df5372e9a89-304x321.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67172/216/67172-216-e04f2c38c7fa1f45e1363ecca6e929d0-406x331.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■充電する際に感じる不満のトップは「充電スタンド数の少なさ」 EV充電スタンドの適切な場所への設置が重要
ガソリン車と比べ、電欠への不安から充電頻度が多くなる中で、ユーザーが最も不満に感じているのが「充電スタンド数が少ない」点。また、「充電スタンドが適切な場所にない」という回答も多く、”適切な場所に適切な数のEV充電スタンドを設置する”ことが、EVユーザーの利便性向上、EV普及への貢献に繋がると読み取れます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67172/216/67172-216-5461e62810170600066a8a0abe1d4df7-944x907.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■EV充電スタンドが「今、利用できるのか?」をリアルタイムに把握したいニーズがある
EV充電スタンドに関する必要・どちらかというと必要だと思うコンテンツについては、「利用可能時間」、「満空情報」といった「今、設置場所に行けばEV充電スタンドを利用できるのか?」を明らかにするリアルタイムなコンテンツが上位に。
ガソリンスタンドのような手軽に充電できる環境が整っていない状況において、「EV充電スタンドを見つけるための運転が必要となる」点や、「既に利用者がいて充電待ち(充電渋滞)が発生する」点は、EVの利便性向上に向けた大きな課題となっており、これらの課題を解決するためにも、リアルタイム情報が分かるコンテンツの拡充は重要であると考えられます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67172/216/67172-216-f5c79e9302fc8801ad4194879fcbd277-1606x801.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3.ゼンリンが提供するEV充電ソリューション
【詳細】https://www.zenrin.co.jp/product/category/automotive/electric/index.html
■「適切な場所へのEV充電スタンド設置」を支援
ゼンリンは、全国のEV充電スタンドの設置場所や料金情報などの詳細情報を2009年から整備しています。施設入口情報や営業時間、料金など40項目以上の詳細情報を保有しており、EV用カーナビゲーション等を通じ、EVユーザーが知りたい情報を網羅的に提供しています。また、EV充電スタンドの普及状況を示すEV充電スタンドの設置数及びその推移は、経済産業省や地方自治体などの様々な団体や企業・メディアにより、”現地確認を行った信頼性の高い数値”として活用されています。これらの情報を活用し、”適切な場所へのEV充電スタンドの設置”を実現するソリューションを提供しています。
■「充電スタンド設置場所検討マップ」
ゼンリンが整備するEV関連情報と、お客様が保有する情報を地図に重畳することで、設置個所候補の可視化を実現。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67172/216/67172-216-d3b050be62062668d77f2c09048fb30e-856x309.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■充電スタンドの「満車・空車」状況をリアルタイムで配信
ゼンリンでは、EVユーザーが”今”知りたい情報を案内するソリューションの提供も行っています。その中の1つである「充電スタンド満空情報配信」ソリューションは、EV充電スタンドの満空情報(満車/空車)や故障/休止情報といった動的情報を、API形式でリアルタイム配信するソリューションです。2025年1月15日現在、株式会社エネゲート、BIPROGY 株式会社、日本電気株式会社(NEC)と提携しており、対象企業は順次拡大予定です。
ゼンリンは満空情報の提供を通じて、「先着車がいる EV 充電スタンドや、故障中の EV 充電スタンドへの案内回避」、「充電渋滞の回避」等による、EVユーザーの利便性向上を推進します。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67172/216/67172-216-90c91b938ed8c3e3c515ae30162d210e-1545x1165.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
4.アンケート結果から読み取れる「EV充電スタンドの現在地」と「ゼンリンが目指す場所」
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67172/216/67172-216-6b2160990e138624568251bc4a41afdf-381x507.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社ゼンリン モビリシティ事業本部 濁川 信之
今回のニーズ調査で、「EVユーザーは充電インフラ不足を不満に感じており、充電インフラの拡充が求められている。」「EVユーザーは常に電欠不安を抱えており、即時に使える充電スポット情報を求められている。」ことが分かりました。
ゼンリンではニーズ調査で浮かび上がってきた課題に対し、EVユーザー様、自動車メーカー様、充電スタンド設置事業者様、EV関連サービス事業者様など、それぞれの立場で利用可能なソリューションをご用意しております。
・全国複数の充電サービス事業者と連携した充電スタンド情報の提供
・適切な場所への充電スタンドの設置支援
・地図データベース、APIをはじめとした運用しやすいソリューション
など、これからもゼンリンは電欠不安のない快適なEV生活を支えるべく、網羅的な地図情報提供・活用を推進してまいります。
<調査概要>
・調査方法:インターネット調査
・調査機関:ゼンリン調べ(調査担当:クロスマーケティング社)
・実施期間:2024年9月6日~10日
・調査対象:BEV・PHEVの運転経験および自宅外での充電経験がある方
・回答数 :400ss
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