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国指定北アルプス鳥獣保護区が拡張 絶滅危惧「ライチョウ」目撃情報受け

PR TIMES / 2024年11月2日 15時40分



2024年11月1日(金)富山県魚津市と黒部市の間にある山岳群・毛勝三山周辺が、希少な鳥獣を守る観点で狩猟が制限される国指定北アルプス鳥獣保護区に新たに指定されました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11352/234/11352-234-207f23b07e2b5c690ed29ef56e4c6033-690x900.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
拡張された範囲(毛勝三山周辺・ライトグリーン箇所)

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11352/234/11352-234-4ec69a546de86cb801dbbcba8b30f367-824x1001.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
拡張された範囲(毛勝三山周辺 拡大図・点線より西側のエリア)

国指定北アルプス鳥獣保護区 https://chubu.env.go.jp/shinetsu/wildlife/mat/m_1.html

これは2024年9月12日(木)環境省・中央環境審議会自然環境部会野生生物小委員会(第34回)での討議を経て決定されたもので、「地球とつながるよろこび。」を企業理念に掲げアウトドア事業を行う株式会社ヤマップが2022年6月より環境省と協働する、登山者が投稿する写真のビッグデータを山岳生態系調査に活用する「みんなで守る山岳生態系プロジェクト」の結果もこの決定に貢献しました。

ライチョウの生息域を可視化する「ライチョウモニター」に寄せられたライチョウの家族と思われる目撃情報を受け、環境省がライチョウの繁殖を確認できたことが要因です。毛勝三山周辺はアクセスが難しく、これまでほとんど調査が実施されていませんでした。この地域が、立山連山の北端の繁殖地として重要な地域であることが拡張の根拠のひとつとなりました。

< 環境省信越自然環境事務所 生息地保護連携専門官 小林篤氏 コメント >
毛勝周辺はアクセスが困難で専門家による調査が実施しづらい地域であり、このような場所での登山者からの目撃情報の提供は生息の証拠として非常に重要です。ライチョウモニター以外でも春につがいで観察されるなど、過去複数年にわたり繁殖した可能性が高いことが今回の拡張につながっています。皆様からの情報が重要な基礎情報のひとつとなりました。貴重な情報をご提供いただき感謝申し上げます。一方で毛勝三山周辺は高山帯が狭く安定してライチョウが生息できるかどうかはまだわかりません。今後も皆様のご協力のもとライチョウの生息状況を注視していきたいと思います。

ライチョウモニターについて
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11352/234/11352-234-54338a47111d3aaa2adfc2ddeb1364db-1200x599.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「ライチョウモニター」の画面。同エリアで目撃されたライチョウの写真を画像識別。撮影場所とともに一覧表示する。

「YAMAP(ヤマップ)」の“登山者が投稿した写真の撮影位置を特定し、日本地図上に表示する機能”と”AIを活用した画像識別機能”を掛け合わせることで、ライチョウの目撃情報を日本地図上に見える化。中央アルプスを訪れる登山者に広く協力を呼びかけることで、従来の自治体による専任チームの人力だけでは限界があった高山帯での調査・保全活動の課題にビッグデータで応える仕組みです。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11352/234/11352-234-0f949e56dbb6d397a4afbbfcb641f112-1540x499.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
投稿された情報をもとに、調査員が現場に赴き、ライチョウの状況確認・保護活動を実施。ストックされたデータは、季節別の目撃例分布状況の把握や生息域の経年変化を導き出す資料としても活用する。

ライチョウは2012年に、環境省のレッドリストで絶滅の危険が増えている「絶滅危惧II類」から、絶滅の恐れの高い「絶滅危惧IB類」に格上げされ、現在も、生存が危ぶまれている高山帯特有の生物種です。

中央アルプスでは、個体群が絶滅したと考えられていましたが、2018年にメス個体1羽が確認され、以来さまざまな保護活動が展開されています。これまでライチョウが確認されていなかった地域での目撃情報は、個体数の増加に伴う分布の拡大が予想されており、非常に貴重で有益なデータとなっています。

参考記事
◯ 登山者の「スマホ投稿」で「ライチョウ」絶滅回避へ(2022年6月2日 発表)
URL:https://corporate.yamap.co.jp/news/2022-06-02
◯ 株式会社ヤマップと環境省との協定の締結及び取組開始について(環境省、2022年5月24日発表)
URL:https://www.env.go.jp/press/111103.html
◯ 絶滅危惧「ライチョウ」の生息域調査、写真投稿で容易に (2023年6月5日 発表)
URL:https://corporate.yamap.co.jp/news/r4-oYaQu
◯ レッドリストのカテゴリー(ランク)
URL:https://www.env.go.jp/nature/kisho/hozen/redlist/rank.htm

YAMAPについて
電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大級の登山・アウトドアプラットフォームです。(2024年10月 登山アプリ利用者数調査 [App Ape調べ])
2024年9月に累計460万ダウンロードを突破。
URL:https://yamap.com/

株式会社ヤマップ 会社概要
会社名 株式会社ヤマップ
本社所在地 福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F
資本金(資本準備金含む) 1億円
事業概要
1. 登山・アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運営
2. 登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営
3. 日常もアウトドアも補償「YAMAPアウトドア保険」の販売
4. これからの登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営
5. ガイドと登山者をつなぐ山旅のプラットフォーム「YAMAP TRAVEL」の運営
6. 自然特化型のふるさと納税ポータルサイト「YAMAPふるさと納税」の運営
7. 山・自然を活用したコンテンツ開発・コンサルティング・プロモーション 等
URL:https://corporate.yamap.co.jp/

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