木造9階立て高層建築が、スギ花粉症をも駆逐する!? 早くも10万部突破!『里山資本主義』に見る日本の未来。

PR TIMES / 2013年9月10日 12時53分

角川書店



木造9階立て高層建築が、スギ花粉症をも駆逐する!?     

早くも10万部突破!『里山資本主義』に見る日本の未来。


発売1か月で10万部突破。「ものづくりニッポン」が歩むべき未来を提示する『里山資本主義―日本経済は「安心の原理」で動く』が大きな反響を呼んでいます。

里山資本主義とは『休眠資産を再利用することで、原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を果たす現象。安全保障と地域経済の自立をもたらし、不安・不満・不信のスパイラルを超えるモデル』

本書の事例でとりわけ大きな反響を呼んでいるのが、日本における木材加工の最先端を走る、岡山県の企業・銘建工業の事例です。本書の刊行後、角川oneテーマ21新書取材班は銘建工業を訪れ、代表取締役社長・中島浩一郎氏にお話を伺いました。

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取材班「本書の刊行から、御社へのお問合せなどはありましたか?」
中島「お客様から「本を百冊買いたい」という相談が複数ありました。この本は何かこう、皆さんを前向きに元気にさせるエネルギーのようなものを持っているのかもしれませんね」
取材班「今日も大勢の小学生が見学に来ているのをお見かけました」

中島「小学生から中学・高校生まで見学はひっきりなしに来て おりまして、対応は大変ですが、これもまた嬉しい悲鳴でして。また県外の企業からも見学や講演の依頼が来ています」
取材班「社内を見学させていただきましたが、製材から木屑による発電まで、木を本当にくまなく、とことん無駄なく使われているのを実感しました。他の業種の方でも非常に参考になるかと思います。」
中島「“木を愛している”なんて思ったことはないですが、私たちは“ちゃんと木材を使いきろう”という意識を常に持っています。元来日本人は何もかも無駄なく使い切る、そういうことが得意な民族なのだと思いますね」

取材班「もったいないの文化。かつての鯨漁などもそうですね。本書について非常に反響が大きいのが木造9階立ての建物も可能にする新建材のCLTですが、CLTについての反響はいかがでしょうか」
中島「CLTは知らない人にとってはまさに“目から鱗”のようです。御社が出した本の新聞広告を見て知り、驚いた方も多いようです。弊社では既にCLTの試作のラインを持っています。3年ほど前から日本農林規格(JAS)に入れていただけるようお願いをしていますが、今年中にも申請がおりるのではないかという目処がたってきました」

取材班「鉄筋コンクリートに匹敵する強度を持つというCLTは、これから どのように製品化されていくのでしょうか?」

中島「木としては“弱い”と言われているスギでの製品化です。スギは日本で最も多く生産されている針葉樹ですが、今では使い道も限られ、スギ花粉で困っている人が多いやっかいものでもあります。しかも強度が弱い。ですがスギはとても“軽い”。軽いということは空気層が多いということで断熱効果がある。軽くて断熱効果が高いというのは建材にとって非常に大きな利点です。強度に関してはCLTに加工することによって飛躍的に改善されます。私たちはこのスギを活用できないかと考えています」

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木の切れ端、皮、かんな屑は全て燃やし、木の乾燥に使う。乾燥に使い切れない“余り”はさらにバイオマス発電に。中島社長、そして銘建工業に刻まれた「木をすべて使う」というDNAは本当に無駄がない。世界的な自動車メーカーも視察にやってくる。時代がようやくその姿勢に追いついたように思えます。


現在、真庭市では間伐材を主な燃料とする出力1万キロワットの木質バイオマス発電所が2015年4月からの営業運転を目指し、建設準備が進めらています。運転が開始されれば真庭市の一般家庭の電力を全て賄うことが可能になります。筆頭株主は銘建工業ですが、他の株主は真庭市、真庭木材事業協同組合ほか、全て地元の企業により構成されています。「地域での経済循環」が確立されているのです。さらに、日本でも有数な“里山資産”を持つ高知県が、現在県をあげてその膨大なスギを活用し、CLTに加工するという事業の推進を加速させています。2013年7月12日には、県主


導の研究組織「CLT建築推進協議会」が発足。そのCLTを使った3階建て共同住宅の建設が、高知県大豊町でいよいよ


着工となります。原材料はもちろん“高知県産のスギ材”です。使い道に困り、スギ花粉で迷惑とまでいわれているスギの木が、CLTに加工され「ものづくりニッポン」お得意の業製品として次々に輸出される。そしてまた、加工の際に生まれた木屑は発電に利用され、地域のエネルギー需要を賄っていく。新たな産業が生まれ、街は輝きを増してていく。そんな風景が瞼に浮かびました。

そしてその日はそう遠くない未来にある……。

ここ岡山県・真庭市の企業から、日本の「里山資本主義革命」は一歩ずつ、着実に

未来へと歩を進めている。取材班はその強い実感を胸に、岡山を後にしました。


『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』
藻谷浩介 NHK広島取材班
税込820円/新書判

本取材班が訪れた銘建工業に関する詳しい取組や、オーストリアでのCLT
活用の最新事例はもちろんのこと、過疎の進む島で地元の食材を使ったジャ
ム屋さん等、里山の休眠資産を活用した数多くの事例が紹介されています。


○『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』
公式HP http://www.kadokawa.co.jp/sp/201307-04/
○角川oneテーマ21新書
公式サイト http://www.kadokawa.co.jp/one/
○取材協力:銘建工業株式会社 http://www.meikenkogyo.com/
代表取締役社長 中島浩一郎氏 取締役総務部長 安東真吾氏

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