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ノーベル化学賞受賞者・吉野彰、出版界に『ロウソクの科学』ブームを起こすきっかけを作った著者がその魅力を語りつくす。『別冊NHK100分de名著 読書の学校 吉野彰 ロウソクの科学』、10月12日発売!

PR TIMES / 2020年10月12日 15時15分

東工大附属科学技術高校で行った特別授業をもとに、加筆して再構成。吉野版「ロウソクの科学」を試み、生徒に一つの問題を提起する。科学・工学の道を志す若者たちへ、大先輩からのメッセージがこもった一冊。

150年以上前にイギリスで出版され、世界各国で版を重ねる『ロウソクの科学』。吉野氏は、ノーベル賞の記念講演「ノーベル・レクチャー」の冒頭でも、この本について触れ、自身を自然科学の道に進ませた本と紹介しています。世界を変えるような発明を成し遂げた吉野氏の原点とも言うべき本の魅力に迫ります。



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 世界的ロングセラー『ロウソクの科学』は、イギリスでの出版から時を経て今なお、その人気は衰えていません。著者は、マイケル・ファラデー。彼の生きている時代にノーベル賞があったなら、都合6回は受賞していただろうと言われるほどの19世紀を代表する化学者・物理学者です。最先端の研究を生涯続けただけでなく、科学を一般の人たち、とくに子どもたちに広く理解してもらうことに尽力した人物でもあります。『ロウソクの科学』は、そんなファラデーが科学のおもしろさを知ってもらおうと行った、クリスマス・レクチャーをまとめた講演録です。子どもたちに向けたものだったために、難しい言葉は一切使っておらず、ロウソクの燃焼から始めて様々な実験を見せながら、自然科学の基礎の基礎を解説しました。

 吉野彰氏が『ロウソクの科学』に出合ったのは、小学校4年生の時。「子どもに対して科学のおもしろさを伝えようとしたファラデーの思惑は、私に対しては見事に成功したわけだ」と本書『読書の学校』で語っています。本書では、吉野氏が『ロウソクの科学』のどこに惹かれたのか、そこからどんなことを学んだのか、またそこに書かれた科学的思考とはどのようなものだったのかをつまびらかにしていきます。さらにはノーベル賞の対象となったリチウムイオン電池開発の道のりと、今後、世界を変える発明があるとしたらどのようなものかを予測します。

 ファラデーが『ロウソクの科学』で多くの子どもたちにメッセージを送ったように、吉野氏も若者たちの未来にエールを送ります。
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■目次
第1講『ロウソクの科学』の魅力
マイケル・ファラデーという人/なぜ『ロウソクの科学』なのか/『ロウソクの科学』が書かれた時代/子どもの私が感じた「面白さ」

第2講 現代版「ロウソクの科学」~科学的思考法とはどのようなものか
ロウソクはなぜ燃えるのか/ロウソクが燃えるときに起きていること/常識にとらわれない発想とは/私たちが知らない燃え方をするとき/無重力での驚くべき炎の姿/常識から外れるには

第3講 世界を変える発明~リチウムイオン電池開発から考える
リチウムイオン電池とは/ノーベル賞受賞の対象になった研究/きっかけは「電気を通すプラスチック」/電池の開発を始める/ユーザーから受けたダメ出し/ついに新型電池の基本構成ができる/リチウムイオン電池が完成した瞬間/図抜けて良い特性

第4講 未来の発明のために
社会を変えたリチウムイオン電池/モバイルIT社会へ/やってきた「第二の波」/「実現できないこと」も実現する/新しい時代の自動車が目指すもの/リチウムイオン電池が描く未来社会/若い人たちに望むこと


吉野 彰(よしの・あきら)
1948年生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了、大阪大学大学院工学研究科博士(工学)取得。1972年、旭化成工業(株)(現・旭化成)に入社後、技術畑を歩み、ガラス接着性フィルム、リチウムイオン電池などの研究開発に携わる。2017年7月、名城大学大学院理工学研究科教授、10月、旭化成(株)名誉フェローに就任。2004年、リチウムイオン二次電池開発の功績により紫綬褒章、2014年、全米技術アカデミーのチャールズ・スターク・ドレイパー賞、2019年、ノーベル化学賞受賞。同年、文化勲章を受章。

[画像4: https://prtimes.jp/i/18219/237/resize/d18219-237-874542-3.jpg ]



■商品情報
出版社:NHK出版
発売日:2020年10月12日
定価:880円(本体800円)
判型:A5判
ページ数:128ページ
ISBN:978-4-14-407259-8
URL:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064072592020.html

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