IEEEの国際会議「PerCom 2020ワークショップ」に論文採択
PR TIMES / 2020年3月31日 17時15分
~振動センシングにより歩行方向を特定~
オンキヨー株式会社は、2020年3月23日から27日までアメリカ合衆国テキサス州オースティンで開催された「18th Annual IEEE International Conference on Pervasive Computiong and Communications Workshops (PerCom 2020 Workshops)にオンキヨー株式会社開発部と国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)が共同で提出した論文が採択されましたので、お知らせいたします。この論文は、「PerCom 2020」内のワークショップThe Fourth International Workshop on Pervasive Smart Living Spaces(PerLS 2020)にて、研究開発成果として発表されました。
本研究では、カメラを使用せず床面に伝わる振動のみを用いて人の行動を特定する技術開発に取り組んでおり、今回振動のみを用いて人の歩行方向を75.6%の確度で特定することに成功しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/27644/231/resize/d27644-231-599590-0.png ]
採択された論文の詳細は、下記の通りです。
【タイトル】
英文:Estimation of Walking Direction with Vibration Sensor based on Piezoelectric Device
和訳:ピエゾ素子を用いた振動センサーによる人の歩行方向の推定
【論文概要】
近年、見守りサービスや防犯上の異常検知への応用へ向け、家屋や店舗内での人の行動を特定する研究が様々な方法でなされていますが、必要以上に情報量を得ることが可能なカメラを用いた行動の特定は、人物が特定されるなどプライバシーの問題が従来より指摘されてきました。
当社開発部では、カメラを使用せず床面に伝わる振動のみを用いて人の行動を特定する技術開発に取り組んでおり、今回振動のみを用いて次のようなプロセスにより人の歩行方向を特定することに成功しました。
床面に一定間隔に2つ配置した振動センサ対を用意し、床面の振動をオーディオ帯域の電気信号に変換増幅、音声信号処理をほどこし、エネルギートレンドデータを作成します。
最後に、このエネルギートレンドデータから特徴量を算出、機械学習によって歩行方向や複数人の交差を推定するという手法により、人の歩行方向を75.6%(83%から変更)の確度でとらえることに成功しました。
当社は今後も、経営理念である「VALUE CREATION」に基づき、これまで培ってきた音に関する技術を磨くのみならず、他の技術とのコラボレーションによるAI活用の研究開発にも取り組み、生活をより豊かにする新しい価値提案を推進してまいります。
■ IEEEについて(URL:https://jp.ieee.org/)
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)は、アメリカ合衆国に本部を持つ、世界最大の電気工学・電子工学技術の学会です。対象となる情報の範囲はコンピュータや持続可能なエネルギーシステム、航空宇宙、コミュニケーション、ロボット工学、ヘルスケア等多岐に渡り、160以上の国々の専門家約423,000人によって構成されています。
【関連リンク】
◆オンキヨーAI 特設サイト: https://www.jp.onkyo.com/ai/
◆オンキヨー、振動(音)を利用した人の行動認識技術の開発と論文発表のお知らせ~奈良先端科学技術大学院大学との産学共同研究を実施~: https://www.jp.onkyo.com/news/information/topics/20191115_NAIST.pdf
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
DNAメチル化情報に基づく生物学的年齢評価指標の新規構築手法の開発と構築された日本人向けエピジェネティック・クロックに関する論文がMathematics誌に採択
PR TIMES / 2024年9月20日 16時15分
-
アジラ、世界最大規模の学術組織IEEE主催の国際学会で最優秀論文賞受賞
PR TIMES / 2024年9月19日 18時15分
-
IEEE栄誉賞の賞金が200万ドルに増額
共同通信PRワイヤー / 2024年9月19日 9時45分
-
チューリング、日本初の自動運転向けVLA(Vision-Language-Action)モデルデータセット「CoVLA Dataset」を発表、WACV2025に論文が採択
PR TIMES / 2024年9月10日 11時15分
-
データグリッド、生成AIの論文がコンピュータービジョン分野の国際会議WACV 2025のメインカンファレンスに採択
PR TIMES / 2024年9月2日 14時15分
ランキング
-
1有料会員100万人「radiko」のビジネス的伸びしろ 広告ビジネスと新規ビジネスの尖兵として
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 10時30分
-
2なぜ、「パン屋さん」みたいなセブンが増えているのか できたてのカレーパン、ドーナツ、メロンパンを強化する背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月23日 6時15分
-
3「タワマン節税」「空き家問題」2つの不動産相続ルール変更で何が変わる?マンションや古い物件の活用方法は?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 8時0分
-
4「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
5出戻り社員「アルムナイ採用」が増えた切実な事情 かつては"裏切り者扱い"も今や大歓迎だが…
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください