ファーウェイ、新世代のインテリジェントなクラウドハードウェアプラットフォーム「Atlas」を発表
PR TIMES / 2017年9月12日 18時42分
インフラストラクチャのリソースプール革命を主導するトレンドを確立
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は『HUAWEI CONNECT 2017』(9月5~7日、中国・上海)において、新世代のインテリジェントなクラウドハードウェアプラットフォーム「Atlas」を発表しました。Atlasはパブリッククラウド、AI、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)などのシナリオに対応し、ヘテロジニアスリソースプーリングやインテリジェントオーケストレーションなどの主要技術のメリットを活用して、新たなレベルのハードウェアリソース利用とサービス需要へのより柔軟な対応を実現します。Atlasプラットフォームはファーウェイのバウンドレスコンピューティング戦略の成果であり、これによりファーウェイはインフラストラクチャのリソースプール革命を主導する上で優位に立つことになります。
AI研究とアプリケーションの進歩により、AIとクラウドコンピューティング技術はセーフシティやスマート製造への活用から自動運転までさまざまな領域に広がり続け、人々の日常生活に不可欠なものになりつつあります。こうしたなか、真のインテリジェンスに求められるのは、莫大な数のシステムが、完全につながった世界で発生する大量のデータをリアルタイムに処理できるようにすることです。例えば、10万台のカメラが設置された都市では、年間1,000億件のナンバープレートと1兆の顔認識の記録が生成されることになります。これほどの規模のデータの処理、照会、分析に必要な能力を従来のコンピューティングシステムで提供することは、きわめて難しい課題です。
[画像: https://prtimes.jp/i/7389/236/resize/d7389-236-822556-0.jpg ]
パブリッククラウド、AI、HPCシナリオ向けにファーウェイが発表したAtlasプラットフォームは、AI時代のデータ処理の課題に対処します。Atlasプラットフォームは、ファーウェイのFusionServer Gシリーズのヘテロジニアスサーバーをベースとしています。FusionServer Gシリーズは、ヘテロジニアスリソースプーリングとインテリジェントオーケストレーションなどの技術を活用して、GPU、HDD、SSDなどのリソースをプールし、特定のサービスモデルのニーズに最適な形で対応できるハードウェアリソースをオンデマンドにプロビジョニングします。
Atlasは、50%以上のリソース利用効率を実現し、従来のx86アーキテクチャよりパフォーマンスを10倍以上向上できることに加え、お客様のハードウェアのデバイスタイプを削減できます。さらに、Atlasは異なるリソース構成率で論理サーバーのプロビジョニングが可能で、数秒以内でサーバーを展開できるため、サービスの展開サイクルを大幅に短縮すると同時に、お客様はサービスの変更により柔軟に対応できるようになります。
ファーウェイ ITサーバープロダクトライン プレジデントである邱隆(チウ・ロン)は次のように述べています。「AI時代が近づいている中、従来型のハードウェアではAIやクラウド技術の開発要件を満たせなくなっています。新世代のインテリジェントなクラウドハードウェアプラットフォームと位置付けられるファーウェイのAtlasは、ヘテロジニアスリソースプーリングとインテリジェントオーケストレーションの技術をいちはやく活用し、ハードウェアリソースの利用効率と性能をこれまでにない高いレベルに引き上げます。Atlasはファーウェイのバウンドレスコンピューティング戦略の成果でもあります。ファーウェイは継続的なイノベーションを通じてコンピューティングをシンプルにするという考え方を基本理念としており、安定性、信頼性、性能の優れたサーバーを構築するというお客様の要求を常に念頭に置いています。そして、お客様が課題により適切に対処し、AIとクラウドの時代で変革を成功できるよう支援しています」
ファーウェイは、より”つながった”世界を構築する上での重要なステップとしてバウンドレスコンピューティングを戦略化しています。コンピューティングにおけるイノベーションを提唱するバウンドレスコンピューティング戦略では、革新的なチップ、ヘテロジニアスコンピューティング、エッジコンピューティングを活用し、CPU、サーバー、データセンターに限定されていた従来のコンピューティングの枠組みを広げます。『HUAWEI CONNECT 2017』において、ファーウェイは、GPUやFPGAクラウドサービスなど、Atlasハードウェアプラットフォームに基づいたまったく新しいクラウドサービスの数々を発表しました。これらのサービスは、クラウドの力でAIアプリケーションを促進し、お客様がより簡単かつ迅速にヘテロジニアスコンピューティングサービスを利用できるようにするものです。
ファーウェイのサーバーとIT製品ライン全体が世界で主流のIT製品になりつつあります。ファーウェイは、業界をリードするパフォーマンスに加え、シンプルかつ効率的なITインフラを実現し、企業によるデジタル変革の実現を支援します。現在までに、フォーチュングローバル500にランクインする企業のうち197社、上位100社のうち45社がデジタル変革のパートナーとしてファーウェイを選んでいます。
9月5~7日、上海新国際博覧センターで開催された『HUAWEI CONNECT 2017』は、世界のICT業界向けのファーウェイ最大規模のイベントです。詳細は、HC 2017 特設サイト(英語、http://www.huawei.com/en/events/huaweiconnect2017/)をご覧ください。
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