TBM、自社製造拠点で使用する電力を100%再生可能エネルギーへ転換
PR TIMES / 2022年1月18日 11時15分
~多賀城工場の使用電力を「CO2排出係数ゼロ」へ切り替え、年間約1,346トンのCO2削減に貢献~
株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山崎敦義、以下TBM)は、自社製造拠点である宮城県の多賀城工場を実質100%の再生可能エネルギーへ転換したことをお知らせいたします。
2021年12月1日より、国内第二プラントである多賀城工場で使用する電力を実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力に切り替えたことにより、TBMが保有する自社製造拠点での使用電力は全て再生可能エネルギーとなりました。本転換により、多賀城工場の操業に伴うエネルギー起源のCO2などの温室効果ガス(GHG)の間接排出(Scope 2)をCO2換算で年間約1,346トン削減します*。今後TBMは、自社の操業によるGHG排出ゼロを目指すと共に、LIMEX Sheet及びLIMEX Pellet(ライメックスペレット)の導入企業のサプライチェーンにおけるCO2排出量(Scope 3)の削減にも貢献してまいります。
*2020年12月~2021年11月実績に基づく
[画像: https://prtimes.jp/i/16815/219/resize/d16815-219-3fd81f589651e816d25d-0.png ]
■ 概要
世界各地で脱炭素社会の実現に向けた動きが加速する中、TBMは気候変動問題に対して多様なアプローチで取り組んでいます。プラスチックや紙の代替となる新素材LIMEXの普及拡大により、石油由来プラスチックや森林資源の使用量を抑制しています。また、LIMEXの製造工程におけるGHG排出量削減に向けて、2020年8月には、国内第一プラントの白石工場で使用する電力を再生可能エネルギーへ切り替えています。
今回の多賀城工場における実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力への転換によって、自社製造拠点で使用する電力全てが再生可能エネルギーへ切り替えられたことは、2025年までに国内事業所で再生可能エネルギー電力100%を達成するという計画の実現に向けた大きな一歩となります。TBMは今後も「2030年までにカーボンネガティブを実現する」という野心的な目標「TBM Pledge 2030」の実現に向けて、省エネルギーの徹底に加え、他の使用燃料やオフィスで使用している電力の再生可能エネルギーへの転換、すでに再生可能エネルギーを使用している電力についても更に追加性(再生可能エネルギーの新たな設備投資を促す効果)が高い手法での調達を進めてまいります。
■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。LIMEXは6,000以上の企業や自治体にて採用されており、世界40ヶ国以上で特許を取得、COPやG20の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォームに登録されています。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。
LIMEXは、無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアルのJSA規格(JSA-S1008)の対象素材であり、LIMEXの主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく再生利用が可能である為、単一素材で設計された製品と同様、再資源化の可能性が担保されています。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。
<LIMEXの特徴>
・石灰石は、資源輸入国である日本においても自給率100%、地球上に非常に豊富に存在する資源です。
・石灰石は、一般的なプラスチック(PP)と比較して同体積の焼却時にCO2を約58%排出削減出来るため、プラスチック代替素材の主原料として石灰石を用いることで石油由来プラスチックの使用量を抑え(リデュース)、焼却時のCO2排出量を削減できます。
・ライフサイクルアセスメント(LCA)という科学的分析手法を用いて、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルにおける環境影響を算定し、素材開発に活用しています。
■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山崎 敦義
本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011 年
資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/
2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40ヵ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
2015年 宮城県白石市に年産6,000トンのLIMEX を製造する第一プラントを建設
2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
2019年 代表取締役 CEOの山崎敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞
2020年 使用済みプラスチックなどの再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
2020年 100%再生可能エネルギーの電力をLIMEXの生産拠点に導入
2020年 BtoC 向けのEC事業「ZAIMA」を開始
2021年 宮城県多賀城市に年間23,000トンのLIMEXを製造する第二プラントを建設
2021年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
2021年 神奈川県横須賀市で国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクトを始動
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
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