明日よりカルティエ現代美術財団にてオルガ・デ・アマラルの回顧展を開催
PR TIMES / 2024年10月11日 19時15分
2024年10月12日-2025年3月16日
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オルガ・デ・アマラル、ボゴタ(コロンビア)の「カーサ アマラル」にて、2013年 - 写真 (C) Diego Amaral
2024年10月12日から2025年3月16日まで、カルティエ現代美術財団は、欧州初のオルガ・デ・アマラル大回顧展を開催します。オルガ・デ・アマラルはコロンビアのアートシーンとファイバーアートを代表する人物であり、本展には1960年代から今日までに制作された 約90点の作品が集まります。その多くは今回コロンビア国外で初めての展示となります。オルガ・デ・アマラルの代名詞である鮮やかな金箔の作品の他にも、本展では、テキスタイルを使った実験的な初期の作品、そしてモニュメント作品を展示します。
「平面を構築しながら、瞑想や熟考、省察のための空間をつくり上げます。面を形づくるどんなに小さな要素も、それ自体が重要なだけでなく、全体と深く共鳴しています。それと同様に、全体もまた、それぞれの要素と深く響き合います。」 オルガ・デ・アマラル
1960年代以降、オルガ・デ・アマラルはテキスタイルという媒体の可能性を押し広げ、さまざまな素材(リネン、コットン、馬の毛、ジェッソ、金箔、パラジウム)や技法で継続的に実験を行ってきました。糸を織り、結び、編み、織り交ぜることで、立体的なモニュメント作品を制作しています。また、オルガ・デ・アマラルの作品はどの分類にも属さず、米国のクランブルック アカデミー オブ アートで学んだモダニストの原則、そしてコロンビア特有の伝統や先コロンブス期の美術からも影響を受けています。カルティエ現代美術財団は2018年の『Southern Geometries(南米の幾何学)』展で「Brumas(霧)」の作品を6点展示していますが、今回はキャリア全体を辿ることにより、テキスタイルアートにおける本格的な革命の火付け役となったアマラルに光を当てます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16275/222/16275-222-62652b9ef06427e2c44e45a4ee9d9454-341x424.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「Bruma D1」2018年。リネン、漆喰、アクリル、200 x 90 x 220cm - (C) Olga de Amaral; Courtesy Lisson Gallery
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/16275/222/16275-222-ac182c2f90189d36a90aad53ebc4b6cd-341x424.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「Bruma R」2014年。 リネン、ジェッソ、アクリル、和紙、木材、205 x 90 x 190cm (C) Olga de Amaral; Courtesy Lisson Gallery
オルガ・デ・アマラルの作品に対する新しい視点
世界的な名声にもかかわらず、アマラルの作品は欧州でほとんど展示されてきませんでした。本展は、アマラルのキャリアを新鮮かつ包括的な視点で見つめ直し、その複雑な芸術活動を余すことなく紹介します。厳密に時系列を追うことはせずに、形式の探求(網目の利用、色彩)から実験(素材とサイズ)、そしてアマラルの作品を育んだ影響(構成主義アート、ラテンアメリカの手工芸品、先コロンブス期)まで、アーティストのキャリアを特徴付けたそれぞれの時期に焦点を当てます。
本展において、カルティエ現代美術財団はテキスタイルアートの大胆さを前面に引き出します。テキスタイルアートは、主に女性が実践する裝飾美術だという認識によって、長らく光が当てられてきませんでした。第二次世界大戦後の抽象芸術の勢いと強く結びついたアマラルの意欲的な作品は、伝統的なタペストリーの従来の枠組みを超越しています。この回顧展では特に、1960年代、70年代、80年代の前衛芸術へのきわめて重要な貢献を紹介します。
キュレーター: マリ・ペレネス
展覧会コーディネーター: アビー・ゲイ
掲載時のお問い合わせ先:
カルティエ カスタマー サービスセンター 0120-1847-00
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